ファクターが、ベルギー人アーティストVEXXとコラボレーションした特別仕様のMONZA「MONZA VEXX Edition」を発表した。コミカルなキャラクターで埋め尽くされた遊び心あふれる一台だ。



ファクター MONZA VEXX Edition (c)factor

ファクターは、エアロロードのONEとOSTRO VAM、軽量オールラウンダーのO2 VAMといった迷客なキャラクターを持つレースバイクを展開してきたブランドだ。数多くのプロ向けハイエンドモデル中心にラインアップが構成されてきたが、ホビーレーサーにファクターバイクを提供するために用意されたのがMONZAだ。

このMONZAをベースとした特別モデルを生み出すためにコラボレーションの相手に迎えられたのがベルギー出身の若きアーティストVEXXである。1998年生まれの気鋭の作風は、キャラクターや記号など思いついたアイデアをキャンバスに埋め尽くす落書き風で国際的に知られているという。

アグレッシブなデザインが施されている (c)factor

無造作に敷き詰められたキャラクターたちだが、それがエネルギーやカオスを演出。没入感のある構図へと昇華されており、遊び心と精密さが融合したグラフィックが人気を呼んでいる。今回キャンバスとなったMONZAにもコミカルなキャラクターなどが描かれており、プロトンの中でも存在が際立つバイクに仕上げられた。

今回のコラボにあたってVEXXにとってフレームをキャンバスとするのはチャレンジだったようだ。限られた面積、立体的な面に絵を展開するのは平面とは全く別物だったという。それでもなお派手ながらまとめられているデザインは試行錯誤の結果だろう。

キャラクターがたくさん描かれているがそれぞれの個性が豊かだ (c)factor
可愛いキャラクターが描かれている (c)factor



ベースとなっているMONZAは、ホビーレーサーのために生み出されたファクターの新しいレーシングロードだ。しかし、今年のパリ〜ルーベでは女子チームのヒューマンパワードヘルスと、男子チームのモダンアドベンチャーの一部選手がMONZAを採用。これはヒューマンパワードヘルスのディレクターであるマグナス・バクステッドによると事前調査ではMONZAが石畳区間で最速だったからだという。

バクステッドはフレームが必要なところで衝撃をいなしつつ、剛性と空力はレースバイクの水準を保っているバランスに驚いたと語る。MONZAはOSTRO VAMとは異なる弾性が低く、粘りのあるカーボンを採用しており、レースバイクとしての剛性を確保しつつ、路面からの細かい振動を吸収。ホビーレーサーのために生み出されながらも石畳のレースへの適性も発見された。

曲線も考慮したデザインが描かれている (c)factor

チェーンステーに合わせたデザインが施された (c)factor

ジオメトリーも、長時間アグレッシブに走り続けることを前提に組まれている。スタックがやや高めに設定されていて、前傾をある程度保ちながらも、肩周りの負担を減らしている。。タイヤクリアランスは最大34mmまで確保されており、パリ~ルーベのような石畳路面では、太めのタイヤの運用がアドバンテージを生み出す。

そんなMONZAをVEXX特別デザインで彩ったスペシャルモデルは、フレームセット(731,000円)、ULTEGRA+ブラックインク45ホイール完成車(1,210,000円)、FORCE eTap AXS+ブラックインク完成車(1,243,000円)で販売される。

ベルギーの気鋭アーティストVEXXとファクターがコラボ (c)factor



ファクター MONZA VEXX Edition
カラー:VEXX Edition グラフィック
最大タイヤクリアランス:34mm
フレームセット価格:731,000円(税込)
完成車(シマノ Ultegra、ホイール:BLACK INC 45):1,210,000円(税込)
完成車(スラム Force eTap AXS パワーメーター付き、ホイール:BLACK INC 45):1,243,000円(税込)