2022/11/01(火) - 16:01
パワーメーターやスマートトレーナーを展開するMagene(マージーン)のラインアップから、車両接近レーダーのL508をピックアップ。ユーザーに近づく車両を検知するとサイコンの画面と通知音で存在を知らせてくれる後方レーダー機能と、ドライバーにライダーの存在を知らせてくれるライト機能が魅力のガジェットだ。
2015年に中国の青島で設立されたMagene(マージーン)。最先端の科学技術製品の研究開発と、スマートなスポーツ機器の製造にフォーカスし、インドアバイクトレーナーやパワーメーターをハードウェアとソフトウェアの両面から提供することで、ユーザーのスポーツ体験を高めることを目指すブランドだ。
"Magnetic"と"Gene"という言葉を統合した造語をブランド名とするマージーンは、日本国内においてはGT-ROLLERやEQUALブレーキでお馴染みのグロータックが展開している。グロータックはパワーメーターに続き、L508という製品を日本で展開を始める。
L508を一言で説明すると赤色LEDを搭載したリアレーダー。後方からレーダーに向かって接近する物体を検知すると、ペアリングしているサイコンの画面上と音で接近を知らせ、レーダーに搭載されているリアライトのモードを変更し後方へのアピール力を強化するプロダクトだ。それぞれの性能を紐解いていこう。
ミリ波パルス信号によって運用されるレーダーは、速度差が10〜120km/hで接近する車両を検知できる性能を備えることが特徴。そして、最大140m後方、ブラインドコーナーで接近する車両をいち早く捉えるために水平方向には40°、登りと下りの斜度にも対応するために±10°のレーダー照射範囲を有しており、様々な状況でレーダーが機能するように調整されている。
ガーミンのEDGEやワフーのELEMNTシリーズとペアリングを行い、車両接近を検知すると先述の通り画面とビープ音で知らせてくれる。画面に表示では自車と接近車両の距離をグラフィカルに教えてくれるため、追い越されるタイミングを把握できるはずだ。EDGEの場合は接近車両がいない場合は緑の帯、接近車両がいる場合は赤い帯で通知し、車両の位置を確認せずとも、接近車両の存在を一目で把握できるのは嬉しい。
L508はライト機能が充実していることが魅力だ。ライトの基本スペックは最大1.2km後方からも確認できる被視認性を備え、220°の広角照射範囲によって側方からでもL508の明かりを確認可能だ。明るさが広範囲に届きライダーの存在を知らせることで、ユーザーの安全性向上が期待できる。
ライトのモードはソリッド、点滅、パルス、プロトン、ローテートモード、シングルレーダーモード(ライトなし)という6種類が用意されており、状況に合わせて選択することができる。特にプロトンモードはグループライドで自車の後方にライダーがいる時、ライダーを眩惑させないというモードであり、複数人でライドする場合にレーダーとライトの両立を実現する機能だ。
ソリッドモードは20lmで6時間駆動、点滅モードも20lmで10時間駆動、パルスモードは3〜20lmで12時間、プロトンモードは6lmで8時間というスペックを備えており、スタンバイモードでは3ヶ月電池が保つという。充電はUSB Type-Cケーブルで行い、充電時間は3時間。
また、スマートブレーキセンシングと呼ばれる機能が採用されており、搭載された加速度センサーが減速を検知すると3秒間ハイライトモードへと自動的に切り替わる。後方車両に対して自車になんらかの変化があったことを伝えることで、ドライバーがサイクリストに注意してくれる確率が高まる。車体の揺れや小さな段差では検知しないプログラムが施されていることもポイントだ。
さらに後方140m以内で車両が急接近した場合、テールライトが自動的に2秒間点滅モードに切替わる機能も搭載されている。速度差が大きい車両が追い越す時ほど危険なものはないため、サイクリストの存在を少しでもアピールすることは、安全性向上に寄与してくれるだろう。
ライト機能はスマホアプリで点滅やパルスの間隔をカスタマイズすることが可能。各ライトモードでのレーダーのオン/オフを設定することができ、ライトモードによって必要な機能を選択できるのは嬉しい。例えば、ソリッドモードではレーダーをオンに、点滅モードではレーダーをオフ、プロトンモードではレーダーをオンといったように設定することが可能だ。
振動を検知する機能によってオートスリープとオートアウェイク機能が実現されていることもポイント。静止状態が5分間継続するとレーダーは自動的にスリープモードとなり、バッテリーの消費を最小限に留められる。また、振動を検知するとレーダーの機能が起動するという。
シートポストに装着するマウントはラウンドタイプ、スクエアタイプ、エアロ形状などに対応しており、レーダー本体の落下を防ぐストラップも付属する。防水規格はIPX7。サイズは38x94x25mmで重量は62g(実測値)。
マージーン L508
寸法:38x94x25(mm)
カタログ重量:65g(実測重量:62g)
最大検知間距離:140m
水平方向の検知角度:40°
垂直方向の検知角度:-10°- +10°
検出可能な後方車両の相対速度:10〜120km/h
充電ポート:USB Type-C
ワイヤレスプロトコル:Bluetooth、ANT+
点灯・点滅モード:6種類(ソリッドモード、点滅モード、パルスモード、プロトンモード、ローテートモード、シングルレーダーモード)
電池寿命:ソリッドモード6時間、点滅モード10時間、プロトンモード8時間、パルスモード12時間、スタンバイモード3ヶ月、シングルレーダーモード16時間(環境、温度により変化します。)
スマートブレーキセンシング:あり
オートスリープ/オートウェイク: はい
視野角:220°
防水規格 IPX7
互換ソフトウェア: Magene ユーティリティアプリ
価格:19,800円(税込)
2015年に中国の青島で設立されたMagene(マージーン)。最先端の科学技術製品の研究開発と、スマートなスポーツ機器の製造にフォーカスし、インドアバイクトレーナーやパワーメーターをハードウェアとソフトウェアの両面から提供することで、ユーザーのスポーツ体験を高めることを目指すブランドだ。
"Magnetic"と"Gene"という言葉を統合した造語をブランド名とするマージーンは、日本国内においてはGT-ROLLERやEQUALブレーキでお馴染みのグロータックが展開している。グロータックはパワーメーターに続き、L508という製品を日本で展開を始める。
L508を一言で説明すると赤色LEDを搭載したリアレーダー。後方からレーダーに向かって接近する物体を検知すると、ペアリングしているサイコンの画面上と音で接近を知らせ、レーダーに搭載されているリアライトのモードを変更し後方へのアピール力を強化するプロダクトだ。それぞれの性能を紐解いていこう。
ミリ波パルス信号によって運用されるレーダーは、速度差が10〜120km/hで接近する車両を検知できる性能を備えることが特徴。そして、最大140m後方、ブラインドコーナーで接近する車両をいち早く捉えるために水平方向には40°、登りと下りの斜度にも対応するために±10°のレーダー照射範囲を有しており、様々な状況でレーダーが機能するように調整されている。
ガーミンのEDGEやワフーのELEMNTシリーズとペアリングを行い、車両接近を検知すると先述の通り画面とビープ音で知らせてくれる。画面に表示では自車と接近車両の距離をグラフィカルに教えてくれるため、追い越されるタイミングを把握できるはずだ。EDGEの場合は接近車両がいない場合は緑の帯、接近車両がいる場合は赤い帯で通知し、車両の位置を確認せずとも、接近車両の存在を一目で把握できるのは嬉しい。
L508はライト機能が充実していることが魅力だ。ライトの基本スペックは最大1.2km後方からも確認できる被視認性を備え、220°の広角照射範囲によって側方からでもL508の明かりを確認可能だ。明るさが広範囲に届きライダーの存在を知らせることで、ユーザーの安全性向上が期待できる。
ライトのモードはソリッド、点滅、パルス、プロトン、ローテートモード、シングルレーダーモード(ライトなし)という6種類が用意されており、状況に合わせて選択することができる。特にプロトンモードはグループライドで自車の後方にライダーがいる時、ライダーを眩惑させないというモードであり、複数人でライドする場合にレーダーとライトの両立を実現する機能だ。
ソリッドモードは20lmで6時間駆動、点滅モードも20lmで10時間駆動、パルスモードは3〜20lmで12時間、プロトンモードは6lmで8時間というスペックを備えており、スタンバイモードでは3ヶ月電池が保つという。充電はUSB Type-Cケーブルで行い、充電時間は3時間。
また、スマートブレーキセンシングと呼ばれる機能が採用されており、搭載された加速度センサーが減速を検知すると3秒間ハイライトモードへと自動的に切り替わる。後方車両に対して自車になんらかの変化があったことを伝えることで、ドライバーがサイクリストに注意してくれる確率が高まる。車体の揺れや小さな段差では検知しないプログラムが施されていることもポイントだ。
さらに後方140m以内で車両が急接近した場合、テールライトが自動的に2秒間点滅モードに切替わる機能も搭載されている。速度差が大きい車両が追い越す時ほど危険なものはないため、サイクリストの存在を少しでもアピールすることは、安全性向上に寄与してくれるだろう。
ライト機能はスマホアプリで点滅やパルスの間隔をカスタマイズすることが可能。各ライトモードでのレーダーのオン/オフを設定することができ、ライトモードによって必要な機能を選択できるのは嬉しい。例えば、ソリッドモードではレーダーをオンに、点滅モードではレーダーをオフ、プロトンモードではレーダーをオンといったように設定することが可能だ。
振動を検知する機能によってオートスリープとオートアウェイク機能が実現されていることもポイント。静止状態が5分間継続するとレーダーは自動的にスリープモードとなり、バッテリーの消費を最小限に留められる。また、振動を検知するとレーダーの機能が起動するという。
シートポストに装着するマウントはラウンドタイプ、スクエアタイプ、エアロ形状などに対応しており、レーダー本体の落下を防ぐストラップも付属する。防水規格はIPX7。サイズは38x94x25mmで重量は62g(実測値)。
マージーン L508
寸法:38x94x25(mm)
カタログ重量:65g(実測重量:62g)
最大検知間距離:140m
水平方向の検知角度:40°
垂直方向の検知角度:-10°- +10°
検出可能な後方車両の相対速度:10〜120km/h
充電ポート:USB Type-C
ワイヤレスプロトコル:Bluetooth、ANT+
点灯・点滅モード:6種類(ソリッドモード、点滅モード、パルスモード、プロトンモード、ローテートモード、シングルレーダーモード)
電池寿命:ソリッドモード6時間、点滅モード10時間、プロトンモード8時間、パルスモード12時間、スタンバイモード3ヶ月、シングルレーダーモード16時間(環境、温度により変化します。)
スマートブレーキセンシング:あり
オートスリープ/オートウェイク: はい
視野角:220°
防水規格 IPX7
互換ソフトウェア: Magene ユーティリティアプリ
価格:19,800円(税込)
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