コストパフォーマンスに優れるモデルを数多く展開するサイクルコンピューターブランドのiGPSPORTがハイエンドモデルのiGS630をベースとした戦略モデル"BSC300"をリリース。カラー液晶とマップナビを備えつつ、ほぼ2万円という圧倒的なプライスパフォーマンスを実現した注目の一作だ。



iGPSPORTS BSC300 (c)日直商会

中国発の新進サイクリングコンピューターブランド、iGPSPORT。カラーディスプレイと豊富な機能を備えたフラッグシップモデルのiGS630を筆頭に、多機能かつ使い勝手に優れたサイクルコンピューターをラインアップしている。

大まかにわけると、ハイエンドモデルのiGSシリーズと普及モデルのBSCシリーズという2つのラインを展開しており、幅広い需要に応える製品を用意している。そんなiGPSPORTSのサイクルコンピューターラインアップに共通するのが、優れたコストパフォーマンス。GPSサイクルコンピューターに必要な機能を押さえつつ、手に取りやすい価格を実現したプロダクト群は、初めてサイクルコンピューターを導入したいというユーザーにとっても魅力的だ。

新たにラインアップに加わったiGPSPORTS BSC300 (c)日直商会

今回、そこに新たに加わったのがBSC300。普及モデルのBSCラインの中でも最上位に位置する一台として、iGSシリーズに迫るスペックと機能をBSCシリーズらしい低価格で実現した、ユーザーフレンドリーな一台だ。

その最大の特徴は2.4インチのカラーディスプレイを採用しているという点。液晶パネルと本体表面のガラス層の隙間をゼロとし、光の反射を抑えることで視認性を大幅にアップさせたフルラミネーションスクリーンとなっている。この高い視認性は直感的な判断を可能とし、乗車中に画面を確認する時間の短縮にも繋がるため安全性にも寄与するスペックとなっている。

ハイエンドモデルと同じ液晶ディスプレイを搭載。視認性に優れている (c)日直商会

さらにマップデータも内蔵されており、フルGNSS(衛星測位システム)での高精度なナビゲーション機能も有している。もちろん、ANT+/Bluetoothのセンサーに対応しており(パワーメーターはAnt+のみ接続可)、スピードやケイデンスといった基本データに加え、心拍やパワーも取得可能。また、スマートトレーナーや電動変速とも接続する拡張機能も備えている。

iGS630と異なる点としては、電子コンパス、レーダーセンサー、DI2の設定をサイクルコンピュータ上で行うDi2コントロールといった機能がオミットされている。価格は21,560円(税込)に設定され、iGS630との差は8,000円程度となっており、自身が必要とする機能を取捨選択できるラインアップが揃うこととなった。

充電端子はUSB-Cを使用しており、約20時間のバッテリーライフを実現。通常使用の範疇では不安を感じることのないランタイムとなっている。また、IPX7の防水機能を備え、急な天候変化でも安心だ。



iGPSPORT BSC300
GPS:GPS+Beidou+Glonass+Galileo+Qzss(フルGNSS)
表示言語:多言語対応
スクリーン:2.4インチ フルラミネーションディスプレイ
重量:約67g
本体サイズ:82x53x14.5mm
防水性能:IPX7
バッテリー:充電式リチウムイオン電池内蔵、バッテ リー駆動 約 20時間(通常使用時)
メモリ:8GB
データ表示機能:130以上のサイクリングデータ
マップ:内蔵マップ
ナビゲーション機能:あり
内蔵センサー:気圧高度計・加速度計
センサー: ハートレートモニター、スピードセンサー、ケイデンスセンサー、ケイデンス&スピード一体センサー、パワーメーター、スマートトレーナー、電動変速接続( SHIMANO/CAMPY/SRAM 、コントロール不可
ワイヤレス通信: Bluetooth5.0/ANT+( 心拍数 速度 ケイデンスセンサー)と接続可能。パワー メーター対応( ANT+ のみ)
アプリ ケーション:iGPSPORT ウェブサイト アプリ、 Strava 、 Training Peaks
インターフェース:Type‐C USB
パッケージ内容:ユーザーマニュアル、標準バイクマウント、バイクマウントパッド、 O リングバンド X 1
価格:21,560円(税込)


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