オークォがカーボンスポークを採用したハイエンド・ロードホイールグレード"LTD CS"を発表した。ロードレース用エアロモデル"RA80"、"RA57"、グラベルまで対応できるハイパフォーマンスモデル" RP50"、" RP45"が一気にラインアップされている。



オークォ RA80 LTD CS (c)orbea

ロードホイールにカーボンスポーク採用のトレンドが来ている。各社が続々と新モデルを投入する中、オルベアが立ち上げたホイールブランドのオークォもカーボンスポークを搭載したロードレース用エアロモデル"RA80 LTD CS"、"RA57 LTD CS"、グラベルまで対応できるハイパフォーマンスモデル" RP50 LTD CS"、" RP45 LTD CS"を発表した。

RA80とRA57、 RP50は既に最高峰グレード"LTD"が展開され、 RP45はミドルグレードの"TEAM"シリーズとして用意されていたが、オークォはカーボンスポーク採用にあたってリムとハブを再設計。カーボンスポークの持つポテンシャルを最大限に引き出すホイールへと進化を遂げている。

オークォはカーボンスポーク採用に当たってハブとリムも再設計した (c)orbea

カーボンスポークのアドバンテージはもちろん軽量化。スポーク本数が24本から20本に減らされたこと、リムのカーボンレイアップ最適化、スポークホールの強化レイヤー数が減少したことと相まって全体の平均6%もの軽量化を達成している。

具体的にはRA80は1,626gから1,567gへ、RA57は1,460gから1,373gへ、RP50は1,421gから1,371gへとダイエット。ホイールシステムで軽量化を実現しているため、加速やヒルクライム時にカーボンスポークによるパフォーマンスが発揮されるだろう。

自社のテストラボにて厳しい試験を行っている (c)orbea

風洞実験も行い、エアロ性能も確認している (c)orbea

スポーク本数を減らすことができたのは、カーボンスポークの引っ張り強度がスチール製よりも高く、弾性が低い特性によるもの。この性質によってホイールのねじれ剛性が最大17%向上しており、ホイールに負荷がかかった際のたわみを抑え、鋭い加速性を確保している。

またオークォは設計段階で耐衝撃性、路面の穴、石、ジャンプによる影響をシミュレーションし、ストレスがかかる部分を補強。さらにスポークテンションがリムに及ぼす影響を解析し、全体の最適化を行ってる。さらに自社工場内のテストラボで業界基準を上回る試験内容でホイールの信頼性をチェック。さらにホイールのアッセンブリーも自社工場内で行われており、量より質を追求して組み立てを行うことで品質をコントロールしているという。

オークォ RA57 LTD CS (c)orbea

採用されるVONOA製カーボンスポークによるエアロ向上もポイントだ。RAシリーズには5.2mm幅、 RPシリーズには3.3mm幅のエアロブレードが搭載されており、従来モデルよりも最大2ワットの空気抵抗低減を実現させている。

オークォのオリジナルハブ"Q10"もカーボンスポーク向けに再設計された。スポーク本数の調整だけではなく、スポークとハブボディ、ニップルの位置関係を最適化することで、最大パワー出力時でも安定したテンションを維持。スプリントでもパワーがロスすることなくスピードに変換されるはずだ。

オークォ RP50 LTD CS (c)orbea

オークォ RP45 LTD CS (c)orbea

Q10ハブはユーロバイクのコンポーネント・オブ・ザ・イヤーにも選出されたハイクオリティモデル。強度、耐久性、軽量性を誇る7075 T6アルミを超精密な加工でハブボディを作り上げ、低摩擦セラミック処理、45Tラチェット構造、専用シール、専用グリスを採用することで、回転性能や反応性を高めていることが特徴だ。これをカーボンスポークやハイパフォーマンスリムと組み上げ、ライダーのパフォーマンスを最大化するホイールを実現した。

改めてカーボンスポークが採用されたモデルを整理しよう。RAシリーズはリム内幅が23mmに統一され、ロードレースやタイムトライアル/トライアスロンなど向けのタイヤにフィットするモデルだ。リムハイトはモデル名の通りRA80が80mm、RA57が57mmに設定されている。RPシリーズはグラベルタイヤにもフィットする内幅25mmのモデルだ。リムハイトは50mmと45mmの2種類で、近年ハイスピード化が進むグラベルレースに適応するハイスペックモデルとなっている。

ロットが今シーズン使用するRA57 LTD CS (c)orbea

対応フリーボディはシマノHGとスラムXDRが基本で展開されており、 RP50のみシマノ・マイクロスプラインが用意されている。価格は全モデル統一の前後セットが434,900円、前輪が188,400円、後輪が246,400円(税込)だ。カラーは12色展開。

ロットは既にカーボンスポークモデルを実戦投入し、その性能を確かめている (c)orbea



オークォ RA80 LTD CS
リムハイト:80mm
リム内幅:23mm
スポーク:Vonoa aero carbon 5,2mm
スポーク本数:F20/R20
重量:1,567g
税込価格:434,900円(前後セット)、188,400円(前輪)、246,400円(後輪)

オークォ RA57 LTD CS
リムハイト:57mm
リム内幅:23mm
スポーク:Vonoa aero carbon 5,2mm
スポーク本数:F20/R20
重量:1,373g
税込価格:434,900円(前後セット)、188,400円(前輪)、246,400円(後輪)

オークォ RP50 LTD CS
リムハイト:50mm
リム内幅:25mm
スポーク:Vonoa aero carbon 3,3mm
スポーク本数:F20/R20
重量:1,371g
税込価格:434,900円(前後セット)、188,400円(前輪)、246,400円(後輪)

オークォ RP45 LTD CS
リムハイト:45mm
リム内幅:21mm
スポーク:Vonoa aero carbon 3,3mm
スポーク本数:F20/R20
重量:1,223g
税込価格:434,900円(前後セット)、188,400円(前輪)、246,400円(後輪)


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