ジップが山岳向けホイールの202 NSWをフルモデルチェンジ。1,100gを切る軽量性と35mmハイトのエアロ性能を両立し、登りから下りまであらゆるシチュエーションで武器になるクライマー垂涎の超軽量ホイールへと生まれ変わった。



1,090gという軽量性によって、比類ない登坂性能を発揮する202NSW (c)メニーズ

1988年にアメリカのインディアナポリスで生まれたホイールブランド、ジップ。軽量性とエアロダイナミクスという、ホイールに求められる要素を常に追求しつづけてきたハイパフォーマンスブランドとして、レーシングホイールのトレンドを牽引してきた。

幅広いラインアップの中で、最も軽い山岳向けホイールに位置づけられるのが「202」シリーズだ。軽量性に優れたローハイトリムを採用し、その走りの軽さでヒルクライマーに支持されてきた。

最高のクライミングホイールとして開発された202NSW (c)メニーズ

しかし、空力の重要性が増す中でローハイトホイールの活躍の場は狭まり、202は一度カタログからその姿を消していた。だが、決して開発の手が止まっていたわけではなく、最新のレースシーンにおいて、明確なアドバンテージをもたらす存在として、再び202NSWが新生を果たすこととなった。

最も注目を集めるのは、やはり重量だろう。新型202NSWは35mmハイトリムを採用し、ジップ史上最軽量となる1,090gを実現。353NSWに用いられたカーボンレイアップをベースとしつつ、バイオミメティックラミネートを採用することで、この重量を達成した。

ジップ 202NSW (c)メニーズ

具体的には、スポークベッド部には高い剛性を、タイヤベッドには優れた耐久性を与えるように、異なる弾性率のカーボンを配置。更に路面からの衝撃を受け止めるために、強度と耐久性を重視したカーボンをリム外周に用いつつ、リム内側には軽量で高剛性な高弾性カーボンを使用することで、走行中の荷重変化に対してもリムの変形量が少なく、スポークテンションが変化しづらいホイールを実現している。

リムプロファイルも最先端のスペックとなっており、内幅23mmのフックレスデザイン(最大空気圧は5.0BAR)を採用。よりワイドなタイヤとベストマッチするよう設計されており、低圧でのタイヤ運用を可能とした。

35mmハイトのリムはプレーンな仕上げでディンプルなどは設けられてない (c)メニーズ
軽量なZR1 SLハブを採用 (c)メニーズ



この組み合わせによって、転がり抵抗や振動によるロスを低減し、登坂時のエネルギー効率を最大化しつつ、ダウンヒルでの安定感とコントロール性、そしてスピードをもたらす。

ハブにはドイツで設計された軽量なZR1 SLを採用。セラミックベアリングと66ノッチのフリーボディシステムを搭載した最新ハブと、超軽量なリムを繋ぐのはアルピナ製のHyperliteスポーク。前後とも20本、2クロスで組み上げ、軽量性と剛性を両立する。

ダウンヒルにおいても優れた性能を発揮する (c)メニーズ

最先端の超軽量ホイールとして生まれ変わった202NSW。価格は前輪が353,800円、後輪が431,200円(共に税込)。



ジップ 202 NSW
リムハイト:35mm
リム内幅:23mm
ハブ:ZR1 SL
最大空気圧:73PSI/5BAR
最大システム重量:115kg
スポーク:アルピナ HYPERLITE
重量:1,090g
価格:フロント 353,800円、リア 431,200円(税込)

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