スペイン北西部のガリシア州を舞台にしたグラン・カミーニョで、アダム・イェーツ(イギリス、UAEチームエミレーツXRG)が総合優勝。1級山岳フィニッシュの4日目を制し、ジロ・デ・イタリアに向けて弾みをつけた。
正式名称を「グラン・カミーニョ・ザ・ヒストリカルルート」と呼ぶ本大会は、2022年に始まったばかりのステージレース。上から3番目の1クラスのレースながら、歴代の総合優勝者にはアレハンドロ・バルベルデやヨナス・ヴィンゲゴーハンセン(デンマーク、ヴィスマ・リースアバイク)など錚々たる顔ぶれが並ぶ。個人タイムトライアル、丘陵、そして本格山岳ステージまでを備えた、バランスの良さが魅力の5日間だ。

第1ステージ勝者:ユリウス・ヨハンセン(デンマーク、UAEチームエミレーツXRG) photo:O Gran Camiño
大会初日は15kmの個人TTで争われ、コース前半の丘に加え、その直後とフィニッシュ前に敷かれた石畳区間が特徴となった。しかし石畳といえど、コース中央には道路を2分割する滑らかな路面が敷かれているため、選手たちはそこを一直線に進んでいく。そして最速タイムを叩き出し、区間優勝したのはユリウス・ヨハンセン(デンマーク、UAEチームエミレーツXRG)だった。
大会2日目は終盤の丘で35名に絞られた集団によるスプリントで決着した。勝ったのは母国スペイン出身の24歳、カルロス・カナル(モビスター)で、これが嬉しいプロ初勝利となった。

第2ステージ勝者:カルロス・カナル(スペイン、モビスター) photo:O Gran Camiño

第3ステージ勝者:イバン・ロメオ(スペイン、モビスター) photo:O Gran Camiño
3日目も前日と似た、序盤と終盤に丘が設定され、それ以外は平坦路という丘陵ステージ。逃げを捉え、さらに先行した6名集団も引き戻したメイン集団から、最後の2級山岳でジョージ・ベネット(ニュージーランド、NSNサイクリングチーム)ら5名がアタック。フィニッシュまで続く下りと平坦路では、残り11km地点でスペイン王者イバン・ロメオ(モビスター)が飛び出し、11kmの独走を決め、チームに2日連続勝利をもたらした。
4日目は後半に1級、2級、1級山岳を立て続けに登る、今大会のクイーンステージ。この日も終盤にベネットがアタックし、元トライアスリートでズイフトアカデミーから今年26歳にしてプロデビューしたアントン・シファー(ドイツ、ヴィスマ・リースアバイク)が続く。しかし最終1級山岳で集団に捕まると、頂上手前3.8km地点でアダム・イェーツ(イギリス、UAEチームエミレーツXRG)が加速し、単独先頭に立った。
そしてヴィスマ・リースアバイク所属の21歳、ヨルゲン・ノードハーゲン(ノルウェー)の追走を振り切り、イェーツが勝利。総合でも首位に立ち、リーダージャージに袖を通した。これがイェーツにとって今季初勝利であり、2017年から続く自身の勝利記録を更新した。

第4ステージ勝者:アダム・イェーツ(イギリス、UAEチームエミレーツXRG) photo:CorVos
大会最終日となる第5ステージは、平坦基調ながら、後半に3つの2級山岳を越えるレイアウト。フィニッシュも2級山岳の頂上に設定されたことで、総合も動くと予想された。レースはまず7名が逃げ集団を形成。しかし最終山岳を前にプロトンが逃げを引き戻し、残り2km地点からはイェーツ自身が先頭でペースを作った。
その高速登坂で一気に集団の人数は絞られ、残り1km地点でその背後につけたのは僅か3名。フィニッシュ手前の石畳坂に入り、アレッサンドロ・ピナレロ(イタリア、NSNサイクリングチーム)が先頭に出る。そのまま舗装路に戻ると、クライマーによるスプリント勝負をピナレロが制した。

フィニッシュ手前に設定された石畳の急坂 photo:CorVos

第5ステージ勝者:アレッサンドロ・ピナレロ(イタリア、NSNサイクリングチーム) photo:CorVos
22歳ながらプロ5年目のピナレロが掴んだプロ初勝利。これによりピナレロは山岳賞とポイント賞、そして総合順位を3位に上げることにも成功した。だが総合優勝は首位をキープしたイェーツが掴んだ。

総合優勝に輝いたアダム・イェーツ(イギリス、UAEチームエミレーツXRG) photo:CorVos
イェーツはジョアン・アルメイダ(ポルトガル)と共に、5月8日開幕のジロ・デ・イタリアに出場予定。その後はタデイ・ポガチャル(スロベニア)をアシストするべく、そのままツール・ド・フランスに臨む予定だ。
正式名称を「グラン・カミーニョ・ザ・ヒストリカルルート」と呼ぶ本大会は、2022年に始まったばかりのステージレース。上から3番目の1クラスのレースながら、歴代の総合優勝者にはアレハンドロ・バルベルデやヨナス・ヴィンゲゴーハンセン(デンマーク、ヴィスマ・リースアバイク)など錚々たる顔ぶれが並ぶ。個人タイムトライアル、丘陵、そして本格山岳ステージまでを備えた、バランスの良さが魅力の5日間だ。

大会初日は15kmの個人TTで争われ、コース前半の丘に加え、その直後とフィニッシュ前に敷かれた石畳区間が特徴となった。しかし石畳といえど、コース中央には道路を2分割する滑らかな路面が敷かれているため、選手たちはそこを一直線に進んでいく。そして最速タイムを叩き出し、区間優勝したのはユリウス・ヨハンセン(デンマーク、UAEチームエミレーツXRG)だった。
大会2日目は終盤の丘で35名に絞られた集団によるスプリントで決着した。勝ったのは母国スペイン出身の24歳、カルロス・カナル(モビスター)で、これが嬉しいプロ初勝利となった。


3日目も前日と似た、序盤と終盤に丘が設定され、それ以外は平坦路という丘陵ステージ。逃げを捉え、さらに先行した6名集団も引き戻したメイン集団から、最後の2級山岳でジョージ・ベネット(ニュージーランド、NSNサイクリングチーム)ら5名がアタック。フィニッシュまで続く下りと平坦路では、残り11km地点でスペイン王者イバン・ロメオ(モビスター)が飛び出し、11kmの独走を決め、チームに2日連続勝利をもたらした。
4日目は後半に1級、2級、1級山岳を立て続けに登る、今大会のクイーンステージ。この日も終盤にベネットがアタックし、元トライアスリートでズイフトアカデミーから今年26歳にしてプロデビューしたアントン・シファー(ドイツ、ヴィスマ・リースアバイク)が続く。しかし最終1級山岳で集団に捕まると、頂上手前3.8km地点でアダム・イェーツ(イギリス、UAEチームエミレーツXRG)が加速し、単独先頭に立った。
そしてヴィスマ・リースアバイク所属の21歳、ヨルゲン・ノードハーゲン(ノルウェー)の追走を振り切り、イェーツが勝利。総合でも首位に立ち、リーダージャージに袖を通した。これがイェーツにとって今季初勝利であり、2017年から続く自身の勝利記録を更新した。

大会最終日となる第5ステージは、平坦基調ながら、後半に3つの2級山岳を越えるレイアウト。フィニッシュも2級山岳の頂上に設定されたことで、総合も動くと予想された。レースはまず7名が逃げ集団を形成。しかし最終山岳を前にプロトンが逃げを引き戻し、残り2km地点からはイェーツ自身が先頭でペースを作った。
その高速登坂で一気に集団の人数は絞られ、残り1km地点でその背後につけたのは僅か3名。フィニッシュ手前の石畳坂に入り、アレッサンドロ・ピナレロ(イタリア、NSNサイクリングチーム)が先頭に出る。そのまま舗装路に戻ると、クライマーによるスプリント勝負をピナレロが制した。


22歳ながらプロ5年目のピナレロが掴んだプロ初勝利。これによりピナレロは山岳賞とポイント賞、そして総合順位を3位に上げることにも成功した。だが総合優勝は首位をキープしたイェーツが掴んだ。

イェーツはジョアン・アルメイダ(ポルトガル)と共に、5月8日開幕のジロ・デ・イタリアに出場予定。その後はタデイ・ポガチャル(スロベニア)をアシストするべく、そのままツール・ド・フランスに臨む予定だ。
グラン・カミーニョ2026結果
| 第1ステージ勝者 | ユリウス・ヨハンセン(デンマーク、UAEチームエミレーツXRG) |
| 第2ステージ勝者 | カルロス・カナル(スペイン、モビスター) |
| 第3ステージ勝者 | イバン・ロメオ(スペイン、モビスター) |
| 第4ステージ勝者 | アダム・イェーツ(イギリス、UAEチームエミレーツXRG) |
| 第5ステージ勝者 | アレッサンドロ・ピナレロ(イタリア、NSNサイクリングチーム) |
個人総合成績
| 1位 | アダム・イェーツ(イギリス、UAEチームエミレーツXRG) | 14:40:53 |
| 2位 | ヨルゲン・ノードハーゲン(ノルウェー、ヴィスマ・リースアバイク) | +0:32 |
| 3位 | アレッサンドロ・ピナレロ(イタリア、NSNサイクリングチーム) | +0:48 |
その他の特別賞
| ポイント賞 | アレッサンドロ・ピナレロ(イタリア、NSNサイクリングチーム) |
| 山岳賞 | アレッサンドロ・ピナレロ(イタリア、NSNサイクリングチーム) |
| ヤングライダー賞 | ヨルゲン・ノードハーゲン(ノルウェー、ヴィスマ・リースアバイク) |
| チーム総合成績 | カハルラル・セグロスRGA |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos, O Gran Camiño
photo:CorVos, O Gran Camiño
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