イタリアを代表するロードバイクブランド、コルナゴのCシリーズに新たなモデル「C72」が加わる。洗練されたモジュラーストラクチャー構造や、最大35mmまで拡大されたタイヤクリアランス、ストレージボックスを採用し、デザイン・ライドフィール・使い勝手を両立した新世代フラッグシップだ。



コルナゴ C72(HFRD – Black and red) (c)コルナゴ

イタリアの名門バイクブランドとして名高いコルナゴ。タデイ・ポガチャルによる大活躍に至るまでの歴史を語る上で欠かすことのできない存在がCシリーズだ。1989年に初登場したC35から現在に至るまでモデルチェンジを繰り返しながら、ブランドとともに長い歴史を歩んできた。

30年にわたる歴史の中でCシリーズは数多の勝利を収め、コルナゴのレーシングスピリットとクラフトマンシップを体現してきた。一方で、時代がくだるにつれてカーボンフレームには軽量性が求められるようになり、コルナゴがVシリーズをラインアップに追加すると、Cシリーズはプロレースの第一線から退きつつ、ブランドのアイデンティティを表現するシグネチャーバイクとしての立ち位置を確立した。

エアロを意識したチューブデザインとなっている (c)コルナゴ

チューブの繋ぎ目も洗練されている (c)コルナゴ

そんなCシリーズに最新作「C72」が登場した。先代C68から採用されたモジュラーストラクチャー製法を継承しつつ、構造、素材、ジオメトリ、デザイン、そしてライドフィールが高次元で調和した最新モデルへと進化を遂げている。

C72のモジュラーストラクチャーのコンセプトはC68から受け継ぎつつも、この構造を採用したバイクの第二世代ということもあり、細部が洗練されていることが特徴。最もわかりやすい点が、C68はラグドの印象を残したデザインだったことに対して、今作ではチューブの繋ぎ目部分までもデザインに組み込んだ。

ヘッドチューブの繋ぎ目もデザインが洗練されている (c)コルナゴ

シート周りの設計も一新された (c)コルナゴ

特にヘッドチューブのチューブ接合部はマルチピース構造を象徴しつつ、一体感のある造形で、近年のミニマルなエアロデザインに通じるような洗練されたデザインに仕上がっている。また、接合部をデザインとしない部分は薄いカーボンバンテージで覆うことで、モノコックのような滑らかなフレームワークを演出している。

モジュラー式は各パーツの金型が小さく、細部まで丁寧にカーボン作業が行えることもメリットの一つ。今作も設計面でのアップデートが行われ、フレーム単体の重量は、485サイズの未塗装フレーム(金属パーツを含まない状態)で895g。C68比で30gの軽量化を実現。着実な進化はCシリーズの走行性能にも好影響を与えてくれるだろう。

パーツの構成も一新されている (c)コルナゴ

また今作ではリアトライアングルとシート周りのパーツが再設計され、快適性が向上。タイヤクリアランスは最大35mmまで拡大されており、タイヤによる快適性向上も見込める。レーシングDNAを維持しつつも、スタック/リーチ比を見直したジオメトリーによって、よりリラックスしたエンデュランス志向のポジションも取れるようになった。純粋なレースマシンとしてアグレッシブに乗ることも、ロングライドを快適にこなすことも、セットアップ次第で対応できる懐の深さが魅力だ。

新たに用意された統合コックピット「CC.02」は、よりアグレッシブなポジションと、下ハンドル握り時のブレーキコントロール性を両立する新形状のカーブを採用。先代のCC.01と比べて15g軽量化されている。また、フレームにはボトルケージ下のタブをひねるだけでケージが外れ、収納スペースが現れる統合ストレージボックスも備える。

ダウンチューブ内蔵ストレージが設けられた (c)コルナゴ

こうしたアップデートによってC72は「Cシリーズらしさ」を守りながら、現代のロードバイクに求められる快適性、利便性、汎用性を備えたモデルへと進化している。高速巡航を楽しむファストライドから、1日がかりのロングライドもカバー。

カラーは4色が用意される。黒と赤を組み合わせた「HFRD」、黒・シルバー・ホワイトによる「HFWS」、グロスとマット仕上げの黒にカッパーゴールドのディテールを効かせた「HFBK」、そしてブルーとライトブルーの「HFTB」というラインナップだ。

サイズは420/455/485/510/530/550/570の7サイズ展開となり、幅広い体格のライダーに対応する。なお、フレームセットにはハンドルバー、シートポスト、ヘッドセット、コンパクトストレージポーチが付属する。価格はフレームセットが1,177,000円(税込)、カンパニョーロ SuperRecord 13完成車が2,805,000円(税込)だ。

コルナゴ C72(HFWS – Black, silver and white) (c)コルナゴ

コルナゴ C72(HFTB – Blue and light blue) (c)コルナゴ

コルナゴ C72(HFBK – Black glosse/matte + copper gold details) (c)コルナゴ



コルナゴ C72
フレーム素材:カーボン(モジュールストラクチャー製法/7ピース構成)
フレーム重量:895g(485サイズ)
タイヤクリアランス:最大35mm
コックピット:CC.02
カラー:HFRD(Black and red)、HFWS(Black, silver and white)、HFBK(Black glosse/matte + copper gold details)、HFTB(Blue and light blue)
サイズ:420/455/485/510/530/550/570
価格(フレームセット ):1,177,000円(税込)
価格(Campagnolo SR13 / Bora Ultra 完成車):2,805,000円(税込)

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