東京サンエスが手がけるオリジナルブランドのワンバイエスから、新型クランクセットの「J CRANK」がリリースされた。日本人の体型に合わせたQファクター設計というラ・クランクの特徴を引き継ぎつつ、ダイレクトマウントやアルミ中空鍛造アームを採用したモデルだ。



ワンバイエス J CRANK(サンドBK)ワンバイエス J CRANK(サンドBK) (c)東京サンエス
日本人にフィットするQファクターを追求した設計で支持を集めるディズナのラ・クランク。その設計思想を継承した新型チェーンリング/クランクセットの「J CRANK」がついに発売開始となる。近年、数が増えつつあるダイレクトマウントを採用したモデルであり、現代風なルックスになると共にラ・クランクよりも軽量になるなど進化を遂げている。

東京サンエスがQファクターを追求する理由は、体に対して適切な広さのクランクを使用することで、脚を適切な軌道で動かすことが可能になるため。対して、広すぎたり狭すぎたりすると脚が八の字軌道を描き、効率的なペダリングを行うことができない上、不必要な負担を体にかけてしまう。適切なQファクターのクランクを使用することで、痛みが生まれる可能性が低くなり、長い距離を快適に走ることが可能となる。

取付部はスラム等のダイレクトマウントと互換があるという取付部はスラム等のダイレクトマウントと互換があるという (c)東京サンエスクランク長は160、162.5、165、167.5、170mmという5種類が用意されるクランク長は160、162.5、165、167.5、170mmという5種類が用意される (c)東京サンエス


J CRANKのQファクターは140.6mmと設計上の限界を追求した数値となっている。2mm厚のワッシャーが付属するため、144.4mmのQファクターで使用することもできる。ちなみにシマノDURA-ACEは146mmという設定だ。ラ・クランクのQファクター最小値は139.8mm。

また、J CRANKのクランクアーム部はアルミ中空鍛造仕様、チェーンリングはCNCでの削り出し仕様。洗練されたフォルムとなったワンバイエスの新型クランクは719g(160mm/47×31T)とラ・クランクの750g(140mm)よりも軽量に仕上げられている。

ダイレクトマウントの仕様はスラム互換。チェーンラインは43.5mm。適合するギアはシマノ10/11s、スラム11s。対応BBは24mm径対応品、シェル幅は68mm。クランク長のラインアップは160、162.5、165、167.5、170mmという5種類。チェーンリングのラインアップは51×35T、49×33T、47×31Tという3種類。いずれもサンドBK(ブラック)、サンドSL(シルバー)という2色が用意されている。価格は39,800円(税抜)。

ワンバイエス J CRANK(サンドSL)ワンバイエス J CRANK(サンドSL) (c)東京サンエス
バイクのデザインや好みによって組み合わせても良いだろうバイクのデザインや好みによって組み合わせても良いだろう (c)東京サンエスダイレクトマウントタイプのため、アームとチェーンリングの色を変更することも可能だダイレクトマウントタイプのため、アームとチェーンリングの色を変更することも可能だ (c)東京サンエス




ワンバイエス J CRANK
Qファクター:140.6mm(ワッシャー装着時144.6mm)
チェーンライン:43.5mm
ギア適合性:SHIMANO 10S/11S & SRAM 11S
重量:719g(160mm/47×31T)
付属:2mm厚ペダルワッシャー
価格:39,800円(税抜)

クランク長ラインナップ
160、162.5、165、167.5、170mm

チェーンリング歯数ラインナップ
51×35T、49×33T、47×31T

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