圧倒的な品数は一見の価値あり ビギナーからマニアまで納得の奥深さ
上野駅から常磐線各駅停車で30分、武蔵野線と流鉄流山線が乗り入れる新松戸駅から徒歩10分の距離にあるプロショップが、バイシクルセオ新松戸店。千葉県船橋市をルーツに、現在130店舗以上を持つ関東の一大グループ企業、セオサイクルの中でも最大規模を誇るスポーツバイク専門店だ。なおセオグループの中で一般車を扱う店舗は「セオサイクル」、スポーツバイクを専門的に扱う店舗は「バイシクルセオ」と呼び分けられている。
ドアをくぐって圧倒されるのが、その広さと圧倒的な在庫商品の数々。1階と2階合わせて160坪という売り場には、ロードバイクはもちろん、クロスバイクやMTB、ミニベロやE-BIKEまで常時250台もの在庫が用意されている。そして、パーツ、消耗品、アパレル、ヘルメット、シューズ、アクセサリー、そしてトレーニング機材やバイクラックまで、ありとあらゆる製品がフルボリュームで準備されており、あらゆるニーズを満たしてくれる。最新バイクやパーツだけでなく、よく目を凝らせば絶版パーツや、オールドカンパといったコレクションの数々もあって、その規模は首都圏ではあまり類を見ない。
関東のホビーレーサーであれば「セマス新松戸」というショップクラブを一度は聞いたことがあるかもしれない。ただし店舗の雰囲気として競技色はほぼゼロ。もちろん、シリアスアスリートの需要にも対応できるノウハウや品ぞろえは揃っているのだけれど、あくまでスポーツバイクビギナーが入りやすく、フレンドリーであることに重点を置いている。だから低価格帯のバイクもあれば、それを修理するための補修パーツも完備する。2021年2月には近隣の「セオサイクル」を併合したものの、スポーツバイクの在庫量は熱量は一切薄れておらず、むしろ一般車を求めに来たユーザーがスポーツサイクルを目にするチャンスを生み出している。
「お客様にとって、常に新しいものに触れられる『楽しい店』でありたいんです」と笑うエリアマネージャーの森井恒一さんは、店長の飯島悠さんと共にバイシクルセオ新松戸店を盛り上げる中心人物だ。セオサイクルは関東を代表する一大チェーンながら、各店舗ごとに特色を持つことが面白い。森井さんと飯島さんという親しみやすいキャラクターが、スタッフを、ショップを、そしてユーザーを引っ張っていると感じる。
ドアをくぐって圧倒されるのが、その広さと圧倒的な在庫商品の数々。1階と2階合わせて160坪という売り場には、ロードバイクはもちろん、クロスバイクやMTB、ミニベロやE-BIKEまで常時250台もの在庫が用意されている。そして、パーツ、消耗品、アパレル、ヘルメット、シューズ、アクセサリー、そしてトレーニング機材やバイクラックまで、ありとあらゆる製品がフルボリュームで準備されており、あらゆるニーズを満たしてくれる。最新バイクやパーツだけでなく、よく目を凝らせば絶版パーツや、オールドカンパといったコレクションの数々もあって、その規模は首都圏ではあまり類を見ない。
関東のホビーレーサーであれば「セマス新松戸」というショップクラブを一度は聞いたことがあるかもしれない。ただし店舗の雰囲気として競技色はほぼゼロ。もちろん、シリアスアスリートの需要にも対応できるノウハウや品ぞろえは揃っているのだけれど、あくまでスポーツバイクビギナーが入りやすく、フレンドリーであることに重点を置いている。だから低価格帯のバイクもあれば、それを修理するための補修パーツも完備する。2021年2月には近隣の「セオサイクル」を併合したものの、スポーツバイクの在庫量は熱量は一切薄れておらず、むしろ一般車を求めに来たユーザーがスポーツサイクルを目にするチャンスを生み出している。
「お客様にとって、常に新しいものに触れられる『楽しい店』でありたいんです」と笑うエリアマネージャーの森井恒一さんは、店長の飯島悠さんと共にバイシクルセオ新松戸店を盛り上げる中心人物だ。セオサイクルは関東を代表する一大チェーンながら、各店舗ごとに特色を持つことが面白い。森井さんと飯島さんという親しみやすいキャラクターが、スタッフを、ショップを、そしてユーザーを引っ張っていると感じる。
2011年11月にオープンしたバイシクルセオ新松戸店だが、それ以前にも20年間に渡って、ボリュームアップと移転を繰り返しつつ、ここ新松戸で地域に根ざした営業を続けてきた。現店舗のオープン前は狭小店舗で長年営業を続け、その頃には全国に先駆けたアパレル専門館もスタートさせている。グループとしては60年以上にも及ぶ歴史を持つが、新しいアイディアを積極的に取り入れる姿勢は一切崩していない。
ヨーロッパブランド、アメリカンブランド、アジアンブランドなど、様々なブランドを取り扱い、店舗にディスプレイするバイシクルセオ新松戸店が最も得意とするのはイタリア御三家の一つであるデローザだ。それは森井さんがデローザを心から愛してやまないから。愛すること以上に、理解を深める術はなし。古いものから新しいものまで、その知識と経験は広く深い。店内に飾られているビンテージデローザはかつて森井さんが乗っていたものだし、店先の看板についた「デローザ」のロゴも、一途なデローザ愛を表現するメッセージ。
2階の一角に設えられたデローザコーナーには、森井さんがデローザの本社に訪れた際の写真や貴重なジャージなどがズラリ。同社の金属フレームのオーダーシステムであるブラックラベルのカラーサンプルもディスプレイされており、実際にオーダーしたいという方もしっかりイメージできるようになっている。
在籍するスタッフは、スポーツバイク部門と一般車部門を合わせて5名。全員が自転車を楽しみ、接客も整備作業もドンと来いのマルチタレント揃い。学生時代は競技に情熱を燃やしていた人、ツーリング派、トライアスリート、サイクルデザイン専門学校でフレーム作りを学んできた人など、それぞれ得意分野の違う様々な人材がバイシクルセオ新松戸店には揃っている。
ここ最近、スタッフ間で流行っているのはグラベルライドや、バイクパッキングでのソロキャンプだそう。それは品揃えにも反映されていて、バイクパッキング用のシートバッグやフレームバッグ、そしてそれらを装着したグラベルバイクも展示されている。「セオ新松戸=走り屋」というイメージは古いのだ。ビギナーから玄人まで、誰しもを納得させるこのできる頼れるスタッフがあなたの来店を待っている。
ヨーロッパブランド、アメリカンブランド、アジアンブランドなど、様々なブランドを取り扱い、店舗にディスプレイするバイシクルセオ新松戸店が最も得意とするのはイタリア御三家の一つであるデローザだ。それは森井さんがデローザを心から愛してやまないから。愛すること以上に、理解を深める術はなし。古いものから新しいものまで、その知識と経験は広く深い。店内に飾られているビンテージデローザはかつて森井さんが乗っていたものだし、店先の看板についた「デローザ」のロゴも、一途なデローザ愛を表現するメッセージ。
2階の一角に設えられたデローザコーナーには、森井さんがデローザの本社に訪れた際の写真や貴重なジャージなどがズラリ。同社の金属フレームのオーダーシステムであるブラックラベルのカラーサンプルもディスプレイされており、実際にオーダーしたいという方もしっかりイメージできるようになっている。
在籍するスタッフは、スポーツバイク部門と一般車部門を合わせて5名。全員が自転車を楽しみ、接客も整備作業もドンと来いのマルチタレント揃い。学生時代は競技に情熱を燃やしていた人、ツーリング派、トライアスリート、サイクルデザイン専門学校でフレーム作りを学んできた人など、それぞれ得意分野の違う様々な人材がバイシクルセオ新松戸店には揃っている。
ここ最近、スタッフ間で流行っているのはグラベルライドや、バイクパッキングでのソロキャンプだそう。それは品揃えにも反映されていて、バイクパッキング用のシートバッグやフレームバッグ、そしてそれらを装着したグラベルバイクも展示されている。「セオ新松戸=走り屋」というイメージは古いのだ。ビギナーから玄人まで、誰しもを納得させるこのできる頼れるスタッフがあなたの来店を待っている。
さて、店舗を見渡せば、カウンターの奥側にある、4〜5名が同時作業できるほど広いメカニックスペースに気づくだろう。壁やツールボックスにはあらゆる作業に対応できるよう無数の工具が用意され、緊急の駆け込み作業に対応できるよう、シマノ、カンパニョーロ、スラム関連の補修パーツ類も非常に多い。
完成車が入荷してきた場合は当然各部のチェックを怠らず、ワイヤー長を適正値に調節し、グリスアップと増し締め、当たり調整を行ってからユーザーの手に渡る。金属フレームの場合はBBやヘッドなどのフェイシングやタップ立てなど、もうひと手間をプラス。メカニックスペースは売り場に向けてオープンとなっており、自分の愛車が仕上げられていく様子を確かめられることも安心に繋がるポイントだ。「”お客様に安心安全を、社員にも家族にも安心安全を”、というのがセオサイクルの会社方針。当たり前のことですが、自転車のプロとして当然ですよね」と、森井さんは話す。
購入相談時には、ビギナーであるほど時間をかけて対話を重ね、生活スタイルやどう走りたいかを聞き出し、一人一人に合わせたベストバイクを選び出していく。すぐその場で試乗やサイズ合わせができるのは、膨大な数の展示車があるからこそ可能となる強み。予想以上にコストの掛かるバイク以外の用品類も含め、予算的に無理のない提案を心掛けているとも。
取材時には、飯島店長が初めてビンディングペダルのデビューを考えている方に懇切丁寧に接客している姿も。膨大な在庫に加え、シマノシューズエクスペリエンスコーナーも設置していることもあり、シューズのフィッティングはお手の物。サイズ感を判断してくれるだけでなく、ビンディングシューズの履き方、足への合わせ方という根本的な部分から時間を惜しまず説明されていた。それも全て、より楽しいサイクリングライフを送ってほしいという想いがあればこそ。「スポーツバイクに初めて触れる方が、自転車と一緒にサイクリストとして成長していくためのお手伝いをするのが、私たちの使命です」と、飯島店長は語る。
他のスタッフさんも、フレンチバルブの扱い方を知らない方へ懇切丁寧に(それも店舗購入ではないユーザーなのに!)レクチャーするなど、その姿勢は新松戸店全体に満ちている。ビギナーをこそ大切にするという、森井さんの信念が貫かれているのだ。
完成車が入荷してきた場合は当然各部のチェックを怠らず、ワイヤー長を適正値に調節し、グリスアップと増し締め、当たり調整を行ってからユーザーの手に渡る。金属フレームの場合はBBやヘッドなどのフェイシングやタップ立てなど、もうひと手間をプラス。メカニックスペースは売り場に向けてオープンとなっており、自分の愛車が仕上げられていく様子を確かめられることも安心に繋がるポイントだ。「”お客様に安心安全を、社員にも家族にも安心安全を”、というのがセオサイクルの会社方針。当たり前のことですが、自転車のプロとして当然ですよね」と、森井さんは話す。
購入相談時には、ビギナーであるほど時間をかけて対話を重ね、生活スタイルやどう走りたいかを聞き出し、一人一人に合わせたベストバイクを選び出していく。すぐその場で試乗やサイズ合わせができるのは、膨大な数の展示車があるからこそ可能となる強み。予想以上にコストの掛かるバイク以外の用品類も含め、予算的に無理のない提案を心掛けているとも。
取材時には、飯島店長が初めてビンディングペダルのデビューを考えている方に懇切丁寧に接客している姿も。膨大な在庫に加え、シマノシューズエクスペリエンスコーナーも設置していることもあり、シューズのフィッティングはお手の物。サイズ感を判断してくれるだけでなく、ビンディングシューズの履き方、足への合わせ方という根本的な部分から時間を惜しまず説明されていた。それも全て、より楽しいサイクリングライフを送ってほしいという想いがあればこそ。「スポーツバイクに初めて触れる方が、自転車と一緒にサイクリストとして成長していくためのお手伝いをするのが、私たちの使命です」と、飯島店長は語る。
他のスタッフさんも、フレンチバルブの扱い方を知らない方へ懇切丁寧に(それも店舗購入ではないユーザーなのに!)レクチャーするなど、その姿勢は新松戸店全体に満ちている。ビギナーをこそ大切にするという、森井さんの信念が貫かれているのだ。
品揃えの豊富さに目を奪われがちだが、バイシクルセオ新松戸店ではユーザーと一緒に自転車を楽しむことにも力を入れてきた。例えば、毎週日曜日には江戸川沿いのサイクリングロードを片道17km、往復34km走る「あされん」が良い例だろう。練習と言っても鍛えるのは脚力ではなく、サイクリストとしてのマナーやスキル。スピード制限30km/hのビギナー向けサイクリングで、必ずスタッフが同行し、公道を走る際の注意事項を伝えながら、安全な楽しみ方を教えてくれるのだ。
そうしてステップアップした先には、レース志向の方ならばショップクラブの「セマス新松戸」が、ロングライド志向の方ならば1年に1回開催されている那須塩原温泉往復の350kmランが受け皿として用意されている。一時はコロナ禍で休止していたショップイベントも現在は復活しており、前述した「あされん」のほか、つくばサーキットで行われる耐久レース「つくば8耐」への参加も恒例行事となっている。
そして森井さんの「みんなに楽しんでほしい!」という思いは、セオサイクルが主催する人気レースイベント「セオサイクルフェスティバル(通称セオフェス)」という形で花開いた。2024年で16回目を迎えるセオフェスの舞台は、千葉県の袖ケ浦フォレストレースウェイ。個人ロードやエンデューロが行われ、ずらりと並ぶメーカーブースでは各社の最新モデルを思う存分乗って試すことのできる総合イベントだ(2023年大会のレポートはこちらからチェックしてほしい)。
でも、入れ込みすぎず、あくまで大事にするのは初心者目線を崩さないこと。「情熱を燃やしすぎちゃった結果、自転車熱が急に冷めてしまった人をこれまで多く見てきました。自転車って生涯楽しめるスポーツなので、楽しく息長くやるのが1番。だから”あされん”の強度を上げることはないし、一度離れた人でも戻ってきやすいんですね。ゆるく、長く、時々頑張って楽しもうよ、というのが当店のスタイルです」。
そうしてステップアップした先には、レース志向の方ならばショップクラブの「セマス新松戸」が、ロングライド志向の方ならば1年に1回開催されている那須塩原温泉往復の350kmランが受け皿として用意されている。一時はコロナ禍で休止していたショップイベントも現在は復活しており、前述した「あされん」のほか、つくばサーキットで行われる耐久レース「つくば8耐」への参加も恒例行事となっている。
そして森井さんの「みんなに楽しんでほしい!」という思いは、セオサイクルが主催する人気レースイベント「セオサイクルフェスティバル(通称セオフェス)」という形で花開いた。2024年で16回目を迎えるセオフェスの舞台は、千葉県の袖ケ浦フォレストレースウェイ。個人ロードやエンデューロが行われ、ずらりと並ぶメーカーブースでは各社の最新モデルを思う存分乗って試すことのできる総合イベントだ(2023年大会のレポートはこちらからチェックしてほしい)。
でも、入れ込みすぎず、あくまで大事にするのは初心者目線を崩さないこと。「情熱を燃やしすぎちゃった結果、自転車熱が急に冷めてしまった人をこれまで多く見てきました。自転車って生涯楽しめるスポーツなので、楽しく息長くやるのが1番。だから”あされん”の強度を上げることはないし、一度離れた人でも戻ってきやすいんですね。ゆるく、長く、時々頑張って楽しもうよ、というのが当店のスタイルです」。
アクセス
新松戸駅から徒歩10〜15分
駐車場完備
駐車場完備