平塚競輪場でのKEIRINグランプリシリーズ開催は、実に10回目。そして、この競輪場へ行こう!連載もいつのまにやら27回目。でも、実はホソダ以外に競輪場に足を運んだことのある編集部員はイソベだけ。これはイカン!ということで急遽ホソダのサポートとして登板することとなったヤスオカが人生初の競輪場へ。12月29日(月)、ガールズグランプリ当日の場内の模様をお伝えしよう。

KEIRINグランプリ2日目を迎えた平塚競輪場 photo:Naoki Yasuoka
や、正直ビビってたんです。
中高生時代の学校最寄り駅が奈良競輪場の最寄りでもあって、競輪開催日にはそれはもう紫煙くゆらせスポーツ新聞握りしめヨレヨレのジャンパーに身を包んだオジサン達が電車から大量に降りてきたもの。そんな私にとって競輪=福本伸行の漫画に出てきそうなあのオジサンたち、だったのです。

快晴に恵まれた平塚競輪場 photo:Naoki Yasuoka

親子で観戦している方も。家族連れが思ったより多くてビックリ。 photo:Naoki Yasuoka
しかし、今年のKEIRINグランプリの開催地となった平塚競輪場の雰囲気は、お祭りそのもの。記憶の中のオジサンたちが居ないわけではないのだけれど、それ以上に若者たち、そして子どもたちの姿が目立つ。入ってすぐには大きめの遊具があって、更に奥の方にはふわふわバルーンのおっきな滑り台やトランポリン。順番待ちの子どもの列を見ていると、ここが競輪場だと忘れそうになってしまう。
他にも、VRでの競輪体験ゲームだとか、ワットバイクを使ったバーチャルバンクチャレンジだとか、親子で楽しめそうな色んな企画が目白押し。ステージではひっきりなしにトークショーやライブイベントが開かれていて、人だかりが絶えることもない。年末に楽しい一日を過ごすためのイベントとして、KEIRINグランプリは自然に馴染んでいることに驚かされた(だから、この記事を見てちょっとでも「へぇ〜!」と思った方は是非足を運んでみてほしい。特に特別競輪のサイドイベントは充実しているので!)。

子どもたちが楽しめるバルーン遊具ブースも photo:Naoki Yasuoka 
VRで競輪体験ができるゲームも登場 photo:Naoki Yasuoka

競輪選手に挑戦できる「ふとももライド」。関西万博にも登場した人気アトラクションがやってきた photo:Naoki Yasuoka 
巨大なガチャポンが登場。ユニフォームやパーカーなど豪華景品が当たるんだとか photo:Naoki Yasuoka

ステージでは豪華なゲストのトークショーがひっきりなしに行われ、多くの人を集めていた photo:Naoki Yasuoka 
応援ハリセンを配布中!ランダムなので推し選手をもらえるかは運次第 photo:Naoki Yasuoka

パールイズミブースではKEIRINグランプリTシャツを販売中 photo:Naoki Yasuoka 
ガールズグランプリ出場者のパネルがずらり photo:Naoki Yasuoka
今の競輪場って子どもが楽しめるんだ、というのはこの連載を読んでいて知ってはいたけれど、実際に目にしてみるとまた別のインパクトがある。令和のクリーンさに打ちのめされつつ、ホソダさんと合流。「私たちの平成って醜かったんですね……」とうわ言を呟く私を意に介さず、「なんかよくわかんないけど、とりあえずご飯食べればいいよ」ということで、流れるように今回の競輪グルメへ。

人気のスポーツバー、HUBが競輪場に! photo:Naoki Yasuoka
競輪グルメって、アレでしょ。やけに安いけど美味しくてボリュームのあるモツ煮とか、そういうやつでしょ。良いですね、平成、いや昭和感ありますね!!と、ワクワクしながら着いていった先に登場したのはなんと、サイクリストお馴染みのスポーツバーであるHUB。想像よりも全然オシャ、これが令和の競輪場なのだ。
メニューにあるのは競輪選手のユニフォームカラーをモチーフにした色とりどりのスペシャルドリンク。ホソダさんと合わせて2杯、そしてソーセージ盛り合わせ(800円)を注文し、テーブルにつくとそこにはガールズGPに出走する坂口楓華さんのプレートが。坂口さんのイメージカラーとぴったりなグリーンハイボールを頼んだホソダさんは「今日は坂口さんかも?(ランダム配布の応援ハリセンも坂口さんだったんですよ!:ホソダ談)」と運命を感じているが、私はそれよりソーセージ盛り合わせが気になっている。

グリーンハイボールを頼んだホソダさんは坂口楓華さんに運命を感じた模様。倍プッシュだ! photo:Naoki Yasuoka
いや、多いのよ、量が。なんというか、こういうイベントのフードって高いけどショボイ(失礼)ことが多いじゃないですか。800円ならソーセージ3つくらいかなとタカをくくっていたが、ところがどっこい倍以上はある。大人2人でシェアして朝ごはんには十分なボリューム、しかも味の方も本格的。スタンダードなのだけじゃなく、スパイシーなのもあればハーブが効いたのもあり、満足度高し。
ピリ辛ソーセージで乾いた喉を潤そうとドリンクに口を付けた瞬間、咽る私。いやこれ、ノンアルじゃないわ……。そう、メニュー表の見方を間違っていた私たちはカクテルをモクテルだと思い込んで注文していたのだ。ただ今回は電車での取材なのでギリギリセーフ。とは言え我らはお仕事中。1口目の後は誘惑に耐え、ソーセージのみ堪能してその場を退散。皆さんも注文時にはしっかり確認しましょう(笑)
場内をたっぷり楽しんだヤスオカのレポートの後は、ヤング&ガールズGPのレースレポートと行こう。12月28日(日)は中石湊(北海道)が、29日は佐藤水菜(神奈川)が各グランプリを席巻。日本ナショナルチーム所属の2人が制したレース詳報をお伝えする。

バンクに並ぶヤンググランプリ出場選手達 photo: Yuichiro Hosoda
3番車にはナショナルチームでも走る中石湊(北海道)。北日本から唯一の参戦で単騎、平塚は初出場。九州の2人も、同じ福岡所属ながら単騎を選択。「自分自身、悔いの残らない結果を残すため」と5番車・阿部英斗(福岡)。8番車に入った梶原海斗(福岡)は、コーンロウに髪型をチェンジ。1週間前の松阪FIで優勝し、調子の良さを伺わせる。6番車の栗山和樹(岐阜)は2月にS級特昇後、3月に落車で骨折も、その後FI優勝やGI出場も出来て充実した1年だったと話す。
最多3名の関東勢は9番車の森田一郎(埼玉)が前を主張。デビュー戦を完全優勝で決めたバンクでヤングGP制覇を目指す。前橋工業高校時代に全日本ロード男子U17で優勝している2番車・篠田幸希(群馬)がその番手に付き、4番車・松崎広太(茨城)が3番手に回った。松崎は12月13日の伊東温泉GIIIで落車し、鎖骨を折って出場が危ぶまれるも復帰、なんとか間に合わせた。
人生初の競輪場、そのホスピタリティは予想以上

や、正直ビビってたんです。
中高生時代の学校最寄り駅が奈良競輪場の最寄りでもあって、競輪開催日にはそれはもう紫煙くゆらせスポーツ新聞握りしめヨレヨレのジャンパーに身を包んだオジサン達が電車から大量に降りてきたもの。そんな私にとって競輪=福本伸行の漫画に出てきそうなあのオジサンたち、だったのです。


しかし、今年のKEIRINグランプリの開催地となった平塚競輪場の雰囲気は、お祭りそのもの。記憶の中のオジサンたちが居ないわけではないのだけれど、それ以上に若者たち、そして子どもたちの姿が目立つ。入ってすぐには大きめの遊具があって、更に奥の方にはふわふわバルーンのおっきな滑り台やトランポリン。順番待ちの子どもの列を見ていると、ここが競輪場だと忘れそうになってしまう。
他にも、VRでの競輪体験ゲームだとか、ワットバイクを使ったバーチャルバンクチャレンジだとか、親子で楽しめそうな色んな企画が目白押し。ステージではひっきりなしにトークショーやライブイベントが開かれていて、人だかりが絶えることもない。年末に楽しい一日を過ごすためのイベントとして、KEIRINグランプリは自然に馴染んでいることに驚かされた(だから、この記事を見てちょっとでも「へぇ〜!」と思った方は是非足を運んでみてほしい。特に特別競輪のサイドイベントは充実しているので!)。








今の競輪場って子どもが楽しめるんだ、というのはこの連載を読んでいて知ってはいたけれど、実際に目にしてみるとまた別のインパクトがある。令和のクリーンさに打ちのめされつつ、ホソダさんと合流。「私たちの平成って醜かったんですね……」とうわ言を呟く私を意に介さず、「なんかよくわかんないけど、とりあえずご飯食べればいいよ」ということで、流れるように今回の競輪グルメへ。
KEIRINグランプリ限定のスペシャルドリンクがあるんですって!?

競輪グルメって、アレでしょ。やけに安いけど美味しくてボリュームのあるモツ煮とか、そういうやつでしょ。良いですね、平成、いや昭和感ありますね!!と、ワクワクしながら着いていった先に登場したのはなんと、サイクリストお馴染みのスポーツバーであるHUB。想像よりも全然オシャ、これが令和の競輪場なのだ。
メニューにあるのは競輪選手のユニフォームカラーをモチーフにした色とりどりのスペシャルドリンク。ホソダさんと合わせて2杯、そしてソーセージ盛り合わせ(800円)を注文し、テーブルにつくとそこにはガールズGPに出走する坂口楓華さんのプレートが。坂口さんのイメージカラーとぴったりなグリーンハイボールを頼んだホソダさんは「今日は坂口さんかも?(ランダム配布の応援ハリセンも坂口さんだったんですよ!:ホソダ談)」と運命を感じているが、私はそれよりソーセージ盛り合わせが気になっている。

いや、多いのよ、量が。なんというか、こういうイベントのフードって高いけどショボイ(失礼)ことが多いじゃないですか。800円ならソーセージ3つくらいかなとタカをくくっていたが、ところがどっこい倍以上はある。大人2人でシェアして朝ごはんには十分なボリューム、しかも味の方も本格的。スタンダードなのだけじゃなく、スパイシーなのもあればハーブが効いたのもあり、満足度高し。
ピリ辛ソーセージで乾いた喉を潤そうとドリンクに口を付けた瞬間、咽る私。いやこれ、ノンアルじゃないわ……。そう、メニュー表の見方を間違っていた私たちはカクテルをモクテルだと思い込んで注文していたのだ。ただ今回は電車での取材なのでギリギリセーフ。とは言え我らはお仕事中。1口目の後は誘惑に耐え、ソーセージのみ堪能してその場を退散。皆さんも注文時にはしっかり確認しましょう(笑)
場内をたっぷり楽しんだヤスオカのレポートの後は、ヤング&ガールズGPのレースレポートと行こう。12月28日(日)は中石湊(北海道)が、29日は佐藤水菜(神奈川)が各グランプリを席巻。日本ナショナルチーム所属の2人が制したレース詳報をお伝えする。
中石湊が豪快捲りで優勝 ヤンググランプリ[GII]
当シリーズ初日のラストを飾るヤンググランプリ。将来の有望株が揃った当レースは、関東3、広島2、他4車全て単騎の細切れ戦に。メンバー中唯一、7月の小松島でGIII(阿波おどり杯争覇戦)を制している西田優大(広島)が1番車に入った。GIにも2度出場した西田の後ろに付くのは、同郷の7番車・黒瀬浩太郎(広島)。直前の広島ピースカップGIIIでは結果が伴わず落ち込んだそうだが「ここはここ」と気持ちを入れ直して臨む。
3番車にはナショナルチームでも走る中石湊(北海道)。北日本から唯一の参戦で単騎、平塚は初出場。九州の2人も、同じ福岡所属ながら単騎を選択。「自分自身、悔いの残らない結果を残すため」と5番車・阿部英斗(福岡)。8番車に入った梶原海斗(福岡)は、コーンロウに髪型をチェンジ。1週間前の松阪FIで優勝し、調子の良さを伺わせる。6番車の栗山和樹(岐阜)は2月にS級特昇後、3月に落車で骨折も、その後FI優勝やGI出場も出来て充実した1年だったと話す。
最多3名の関東勢は9番車の森田一郎(埼玉)が前を主張。デビュー戦を完全優勝で決めたバンクでヤングGP制覇を目指す。前橋工業高校時代に全日本ロード男子U17で優勝している2番車・篠田幸希(群馬)がその番手に付き、4番車・松崎広太(茨城)が3番手に回った。松崎は12月13日の伊東温泉GIIIで落車し、鎖骨を折って出場が危ぶまれるも復帰、なんとか間に合わせた。
ヤンググランプリ2025[GII]出走表
| 車番 | 選手名 | 期 | 級班 |
|---|---|---|---|
| 1 | 西田優大(広島) | 123期 | S2 |
| 2 | 篠田幸希(群馬) | 123期 | S2 |
| 3 | 中石湊(北海道) | 125期 | S2 |
| 4 | 松崎広太(茨城) | 123期 | S2 |
| 5 | 阿部英斗(福岡) | 125期 | S2 |
| 6 | 栗山和樹(岐阜) | 125期 | S2 |
| 7 | 黒瀬浩太郎(広島) | 123期 | S2 |
| 8 | 梶原海斗(福岡) | 123期 | S2 |
| 9 | 森田一郎(埼玉) | 125期 | S2 |
スタートを取ったのは外から勢いよく飛び出した森田。内の西田と篠田が並んでそれに続く。その後ろでは松崎と阿部も併走。3コーナー過ぎて、西田が車を下げると森田の後ろに篠田と松崎が収まり、関東勢が前受けの態勢に。その後ろ、内の西田と外の黒瀬が併走する形で1周目を終え、阿部、中石、栗山、梶原がそれに続く。
2周目、阿部が車間を空けて西田の後ろに黒瀬が入ると、1コーナー過ぎで西田と黒瀬の広島ラインも完成。後方単騎4名の並びはそのままとなり、全体の並びがここで決まる。

外から森田一郎(埼玉)がSを取りに行く photo: Yuichiro Hosoda

西田優大(広島)が車を下げ、関東3車が前に出揃う photo: Yuichiro Hosoda 
2周目の1コーナー過ぎ、並びが完全に決まる photo: Yuichiro Hosoda
第3周回に入って2センターから動いたのは、8番車の梶原。これを同じ福岡の阿部が追う。赤板周回に入ってこの福岡勢が前に出切ると、1コーナーから間髪入れずに仕掛けたのは西田。直後の黒瀬もマークを外さず着いて行き、バックストレッチで前を取った。
ジャンが鳴り出すと、一旦3番手に引いた梶原が再び仕掛ける。コーナーをクリアして最終周回へのホームストレッチ半ばで再び先頭に。関東2車を引き連れた森田は、この時点でも動けず、5番手のまま最終周回を迎える。

梶原海斗(福岡)が森田一郎(埼玉)の横へと迫り、赤板周回に入ると同時に先頭誘導員が退避していく photo: Yuichiro Hosoda

西田優大(広島)が、外から梶原海斗(福岡)に被せて前に進出 photo: Yuichiro Hosoda 
一旦引いた梶原海斗(福岡)が再び広島勢を捲っていく photo: Yuichiro Hosoda

梶原海斗(福岡)が先頭で最終周回へ photo: Yuichiro Hosoda 
8番手で最終の1コーナーへ入っていく中石湊(北海道) photo: Yuichiro Hosoda

梶原海斗(福岡)が先頭で最終バックへと突入。後方からは赤い3番車の中石湊(北海道)が一気の捲り photo: Yuichiro Hosoda
そして1センターから仕掛けたのは8番手に居た中石。「緩んだところで、周りに関係なく一気に踏もうと思っていた」とエンジン点火。4番手の阿部も踏み、中石からやや遅れて最後方の栗山も上がっていく。しかし中石は周りの動きをものともせず、脚色一杯になった西田をかわして一時先頭に出た阿部をも捲り、直線に向いた時点で先頭に立つ。
ここで森田がようやく2番手に上がるも時すでに遅し。中石湊がフィニッシュラインまで勢いを維持し、ヤンググランプリの優勝を掴み取った。
ゴール後すぐに右手でガッツポーズを作り、勝利を喜んだ中石。「すごい応援の中、こんな緊張感のあった大会に出れたのは初めてだったので、1着を取れて嬉しい。いい経験になった」と表彰式で語り、来年に向けては「今年学んだことをしっかりとやって、ミスをしないいいレースを心がけていきたい」と抱負も。ナショナルチームでの活躍を誓うとともに、競輪のグレードレースでも期待に応える走りを目指す。

直線向いて中石湊(北海道)が前にいた7車全てを捲り切って先頭に立つ photo: Yuichiro Hosoda 
追い上げた森田一郎(埼玉)に1/2車身差を付け、中石湊(北海道)がヤンググランプリ制覇 photo: Yuichiro Hosoda

フィニッシュ直後、勝利した中石湊(北海道)が拳を突き上げる photo: Yuichiro Hosoda

平塚競輪場アンバサダーの篠崎愛さんに花束を贈られ、共に写真に収まる中石湊(北海道) photo: Yuichiro Hosoda 
中石湊(北海道)が賞金ボードを掲げる photo: Yuichiro Hosoda

北日本の選手達に胴上げされる中石湊(北海道) photo: Yuichiro Hosoda
2周目、阿部が車間を空けて西田の後ろに黒瀬が入ると、1コーナー過ぎで西田と黒瀬の広島ラインも完成。後方単騎4名の並びはそのままとなり、全体の並びがここで決まる。



第3周回に入って2センターから動いたのは、8番車の梶原。これを同じ福岡の阿部が追う。赤板周回に入ってこの福岡勢が前に出切ると、1コーナーから間髪入れずに仕掛けたのは西田。直後の黒瀬もマークを外さず着いて行き、バックストレッチで前を取った。
ジャンが鳴り出すと、一旦3番手に引いた梶原が再び仕掛ける。コーナーをクリアして最終周回へのホームストレッチ半ばで再び先頭に。関東2車を引き連れた森田は、この時点でも動けず、5番手のまま最終周回を迎える。






そして1センターから仕掛けたのは8番手に居た中石。「緩んだところで、周りに関係なく一気に踏もうと思っていた」とエンジン点火。4番手の阿部も踏み、中石からやや遅れて最後方の栗山も上がっていく。しかし中石は周りの動きをものともせず、脚色一杯になった西田をかわして一時先頭に出た阿部をも捲り、直線に向いた時点で先頭に立つ。
ここで森田がようやく2番手に上がるも時すでに遅し。中石湊がフィニッシュラインまで勢いを維持し、ヤンググランプリの優勝を掴み取った。
ゴール後すぐに右手でガッツポーズを作り、勝利を喜んだ中石。「すごい応援の中、こんな緊張感のあった大会に出れたのは初めてだったので、1着を取れて嬉しい。いい経験になった」と表彰式で語り、来年に向けては「今年学んだことをしっかりとやって、ミスをしないいいレースを心がけていきたい」と抱負も。ナショナルチームでの活躍を誓うとともに、競輪のグレードレースでも期待に応える走りを目指す。






ヤンググランプリ2025[GII]結果
| 着 | 車番 | 選手名 | 級班 | 着差 | 上りタイム |
|---|---|---|---|---|---|
| 1着 | 3 | 中石湊(北海道) | S2 | 11.0秒 | |
| 2着 | 9 | 森田一郎(埼玉) | S2 | 1/2車身 | 11.1秒 |
| 3着 | 6 | 栗山和樹(岐阜) | S2 | 3/4車身 | 11.0秒 |
| 4着 | 5 | 阿部英斗(福岡) | S2 | 3/4車輪 | 11.4秒 |
| 5着 | 7 | 黒瀬浩太郎(広島) | S2 | 1/2車輪 | 11.4秒 |
| 6着 | 2 | 篠田幸希(群馬) | S2 | 1/2車輪 | 11.2秒 |
| 7着 | 4 | 松崎広太(茨城) | S2 | 1車身 | 11.2秒 |
| 8着 | 1 | 西田優大(広島) | S2 | 3車身 | 11.9秒 |
| 9着 | 8 | 梶原海斗(福岡) | S2 | 8車身 | 12.7秒 |
佐藤水菜が年間グランプリスラム達成 ガールズグランプリ[GP]
シリーズ2日目の29日(月)は、女子選手の頂点を決めるガールズグランプリ。1番車は、今年のガールズGIを総ナメした佐藤水菜(神奈川)。ここを制すれば年間グランプリスラムを達成することとなる。2番車はその佐藤に今年唯一、オールガールズクラシックの準決勝で土を付けた児玉碧衣(福岡)。ガールズGP出場は10回を数え、優勝も3度。直前にバイクをブリヂストンTR9からTS9へと乗り換え、現女王に挑む。
GI優勝はなくも「去年より成長出来ている。今年一番いい自分を見せたい」と話す久米詩が3番車。佐藤の対抗馬として最も有力視されたのは、4番車の梅川風子(東京)。競輪祭女子王座戦は最速の上がりタイムで佐藤を追い込み2着。逆転なるか注目された。5番車の尾崎睦は「ホームバンクで優勝出来るのは私だけ。平塚のお客さんを沸かせられるように」と意気込んだ。
競輪祭女子王座戦での落車の影響により、3週間の休養を余儀なくされた坂口楓華は6番車。苦しい1年も、メンタル面で成長したと話した。高知から山口へと所属を移して充実の1年を過ごせたと言う山原さくらは、6度目のGP出場権を得て7番車に収まった。
ガールズグランプリ[GI]出走表
| 車番 | 選手名 | 期 | 級班 |
|---|---|---|---|
| 1 | 佐藤水菜(神奈川) | 114期 | L1 |
| 2 | 児玉碧衣(福岡) | 108期 | L1 |
| 3 | 久米詩(静岡) | 116期 | L1 |
| 4 | 梅川風子(東京) | 112期 | L1 |
| 5 | 尾崎睦(神奈川) | 108期 | L1 |
| 6 | 坂口楓華(愛知) | 112期 | L1 |
| 7 | 山原さくら(山口) | 104期 | L1 |
各選手がしばし集中した後、号砲と共にレースがスタート。地元の尾崎がSを取りに行き、久米と梅川が追う。尾崎の後ろは1コーナーで前に出た梅川が取り、久米が3番手、4番手には佐藤が着いた。佐藤のやや手前で久米の後ろを狙っていたように見えた児玉は、佐藤が譲らぬと見て、バックストレッチで最後尾まで位置を下げていった。こうして⑤尾崎、③久米、④梅川、①佐藤、⑥坂口、⑦山原、②児玉の順で並びが決まり、2周目へと入った。

スタート直後、尾崎睦(神奈川)が素早く飛び出して前を取る photo: Yuichiro Hosoda

佐藤水菜(神奈川)は、中段の位置取り photo: Yuichiro Hosoda 
1周目で並びが決まる photo: Yuichiro Hosoda
この並びのまま先頭誘導員がペースをコントロールしながら次の赤板周回を迎え、先頭尾崎との間を梅川が開ける。佐藤も久米との車間を空けつつ後ろを警戒。その中で、1センターから仕掛けたのは7番手の児玉で、バックストレッチ入口までに佐藤の前に出た。前方では梅川が尾崎をかわして前へ。
まだペースが上がりきらない中、児玉の後ろから上がっていった山原が、そのままジャンとともに踏み込んで前へ出る。この山原に動きに反応した児玉が4コーナーで山原を再び抜くも、外から猛然と踏み込んできたのは佐藤水菜。ホームストレッチで先頭に立ち、児玉、坂口、尾崎、久米と続く。山原はここで後退し、梅川にもかわされ最後尾に。

1センターから児玉碧衣(福岡)が最後方から仕掛けだす photo: Yuichiro Hosoda

尾崎睦(神奈川)と梅川風子(東京)が後ろを振り返りながら併走。後方から児玉碧衣(福岡)が中段に迫る photo: Yuichiro Hosoda 
3コーナー手前、山原さくら(山口)が先頭まで捲り上げてくる。児玉碧衣(福岡)がそれに続く photo: Yuichiro Hosoda

最終ホームに入り、佐藤水菜(神奈川)が先頭に躍り出る photo: Yuichiro Hosoda
前を行く佐藤の後方で動いたのは尾崎。2コーナーからスピードを上げて捲りを打ち、児玉の横まで番手を上げる。外からは梅川も上がって尾崎の直後に迫るも、ここから伸びを欠いてジリジリと後退。最終ストレートに入っても佐藤の勢いは衰えず、児玉も脚を使い切ると、2番手は尾崎1人に。この尾崎の追撃も叶うことなく、佐藤は最後の1周を先頭で逃げ切って優勝。年間グランプリスラムを達成した。
夏の女子オールスター競輪で通算でのグランドスラム、秋には世界選手権女子ケイリン2連覇、競輪祭女子王座戦で年間グランドスラム、冬のガールズGPで年間グランプリスラム達成と、今年競技と競輪の両方で頂点を極めた佐藤。レース中は「懸命に踏み込んでほとんど覚えていない」と話し、記者に展開を逆質問するほどの集中ぶりを見せた。

尾崎睦(神奈川)が1センターを過ぎて捲りを放つ photo: Yuichiro Hosoda

最後の直線も勢いそのままの佐藤水菜(神奈川)。2番手は児玉碧衣(福岡)が後退し、尾崎睦(神奈川)が単独で追う photo: Yuichiro Hosoda 
佐藤水菜(神奈川)が他の追随を許さずフィニッシュ、ガールズグランプリを制した photo: Yuichiro Hosoda

優勝を確信し、佐藤水菜(神奈川)がガッツポーズを繰り出す photo: Yuichiro Hosoda
表彰式ではインタビュワーを務めた滝澤正光さんの質問に応じ「昨日の自分より強い自分を、と目標を立ててやっていたが、今年は予想を遥かに上回る凄い成績を収めてしまった。このプレッシャーにどう耐えようかと今日から悩む日々になると思うんですけど、沢山の方が応援してくださるおかげで挫けずに前を向いていられるので、来年も今年の自分を超えられるように頑張りたい」と、前向きなコメントを寄せた。

日本競輪学校(現:日本競輪選手養成所)在籍時の校長、滝澤正光さんとリラックスした表情で話す佐藤水菜(神奈川) photo: Yuichiro Hosoda 
賞金ボードを手にする佐藤水菜(神奈川) photo: Yuichiro Hosoda

佐藤水菜(神奈川)が敢闘門前で歓喜のジャンプ! photo: Yuichiro Hosoda



この並びのまま先頭誘導員がペースをコントロールしながら次の赤板周回を迎え、先頭尾崎との間を梅川が開ける。佐藤も久米との車間を空けつつ後ろを警戒。その中で、1センターから仕掛けたのは7番手の児玉で、バックストレッチ入口までに佐藤の前に出た。前方では梅川が尾崎をかわして前へ。
まだペースが上がりきらない中、児玉の後ろから上がっていった山原が、そのままジャンとともに踏み込んで前へ出る。この山原に動きに反応した児玉が4コーナーで山原を再び抜くも、外から猛然と踏み込んできたのは佐藤水菜。ホームストレッチで先頭に立ち、児玉、坂口、尾崎、久米と続く。山原はここで後退し、梅川にもかわされ最後尾に。




前を行く佐藤の後方で動いたのは尾崎。2コーナーからスピードを上げて捲りを打ち、児玉の横まで番手を上げる。外からは梅川も上がって尾崎の直後に迫るも、ここから伸びを欠いてジリジリと後退。最終ストレートに入っても佐藤の勢いは衰えず、児玉も脚を使い切ると、2番手は尾崎1人に。この尾崎の追撃も叶うことなく、佐藤は最後の1周を先頭で逃げ切って優勝。年間グランプリスラムを達成した。
夏の女子オールスター競輪で通算でのグランドスラム、秋には世界選手権女子ケイリン2連覇、競輪祭女子王座戦で年間グランドスラム、冬のガールズGPで年間グランプリスラム達成と、今年競技と競輪の両方で頂点を極めた佐藤。レース中は「懸命に踏み込んでほとんど覚えていない」と話し、記者に展開を逆質問するほどの集中ぶりを見せた。




表彰式ではインタビュワーを務めた滝澤正光さんの質問に応じ「昨日の自分より強い自分を、と目標を立ててやっていたが、今年は予想を遥かに上回る凄い成績を収めてしまった。このプレッシャーにどう耐えようかと今日から悩む日々になると思うんですけど、沢山の方が応援してくださるおかげで挫けずに前を向いていられるので、来年も今年の自分を超えられるように頑張りたい」と、前向きなコメントを寄せた。



ガールズグランプリ[GP]結果
| 着 | 車番 | 選手名 | 級班 | 着差 | 上りタイム |
|---|---|---|---|---|---|
| 1着 | 1 | 佐藤水菜(神奈川) | L1 | 12.2秒 | |
| 2着 | 5 | 尾崎睦(神奈川) | L1 | 3/4車身 | 12.2秒 |
| 3着 | 3 | 久米詩(静岡) | L1 | 1車身1/2 | 12.2秒 |
| 4着 | 4 | 梅川風子(東京) | L1 | 3/4車輪 | 12.3秒 |
| 5着 | 2 | 児玉碧衣(福岡) | L1 | 1/4車輪 | 12.4秒 |
| 6着 | 7 | 山原さくら(山口) | L1 | 1/2車身 | 12.1秒 |
| 7着 | 6 | 坂口楓華(愛知) | L1 | 1車身1/2 | 12.5秒 |
次回はいよいよ2025年最後の頂上決戦「KEIRINグランプリ」を特集。観客のボルテージも最高潮を迎えた当日の競輪場の様子も交えてお伝えする。
JKA協賛プレゼントキャンペーン第18弾
競輪カレンダー2026&優勝選手サイン入りクオカード
公益財団法人 JKA協賛によるプレゼントキャンペーン。今回はボリュームアップして、合計7名様にプレゼント!応募フォームにあるアンケートにお答えいただいた方の中から抽選で、男女総勢27名のトップ選手が彩る「競輪カレンダー2026」が2名様に、大会オリジナルクオカード1枚(500円分)が5名様に当たります。
クオカードは、ガールズグランプリ優勝の佐藤水菜選手(2枚)とKEIRINグランプリ優勝の郡司浩平選手(3枚)の直筆サイン入り。カレンダーかクオカードのいずれかを選び、ぜひご応募ください!



※クオカードは、どちらの選手のサインかは、お選び頂けません。
※カレンダーには、選手のサインはありません。
※ご応募は、お一人様1回限りとさせていただきます。複数回ご応募された場合は、抽選対象から除外となりますので、ご注意ください。
※前回のヤング&ガールズグランプリ特集と今回は、同じキャンペーンとなります。重複応募にご注意ください。
※当選者の発表は、賞品の発送をもって代えさせていただきます。電話やメールでの当選結果のご質問にはお答えできませんので、ご了承ください。
※当サイトにおける個人情報の取り扱いについて、ご応募される前に下記のリンク先にある文章をお読みください。応募と同時に当方針に同意したものとみなされます。
→プライバシーポリシー
提供:公益財団法人 JKA text&photo: Naoki Yasuoka, Yuichiro Hosoda