プロロゴがエアロダイナミクスに特化した新型ロードサドル「Choice」を発表した。レールをサイドウイングで覆い隠す独自のインテグレーテッド構造により、空力性能とパワー伝達効率を高めながら、レール単体の交換も可能にしたモジュラー設計が特徴だ。



プロロゴ Choice (c)Prologo

プロレースの現場から得られるフィードバックを製品開発に反映するイタリアのサドルブランド、プロロゴ。ブランドを代表する「CPC」技術の投入など数多くのイノベーションを起こしてきたトップブランドが、台北ショーにて新型「Choice」を発表した。

Choiceという名称はプロロゴの歴史にも名を残す重要な存在だ。元々Choiceは2007年発表のパッド式サドルという革新的なモデルに与えられた名前であり、今回もロードレースサドルにイノベーションをもたらす新型にこの名前が冠された。(※プロロゴのストーリーは先日公開した特集記事をチェックしてもらいたい。)

風洞実験も行い、形状を煮詰めた (c)Prologo

サドルの側面にプレートを配し、整流効果を狙っている (c)Prologo

新型Choiceの革新性は、レールをサイドウイングで覆い隠すインテグレーテッド構造にある。サドル側面に配されたプレートが前方からの風を受け流し、サドル後方へと導く。通常のサドルではレールに風が当たり乱流が発生するが、この整流構造によって空気抵抗の低減を狙った。

またエアロダイナミクスの設計において、サドル単体ではなくライダーやバイクを含めたシステム全体での最適化を行っていることもポイントだ。プロロゴは開発にあたってCFDシミュレーションと風洞実験を行い、形状を煮詰めたという。さらにChoiceはレールとベース間の設計も最適化し、スタックハイト低減と優れた剛性を実現。これによって効率的なパワー伝達に繋がり、テクニカルなセクションでの操作性にも寄与する。

T字型シェイプを採用し、アグレッシブなエアロポジションにも対応する (c)Prologo

座面の設計にはPressure Map MyOwnシステムによるプレッシャーテストを経ている。次世代の可変密度フォームを採用し、快適性とハイパフォーマンスを両立させた。 サイズは240×140mm、プロファイルはセミラウンド、形状はT字型。重量152g。アグレッシブなジオメトリーのバイクを想定した設計で、エアロポジションを長時間維持するライダーに向けたサドルだ。

Choiceのもう一つの特徴がモジュラー構造だ。初代Choiceはパッドの着せ替えが行えたが、今作ではNack(ナノカーボンファイバー)レールが交換可能となっている。カーボンシェルとレールは2本のスクリューで固定されており、簡単にどちらか一方を交換することが可能だ。このモジュラー式のおかげでレーサーもアグレッシブにChoiceを使うことができそうだ。

プロロゴ Choice (c)Prologo

Choiceはヴィスマのヨナス・ヴィンゲゴーとワウト・ファンアールトがシーズン序盤から数ヶ月にわたって使用している。ストラーデ・ビアンケ、パリ〜ニース、ミラノ〜サンレモといった主要レースで、すでにChoiceを使用した選手が活躍しているという。日本での価格はまだ発表されていないが、レーサーはぜひ注目してもらいたい製品だ。



プロロゴ Choice
サイズ:240×140mm
プロファイル:セミラウンド
形状:T字型
レール:Nack(ナノカーボンファイバー、7x9.3mm)
重量:152g
価格:未発表

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