フレンチバイクブランドの雄、タイムが新型エンデュランスロード「FLUIDITY」を発表した。ベストセラーをゼロから再設計した新型は、40mm幅のタイヤクリアランスと425mmのショートチェーンステーを両立。ダイニーマ強化BCSカーボン構造により構造レベルでの振動減衰を実現し、快適性とレーシーなハンドリングを高次元で調和させたパフォーマンスエンデュランスロードとして登場する。

タイム FLUIDITY (c)ポディウム
フレンチバイクブランドの雄、タイム。カーボンのロードバイク開発にいち早く取り組み、独自の編組カーボン構造(BCS)とRTM工法を武器に、数々の勝利を掴んできたバイクを作り上げてきた。そんなタイムのレーシングバイクが持つエッセンスと、ホビーサイクリストが求める快適性を融合させたのがエンデュランスロードのFLUIDITYだった。
FLUIDITYはロングライドやグランフォンドを走り込むエンデュランス志向のライダーから支持を集め、タイムのベストセラーモデルとなった。そのFLUIDITYの新型が登場する。現代のエンデュランスライダーたちが求める反応性や俊敏性といった速さと快適性を実現するべく、ゼロから開発が行われた新世代エンデュランスロードだ。
タイムがスピードと快適性の両立を実現するため採用したアプローチは、フレーム素材とチューブ形状によって快適性を確保すること。特別な衝撃吸収機構などを入れず、レーシングバイクと同じようにシンプルに作り上げることで、反応性を維持している。

現代の技術を惜しみなく投入された新型FLUIDITY (c)ポディウム
FLUIDITYの「スピード+快適性」のコンセプトを支えるテクノロジーは、タイムがこれまで培ってきたダイニーマ強化BCSカーボンレイアップだ。ダイニーマは超高分子量ポリエチレン繊維で、重量あたりの引張強度に優れ、軍事や医療分野で実績のある高機能素材。同等強度のカーボンよりも軽量であることに加え、優れた振動減衰特性を持つことが大きな特徴だ。この繊維をカーボンと併用することで、構造レベルで高周波の路面振動を吸収し、長距離走行時の疲労を軽減する。
タイムがこの技術を効果的に活かせるのは、プリプレグカーボン工法ではなく独自のBCS編組構造を採用しているからだ。ダイニーマ繊維は一般的なプリプレグ工法ではその性能を引き出すのが難しく、構造的な不完全性や重量増加を招くとされる。しかしタイムの編組カーボン構造であれば、ダイニーマ繊維を無理なく積層構造に織り込み、その性能を余すことなく発揮する。

タイムの編みカーボンとケブラーの組み合わせで性能を高めている (c)ポディウム
フレーム形状にも振動減衰のため、丸みを帯びたチューブ形状。エアロではなく、あえて採用する丸い断面は荷重を均等に分散させ、疲労耐性と軽量化を両立。加えてドロップドシートステーが垂直方向の振動吸収性を向上させる役割を担っている。
フレーム素材や形状による快適性に加えて、タイヤによる快適性確保も前提とされている。そのためタイヤクリアランスは最大40mmまで対応し、36Cといったワイドなロードタイヤが選べるように作られている。タイヤの選択肢も充実しつつある現在、ワイドタイヤの採用を検討してみてもいいだろう。

40mmのタイヤクリアランスを備えながら、チェーンステーは可能な限り短く設定されている (c)ポディウム
また、40mmクリアランスを確保しながらチェーンステーを425mmに抑えていることも注目ポイントだ。ワイドタイヤに対応するとチェーンステー長は長くなりがちだが、あえてコンパクトに設計することで、ロードバイクらしい反応性を実現している。クイックなハンドリングを失わずにワイドタイヤの恩恵を受けられることは、このバイクの大きなアドバンテージと言える。
ジオメトリーに関してはエンデュランスロードユーザーからの「スタックハイトを高めてほしい」という要望に応え、高いスタックハイトに設定されている。一体型コックピットを使いたいが、従来のレーシングジオメトリーでは快適な高さまで調整しきれない。そうした課題に応える形で、新型FLUIDITYは全5サイズで最適化されたスタック高を用意。タイムの従来ロードモデルと比較してヘッドチューブを2cm以上高く設計し、さらにトップキャップ/スペーサーによる45mmのスタック調整幅を確保している。

ヌードブラック、グロスホワイト、サテンクリスタルブルー、サテンメタリックレッドの4種類がラインアップされる (c)ポディウム
ドライブトレインは電動変速専用設計。FSAの一体型ヘッドセットにより、セミ内装と完全内装どちらのコックピットシステムにも対応可能で、ライダーの好みに合わせたセットアップを組める。
カラーラインアップはF01ヌードカーボン、F02グロスホワイト、F03サテンメタリックレッド、F04サテンクリスタルブルーの4色。F01は編みカーボンを最も大きく露出したモデル、そのほかのモデルはカーボン地のロゴとフォーク、チェーンステーのストライプでカーボン素材を強調する仕様となっている。フレームセットの価格は682,000円(税込)。
タイム FLUIDITY
フレーム素材:ダイニーマ強化BCSカーボンファイバー
フォーク:ケブラー強化BCSカーボンファイバー、1-1/8"〜1-1/2"テーパーコラム
サイズ:XS、S、M、L、XL
ヘッドセットベアリング:52×40mm、45×45°、HPBコーティングステンレス
ボトムブラケット:PF386 EVO
ハブ規格:フロント12×100mm、リア12×142mm
最大タイヤ幅:700×40C
シートポスト径:27.2mm
シフトシステム:電動変速専用(シマノDi2/SRAM AXS/カンパニョーロEPS対応)
リアディレイラーマウント:SRAM UDHハンガー
ブレーキ:前後フラットマウントディスク
対応ローターサイズ:140mm、またはアダプター使用で160mm
カラー:F01ヌードカーボン、F02グロスホワイト、F03サテンメタリックレッド、F04サテンクリスタルブルー
価格:682,000円(税込、フレームセット)

フレンチバイクブランドの雄、タイム。カーボンのロードバイク開発にいち早く取り組み、独自の編組カーボン構造(BCS)とRTM工法を武器に、数々の勝利を掴んできたバイクを作り上げてきた。そんなタイムのレーシングバイクが持つエッセンスと、ホビーサイクリストが求める快適性を融合させたのがエンデュランスロードのFLUIDITYだった。
FLUIDITYはロングライドやグランフォンドを走り込むエンデュランス志向のライダーから支持を集め、タイムのベストセラーモデルとなった。そのFLUIDITYの新型が登場する。現代のエンデュランスライダーたちが求める反応性や俊敏性といった速さと快適性を実現するべく、ゼロから開発が行われた新世代エンデュランスロードだ。
タイムがスピードと快適性の両立を実現するため採用したアプローチは、フレーム素材とチューブ形状によって快適性を確保すること。特別な衝撃吸収機構などを入れず、レーシングバイクと同じようにシンプルに作り上げることで、反応性を維持している。

FLUIDITYの「スピード+快適性」のコンセプトを支えるテクノロジーは、タイムがこれまで培ってきたダイニーマ強化BCSカーボンレイアップだ。ダイニーマは超高分子量ポリエチレン繊維で、重量あたりの引張強度に優れ、軍事や医療分野で実績のある高機能素材。同等強度のカーボンよりも軽量であることに加え、優れた振動減衰特性を持つことが大きな特徴だ。この繊維をカーボンと併用することで、構造レベルで高周波の路面振動を吸収し、長距離走行時の疲労を軽減する。
タイムがこの技術を効果的に活かせるのは、プリプレグカーボン工法ではなく独自のBCS編組構造を採用しているからだ。ダイニーマ繊維は一般的なプリプレグ工法ではその性能を引き出すのが難しく、構造的な不完全性や重量増加を招くとされる。しかしタイムの編組カーボン構造であれば、ダイニーマ繊維を無理なく積層構造に織り込み、その性能を余すことなく発揮する。

フレーム形状にも振動減衰のため、丸みを帯びたチューブ形状。エアロではなく、あえて採用する丸い断面は荷重を均等に分散させ、疲労耐性と軽量化を両立。加えてドロップドシートステーが垂直方向の振動吸収性を向上させる役割を担っている。
フレーム素材や形状による快適性に加えて、タイヤによる快適性確保も前提とされている。そのためタイヤクリアランスは最大40mmまで対応し、36Cといったワイドなロードタイヤが選べるように作られている。タイヤの選択肢も充実しつつある現在、ワイドタイヤの採用を検討してみてもいいだろう。

また、40mmクリアランスを確保しながらチェーンステーを425mmに抑えていることも注目ポイントだ。ワイドタイヤに対応するとチェーンステー長は長くなりがちだが、あえてコンパクトに設計することで、ロードバイクらしい反応性を実現している。クイックなハンドリングを失わずにワイドタイヤの恩恵を受けられることは、このバイクの大きなアドバンテージと言える。
ジオメトリーに関してはエンデュランスロードユーザーからの「スタックハイトを高めてほしい」という要望に応え、高いスタックハイトに設定されている。一体型コックピットを使いたいが、従来のレーシングジオメトリーでは快適な高さまで調整しきれない。そうした課題に応える形で、新型FLUIDITYは全5サイズで最適化されたスタック高を用意。タイムの従来ロードモデルと比較してヘッドチューブを2cm以上高く設計し、さらにトップキャップ/スペーサーによる45mmのスタック調整幅を確保している。

ドライブトレインは電動変速専用設計。FSAの一体型ヘッドセットにより、セミ内装と完全内装どちらのコックピットシステムにも対応可能で、ライダーの好みに合わせたセットアップを組める。
カラーラインアップはF01ヌードカーボン、F02グロスホワイト、F03サテンメタリックレッド、F04サテンクリスタルブルーの4色。F01は編みカーボンを最も大きく露出したモデル、そのほかのモデルはカーボン地のロゴとフォーク、チェーンステーのストライプでカーボン素材を強調する仕様となっている。フレームセットの価格は682,000円(税込)。
タイム FLUIDITY
フレーム素材:ダイニーマ強化BCSカーボンファイバー
フォーク:ケブラー強化BCSカーボンファイバー、1-1/8"〜1-1/2"テーパーコラム
サイズ:XS、S、M、L、XL
ヘッドセットベアリング:52×40mm、45×45°、HPBコーティングステンレス
ボトムブラケット:PF386 EVO
ハブ規格:フロント12×100mm、リア12×142mm
最大タイヤ幅:700×40C
シートポスト径:27.2mm
シフトシステム:電動変速専用(シマノDi2/SRAM AXS/カンパニョーロEPS対応)
リアディレイラーマウント:SRAM UDHハンガー
ブレーキ:前後フラットマウントディスク
対応ローターサイズ:140mm、またはアダプター使用で160mm
カラー:F01ヌードカーボン、F02グロスホワイト、F03サテンメタリックレッド、F04サテンクリスタルブルー
価格:682,000円(税込、フレームセット)
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