マヴィックが2025モデルのフットウェアラインアップを発表。ハイエンドモデルとなるCOSMIC ULTIMATEがフルモデルチェンジを果たし、第4世代へと進化した。更に多くの新作、新カラーが追加され、そのラインアップ幅を広げている。まずはロードシューズより紹介していこう。



ヨーロッパにおいてハンドメイドされるマヴィックシューズ (c)マヴィックジャパン

世界で初めて完組ホイールを発明したメーカーとして知られるフランスのマヴィック。イエローのマヴィックカーは世界中のレースシーンをサポートし、自転車競技の世界には欠かせない存在として、その歴史を積み重ねてきた。

ホイールと並び、マヴィックの柱となるプロダクトがアパレル。特にシューズは多くのファンを抱えている。自転車、ライダーともに足回りを一つのブランドで揃えることが出来る稀有な存在でもある。

そんなマヴィックが2025モデルのフットウェアラインアップを発表。7モデルの新製品と、3モデルに新色が追加されている。今回はロードシューズから紹介していく。

新たなハイエンドシューズとして君臨する COSMIC ULTIMATE IV

マヴィック COSMIC ULTIMATE IV(ホワイト) (c)マヴィックジャパン

マヴィックのロードシューズであるCOSMICシリーズの中で、ホイール同様にハイエンドモデルとして君臨するのが"ULTIMATE"グレードだ。ホイールではフルカーボンホイールとして他のグレードとは一線を画すプロダクトとして造り上げられているCOSMIC ULTIMATEだが、シューズにおいてもその立ち位置は共通している。

最新作となるCOSMIC ULTIMATE IVには、唯一ULTIMATEグレードのみ採用されるジャカードMatryx製のアッパーが与えられている。

マヴィック COSMIC ULTIMATE IV (c)マヴィックジャパン

高張度ポリアミドとケブラーを混紡したMatryx繊維をジャカード織りとすることで、接着材の使用量を削減。一般的なマイクロファイバー製アッパーよりもしなやかで高い通気性と耐久性を実現している。

新たに開発したフルカーボンソールを採用することで、より優れたパワー伝達性能を実現。Matryxの一体構造ライニングと新型カーボンソールの組み合わせにより、245gという重量を実現した。

新たに開発したフルカーボンソールが抜群のペダリング効率と通気性、軽量性を実現 (c)マヴィックジャパン

BOA Li2ダイヤルを2つ配置する (c)マヴィックジャパン
高張度ポリアミドとケブラーを混紡したMatryx繊維 (c)マヴィックジャパン



足を包み込むようなオーバーラッピングパターンを採用したアッパーには、BOA Li2ダイヤルを2つ配置。ケーブルを受けるパーツもファブリック素材とし、不快な圧迫感を極限まで減らすことでフィット感を追求した。

4mm厚の立体インソールを採用し、クッション性と通気性を両立。ソールに設けられたベンチレーションと相まって、つねに足をフレッシュな状態に保ってくれる。

マヴィック COSMIC ULTIMATE IV(ブラック) (c)マヴィックジャパン


マヴィックの有するフットウェアテクノロジーを詰め込んだCOSMIC ULTIMATE IV。品質、そして環境への負荷という側面から生産拠点をヨーロッパへシフトしているマヴィック。もちろんのCOSMIC ULTIMATE IVもメイドインヨーロッパとなっている。価格は84,700円(税込)。

COSMIC SLR ULTIMATEのDNAを受け継ぐ直系モデル 

マヴィック COSMIC SLR(ゴールド) (c)マヴィックジャパン

COSMIC ULTIMATE IVに次ぐセカンドモデルとして新たに用意されたのがCOSMIC SLRだ。新たに強化されたカーボンコンポジットソールとパワフルなサポート力を発揮するMatryxアッパーを組わせることで、高いパフォーマンスを発揮するレーシングシューズだ。

アッパーはCOSMIC ULTIMATE IV同様の左右非対称なオーバーラップ構造を採用しており、足を包み込むようなフィット感を実現。クロージャーシステムもBOA L6ダイヤルを2つ配置し、細やかかつ素早い調整を可能とした。

クロージャーシステムにはBOA L6ダイヤルを2つ採用 (c)マヴィックジャパン

前足部にはメッシュを大きく配置し、通気性も確保。暑い夏場でも快適なサイクリングを楽しめるように設計されている。

新開発のカーボンコンポジットソールは、剛性とフレックスをバランスさせることで、シリアスレーサーをも満足させるペダリング効率と疲労の抑制を両立した。

マヴィック COSMIC SLR(プリンセスブルー) (c)マヴィックジャパン

レーシングシューズとして十分な性能を発揮するCOSMIC SLR。価格は46,200円(税込)だ。

COSMIC ELITE SLとCOSMIC BOA、COSMIC BOA SPDに新色追加

COSMICシリーズのミドルグレードであるCOSMIC ELITE SLは剛性指数70のエナジーカーボンコンプアウトソールを採用し、適度なフレックスと優れたペダリング効率を両立した一足だ。

マヴィック COSMIC ELITE SL(ムーンストラック) (c)マヴィックジャパン

オーバーラップ構造とアナトミカルタンデザインを採用したアッパー、そしてBOA L6ダイヤルとつま先側のベルクロによって足を包み込むようなフィット感を実現。アッパーの各部には大きくメッシュ素材が取り入れられ、夏場でも足が蒸れない高い通気性を確保している。

そんなCOSMIC ELITE SLにMOONSTRUCKと名付けられたニューカラーが登場。ホワイトとは少し異なる印象を与えるクリーム色で、どんなウェアにも合わせやすそうなカラーとなっている。価格は31,900円(税込)。

マヴィック COSMIC BOA(ムーンストラック) (c)マヴィックジャパン

COSMIC BOAはシンプルでオーソドックスなルックスでどんなスタイルにもマッチする普遍的な雰囲気を纏ったスタンダードモデルだ。アウトソールは剛性指数50のエナジーコンプソールを採用。ナイロン&グラスファイバー製のソールはペダリングパワーをスピードへと変換する硬さを備えつつも、1日を通して快適なペダリングを実現するしなやかさが特徴。

アッパーにはシンセティックレザーを採用し、レーザーによるパンチングホールを多数配置することで高い通気性とフィット感を実現している。モデル名の通り、クロージャーシステムには軽量なBOA L6ダイヤルとつま先側にベルクロストラップを使用している。

マヴィック COSMIC BOA(ブルーウィング) (c)マヴィックジャパン

マヴィック COSMIC BOA SPD(ホワイトペッパー) (c)マヴィックジャパン
マヴィック COSMIC BOA SPD(オリオンブルー) (c)マヴィックジャパン



3つ穴クリート対応のノーマルモデルと、2つ穴クリート対応のSPDモデルそれぞれに、2色の新カラーが用意されている。ノーマルモデルにはBLUE WINGとMOONSTRUCKが、SPDモデルにはEVENING BLUEとWHITE PEPPERが登場した。価格はCOSMIC BOAが26,950円、COSMIC BOA SPDが27,500円(共に税込)。



マヴィック COSMIC ULTIMATE IV
カラー:ブラック、ホワイト
価格:84,700円(税込)

マヴィック COSMIC SLR
カラー:ホワイト、プリンセスブルー、ゴールド
価格:46,200円(税込)

マヴィック COSMIC ELITE SL
カラー:ブラック、ホワイト、グレイ、ムーンストラック
価格:31,900円(税込)

マヴィック COSMIC BOA
カラー:ブラック、ホワイト、マビックイエロー、ムーンストラック、ブルーウイング
価格:26,950円(税込)

マヴィック COSMIC BOA SPD
カラー:ブラック、コーヒーリカー、オリオンブルー、ホワイトペッパー
価格:27,500円(税込)

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