本気で遊びに取り組む気鋭のショップ トータルケアで充実のサイクリングライフを
クローバーバイシクルが位置するのは、大阪中心部から30分ほどの堺市西区、松林で有名な浜寺公園北側から徒歩すぐという、海風香る場所。大通り沿いに歩けば見えてくる、白とベージュ、ストアカラーであるグリーンをあしらった2階建ての大きな建物がそれだ。扉をくぐるとオーナーの柴谷さんと、奥様の絢子(あやこ)さんが迎えてくれた。
2014年の4月20日にトレック専門店としてオープンしたクローバーバイシクル。現在はその枠を飛び越えて、トレックを軸としつつもより多くの選択肢を提供するセレクトショップへと進化している。”開放感を感じてもらえるように”とデザインされた店内は、ほとんどの天井部分が吹き抜けになっていて、ウッディーな内装とあいまってとても居心地が良い。バイクに関しては絶対的な在庫数こそ多くないが、パーツ、ウェア、シューズ&ヘルメット、サプリメント、小物類のラインナップは非常に豊富で、大規模店と肩を並べるほど。どれも柴谷さんが目利きした選りすぐりのアイテムが、陳列棚の100%を占めている。
特徴的なポイントは、ロードバイクやクロスバイクはもちろん、MTB、そしてE-BIKEのラインナップが充実していることだろう。MTBはトレイルやエンデューロ系を中心に、バイクやホイール、各種パーツはもちろんシャツやパンツ、ガード類、バックパックにヘルメットなど山遊びに出かけるためのアイテム類が一通り、それもカッコイイものばかり揃っている。他にも試着室やカウンター、フィッティングスペースの用意など、「無いものは無い」といった充実の店舗構えだ。
「”クローバーで買いたい!”そういう気持ちを生み出せるようなお店造りをしたいんです」。そう語るのは店長の柴谷智則さん。とても気さくで話しやすい柴谷さんだが、お店のこだわりについて話が進むと、柔らかい眼光がふと鋭くなる。
2014年の4月20日にトレック専門店としてオープンしたクローバーバイシクル。現在はその枠を飛び越えて、トレックを軸としつつもより多くの選択肢を提供するセレクトショップへと進化している。”開放感を感じてもらえるように”とデザインされた店内は、ほとんどの天井部分が吹き抜けになっていて、ウッディーな内装とあいまってとても居心地が良い。バイクに関しては絶対的な在庫数こそ多くないが、パーツ、ウェア、シューズ&ヘルメット、サプリメント、小物類のラインナップは非常に豊富で、大規模店と肩を並べるほど。どれも柴谷さんが目利きした選りすぐりのアイテムが、陳列棚の100%を占めている。
特徴的なポイントは、ロードバイクやクロスバイクはもちろん、MTB、そしてE-BIKEのラインナップが充実していることだろう。MTBはトレイルやエンデューロ系を中心に、バイクやホイール、各種パーツはもちろんシャツやパンツ、ガード類、バックパックにヘルメットなど山遊びに出かけるためのアイテム類が一通り、それもカッコイイものばかり揃っている。他にも試着室やカウンター、フィッティングスペースの用意など、「無いものは無い」といった充実の店舗構えだ。
「”クローバーで買いたい!”そういう気持ちを生み出せるようなお店造りをしたいんです」。そう語るのは店長の柴谷智則さん。とても気さくで話しやすい柴谷さんだが、お店のこだわりについて話が進むと、柔らかい眼光がふと鋭くなる。
店長の柴谷さんは、もともとキャノンデールチームの選手として、MTBのクロスカントリーとダウンヒルを同時にトップクラスで走っていた経歴を持つ方。そう聞けばMTBのラインナップが豊富なことにも納得してしまう。選手を退いてからは5年間キャノンデール・ジャパンに勤め、99年にトレック・ジャパンへと転職。15年に渡ってテクニカルサポートやマーケティングという役職を担当し、独立を見据えてトレックの直営店にも勤務したという、いわば自転車業界を知り尽くした方である。
そんな柴谷さんだから、クローバーバイシクルでのバイク取り扱いはトレックを中心に据えている。「一番良いブランドは何かを考えた時、私にとってそれはトレックでした。トレックブランドの隅々まで知っているので、お客様のニーズにあった製品をお勧めできる強みもあるし、製品には自信を持ってお客様にお出しできるクオリティがある。デザインといい、開発のプロセスといい、機能美が破綻せず形になっているのは、業界随一の開発力があるからなんです。実際に開発現場を見てきたこともあるのでお勧めしやすいですね」と言う。
そんな強みをフルに活かすのがクローバーバイシクル流の「プロジェクトワン」。トレックのフルオーダーサービスとして知られるプロジェクトワンだが、後述するフィッティングのノウハウを活かすことで、より完成度・満足度を高めていることが特徴だ。「じっくりと対話を重ね、お客様のニーズを理解して、事前フィッティングを行うことで乗りはじめた瞬間からジャストフィットする自転車作りを目指してます。すぐに注文出来ませんが、ここに手間と時間をかける事がゴールへの近道、大切なプロセスなんです」と柴谷さんは言う。
フィッティングは各種理論をベースに柴谷さん独自のエッセンスを加えたシステムを運用しており、クローバーバイシクルのサービスの核となる部分。身体にバイクを合わせていくこと、正しいフォームを作ること。双方の視点でもって、時間を掛けながらポジションを詰めていく。プロジェクトワンでなくともポジション合わせの要となるステムの無料交換など、"気持ちよく乗ってもらいたい"という思いは値段の高い安いを飛び越える。
ユニークなのが、サドルフィティング時に圧力測定器を使い、痛みの「視える化」をしていることだろう。サドルの上にPCと繋いだ測定シートを乗せてペダリングすれば、画面上で圧力のモーションキャプチャができるという、他のどこでも見たことの無い仕組み。感覚でしか表現できなかったサドルの合う、合わないを可視化できる画期的なアイディアで、これを導入してからはサドルに悩む方が激減したそう。よく言われる「サドル沼」にはまってしまっている方は是非一度試してみて欲しいと思う。
「よく間違えられるんですが、"アップライトなポジション=楽"ではないんです。正しいポジションで正しく身体を使うことが、より楽に、速く走ることにつながるんです。だから僕たちはフィッティングに力を入れる。せっかく買うバイクなんですから、100%魅力を引き出して楽しんで乗って頂きたいですしね」と柴谷さんは言う。
そんな柴谷さんだから、クローバーバイシクルでのバイク取り扱いはトレックを中心に据えている。「一番良いブランドは何かを考えた時、私にとってそれはトレックでした。トレックブランドの隅々まで知っているので、お客様のニーズにあった製品をお勧めできる強みもあるし、製品には自信を持ってお客様にお出しできるクオリティがある。デザインといい、開発のプロセスといい、機能美が破綻せず形になっているのは、業界随一の開発力があるからなんです。実際に開発現場を見てきたこともあるのでお勧めしやすいですね」と言う。
そんな強みをフルに活かすのがクローバーバイシクル流の「プロジェクトワン」。トレックのフルオーダーサービスとして知られるプロジェクトワンだが、後述するフィッティングのノウハウを活かすことで、より完成度・満足度を高めていることが特徴だ。「じっくりと対話を重ね、お客様のニーズを理解して、事前フィッティングを行うことで乗りはじめた瞬間からジャストフィットする自転車作りを目指してます。すぐに注文出来ませんが、ここに手間と時間をかける事がゴールへの近道、大切なプロセスなんです」と柴谷さんは言う。
フィッティングは各種理論をベースに柴谷さん独自のエッセンスを加えたシステムを運用しており、クローバーバイシクルのサービスの核となる部分。身体にバイクを合わせていくこと、正しいフォームを作ること。双方の視点でもって、時間を掛けながらポジションを詰めていく。プロジェクトワンでなくともポジション合わせの要となるステムの無料交換など、"気持ちよく乗ってもらいたい"という思いは値段の高い安いを飛び越える。
ユニークなのが、サドルフィティング時に圧力測定器を使い、痛みの「視える化」をしていることだろう。サドルの上にPCと繋いだ測定シートを乗せてペダリングすれば、画面上で圧力のモーションキャプチャができるという、他のどこでも見たことの無い仕組み。感覚でしか表現できなかったサドルの合う、合わないを可視化できる画期的なアイディアで、これを導入してからはサドルに悩む方が激減したそう。よく言われる「サドル沼」にはまってしまっている方は是非一度試してみて欲しいと思う。
「よく間違えられるんですが、"アップライトなポジション=楽"ではないんです。正しいポジションで正しく身体を使うことが、より楽に、速く走ることにつながるんです。だから僕たちはフィッティングに力を入れる。せっかく買うバイクなんですから、100%魅力を引き出して楽しんで乗って頂きたいですしね」と柴谷さんは言う。
そんなクローバーバイシクルの基礎をなすのが、「クローバートータルケア」と銘打った、バイクを購入したユーザーをフルサポートするプログラム。HPにも記載されているが、その大綱は4つ。「フィッティングサポート」「メンテナンスプログラム」「ライドイベント」「メンテナンスセミナー」だ。
「よくお客様に言うことなんですが、私たちは自転車屋さんじゃなくて、遊び屋さん。つまり自転車は買って終わりじゃなくて、買ってからが全ての始まりなんです。これがクローバーバイシクルの基本の”き”。普通の自転車屋さんは”コレ下さい”、”はい幾らです”で終わり。私たちは買ってからの楽しさまで伝えることが使命だと思ってます」と柴谷さんは言う。
安心安全の第一であるメンテナンスに関しては一切の妥協無し。「不明瞭な会計だと持ち込みづらくなる、そして絶えずプロの手に掛かっていることで良い状態をキープしてほしい」という思いからバイクをお買い上げ頂いたメンバーは納車後1ヶ月の初期点検と、それからの3か月点検は永続的に無料で、パーツ購入交換の際の工賃も(複雑なMadoneのハンドル交換でさえ)無料だという。
完成車がユーザーの手に渡る際は、BBやフォークまで全てバラして再びグリスアップ。ワイヤー類の交換・調整はもちろんのこと、ホイールの振れ取りとセンター出しといったチューンナップを徹底的に行い、スタッフ同士によるダブルチェックも忘れない。しかも高級バイクならいざ知らず、10万円以下のクロスバイクであっても同様の工程を踏まえるなど、その凝りようは非常に緻密かつ奥深い。実際に納車整備が完了したクロスバイクを触らせてもらったが、ブレーキの軽さ、ワイヤリングの美しさは、箱から出しただけの状態とは天と地ほどの差だ。
「よくお客様に言うことなんですが、私たちは自転車屋さんじゃなくて、遊び屋さん。つまり自転車は買って終わりじゃなくて、買ってからが全ての始まりなんです。これがクローバーバイシクルの基本の”き”。普通の自転車屋さんは”コレ下さい”、”はい幾らです”で終わり。私たちは買ってからの楽しさまで伝えることが使命だと思ってます」と柴谷さんは言う。
安心安全の第一であるメンテナンスに関しては一切の妥協無し。「不明瞭な会計だと持ち込みづらくなる、そして絶えずプロの手に掛かっていることで良い状態をキープしてほしい」という思いからバイクをお買い上げ頂いたメンバーは納車後1ヶ月の初期点検と、それからの3か月点検は永続的に無料で、パーツ購入交換の際の工賃も(複雑なMadoneのハンドル交換でさえ)無料だという。
完成車がユーザーの手に渡る際は、BBやフォークまで全てバラして再びグリスアップ。ワイヤー類の交換・調整はもちろんのこと、ホイールの振れ取りとセンター出しといったチューンナップを徹底的に行い、スタッフ同士によるダブルチェックも忘れない。しかも高級バイクならいざ知らず、10万円以下のクロスバイクであっても同様の工程を踏まえるなど、その凝りようは非常に緻密かつ奥深い。実際に納車整備が完了したクロスバイクを触らせてもらったが、ブレーキの軽さ、ワイヤリングの美しさは、箱から出しただけの状態とは天と地ほどの差だ。
そして今一度驚くのが、クローバーバイシクルでバイクやサドルを購入した方ならば、全てのフィッティングは無料だということ。「有料だとどうしても二の足を踏んでしまうし、メカもフィッティングも当たり前に必要なこと。だから無料にしているんです。せっかくやるなら、通販が悔しがるようなサービスをとことん追求したいですから」と柴谷さんは言う。その他シューズ・インソールのフィッティングはもちろん、レンタル用のサドルやステムもズラリと並び好評だそうだ。
もちろん仲間同士で走ることにも積極的で、毎週開催しているモーニングライドを軸として、初心者向けの楽ワクライド、ちょっと慣れてきた時の楽ワクプラスなど、ビギナーをサポートする走行会やMTBライドも随時開催。さらに毎月ロングライドにも出かけており、ビワイチ、アワイチ、香川うどん巡りライドなどなど、遊び方の幅は限りなく広くてボーダレス。その様子はお店のホームページやFacebookにアップされているので、ちらっと覗けば雰囲気が掴めるはずだ。
どこまでも遊びを真剣にこだわるクローバーバイシクル。その原動力は柴谷さんの「せっかくやるなら、中途半端は嫌だ」という思いだ。「ハード、ソフト両面で徹底的にサポートできれば、絶対に素敵な自転車ライフが送れると信じているんです。自転車って仲間と一緒に走ってこそ楽しいものですし、そういったプライレスレスな部分を紹介できたらいいな、と考えています」と加える。店舗に低価格帯のバイクは並べていないが、そこには良いモノを選んだ方が、後々幸せな自転車生活を送ることができるからという理由があるのだ。
最後に、クローバーバイシクルという店名の由来を。四つ葉のクローバーを見たら幸運が訪れるという言い伝えに掛けて、「このお店に行けば、何か良いことがあるかも!」と思える存在になりたい、という理由があるんだそう。モノにこだわり、シーンにこだわり、そして本気で遊ぶ。取材を通して、一歩進んだショップのあり方を垣間見たような気がした。
もちろん仲間同士で走ることにも積極的で、毎週開催しているモーニングライドを軸として、初心者向けの楽ワクライド、ちょっと慣れてきた時の楽ワクプラスなど、ビギナーをサポートする走行会やMTBライドも随時開催。さらに毎月ロングライドにも出かけており、ビワイチ、アワイチ、香川うどん巡りライドなどなど、遊び方の幅は限りなく広くてボーダレス。その様子はお店のホームページやFacebookにアップされているので、ちらっと覗けば雰囲気が掴めるはずだ。
どこまでも遊びを真剣にこだわるクローバーバイシクル。その原動力は柴谷さんの「せっかくやるなら、中途半端は嫌だ」という思いだ。「ハード、ソフト両面で徹底的にサポートできれば、絶対に素敵な自転車ライフが送れると信じているんです。自転車って仲間と一緒に走ってこそ楽しいものですし、そういったプライレスレスな部分を紹介できたらいいな、と考えています」と加える。店舗に低価格帯のバイクは並べていないが、そこには良いモノを選んだ方が、後々幸せな自転車生活を送ることができるからという理由があるのだ。
最後に、クローバーバイシクルという店名の由来を。四つ葉のクローバーを見たら幸運が訪れるという言い伝えに掛けて、「このお店に行けば、何か良いことがあるかも!」と思える存在になりたい、という理由があるんだそう。モノにこだわり、シーンにこだわり、そして本気で遊ぶ。取材を通して、一歩進んだショップのあり方を垣間見たような気がした。
アクセス
車の場合
・県道204号堺阪南線(旧26号線)沿い。浜寺公園より北へ約100m。
・阪神高速湾岸線、北方面からは出島IC、南方面からは石津IC、で降り、県道29号大阪臨海線を南下。
浜寺大橋東詰を左折。次の浜寺公園北交差点を左折し県道204号堺阪南線(旧26号線)を北へ約100m。
電車の場合
・南海本線「諏訪ノ森駅」にて下車、県道204号堺阪南線(旧26号線)を南へ300m 徒歩約3分
・県道204号堺阪南線(旧26号線)沿い。浜寺公園より北へ約100m。
・阪神高速湾岸線、北方面からは出島IC、南方面からは石津IC、で降り、県道29号大阪臨海線を南下。
浜寺大橋東詰を左折。次の浜寺公園北交差点を左折し県道204号堺阪南線(旧26号線)を北へ約100m。
電車の場合
・南海本線「諏訪ノ森駅」にて下車、県道204号堺阪南線(旧26号線)を南へ300m 徒歩約3分