荒サイから1.5km。亀戸・蔵前橋通り沿いに移転した FORTUNE BIKE
錦糸町での約8年の営業を終え、2019年春から亀戸は蔵前橋通り沿いに移転して営業を再開したフォーチュンバイク。JR亀戸駅から徒歩12分ほどだが、サイクリストなら荒川サイクリングロードから自転車でわずか数分という好立地だ。いちばんの最寄り駅は亀戸水神駅。
蔵前橋通り沿いを歩けば「BIKE GIVES YOU EVERYTHING IF YOU WANT(あなたが望むなら自転車はすべてを与えてくれる」というスローガンが目に入る。フォーチュンバイクはロードバイクなどオンロード系スポーツバイクがメインに並ぶスポーツバイク専門店だ。店内には20台ほどの完成車、20本ほどのロードフレームが展示される。ピナレロやビアンキ、BMCをはじめトレック、ジャイアント、ルック、スコット、チネリ、ラピエールのバイクがバリエーション豊富に並ぶ。
中二階のロフトに上がればクロスバイク、シューズやヘルメット、バッグ類、インソールなどソフトグッズやアクセサリーも並ぶ。アパレル類はこれからマヴィックをメインにした品揃えになるという。
蔵前橋通り沿いを歩けば「BIKE GIVES YOU EVERYTHING IF YOU WANT(あなたが望むなら自転車はすべてを与えてくれる」というスローガンが目に入る。フォーチュンバイクはロードバイクなどオンロード系スポーツバイクがメインに並ぶスポーツバイク専門店だ。店内には20台ほどの完成車、20本ほどのロードフレームが展示される。ピナレロやビアンキ、BMCをはじめトレック、ジャイアント、ルック、スコット、チネリ、ラピエールのバイクがバリエーション豊富に並ぶ。
中二階のロフトに上がればクロスバイク、シューズやヘルメット、バッグ類、インソールなどソフトグッズやアクセサリーも並ぶ。アパレル類はこれからマヴィックをメインにした品揃えになるという。
店長を務めるのは錦織大祐(にしこおり・だいすけ)さん。「新しいお店は前のお店よりも少し狭くなって、駅からも遠くなってしまうんですが、荒川サイクリングロードからは1.5kmぐらいとアクセスしやすくなって、そのぶん走っている方が立ち寄りやすいお店になりました。荒川を走る人に何かあったときに力になれるお店でありたいですね」と話す。
以前は入門モデルなども幅広く取り揃えていたが、今後はミドル〜ハイエンドのバイクに力を入れていくつもりだという。また、海外のメーカーを訪問したり、ユーロバイクや台北サイクルショーなどの現場にも向学のため積極的に出ていくスタイルだという。
「小さいお店ですが、お客さんが来て『これどうなの?』と聞かれたときに自分の引き出しから答えを出してあげられるようにしたいんです。少人数でやっていますので残念ながら必ずしも全てのお客様と十分なお話が出来ているわけではありません。ちょっとした情報提供を通して、お客様が楽しんで頂ける工夫をしたいですね」。
そんな錦織さんの思いは、完成車やフレーム、補給食のような小物まで様々なアイテムに付けられたポップに現れている。初心者には分かりにくい専門用語を解説したり、文字だけではなく、イラストを交えておすすめのポイントが説明されていたり。分かりやすいだけではなく、読み物としても面白い。ブランドや商品に関する豊富な知識量がある。リスクを承知の上でメーカー非推奨の組み合わせもテストするという。
「趣味の世界で大事な物語性、プライスレスな部分を知っていただいた上で商品を選んでいただきたい」との思いから、メーカーの海外本社や製造現場へと錦織さん自ら赴き見聞を深めている。また店頭では2か月に1度ほど、国内の代理店と共同で一般ユーザーに向けた講習会も行っている。通常メディアや販売店しか招待されない展示会と同様の内容を、ユーザーが生で聞けるチャンスはそう多くない。
「お客さんが質問してくれれば、何か提案を返せるようになりたいんです。ただ買ってくださいではなく、お手伝いができれば。その姿勢は変わらずキープしていきたい。そしてせっかく選んでもらった自転車という趣味。お客さんに『楽しくない』とは言わせたくない。絶対に楽しんでもらいたい」。
シクロワイアードもそんな錦織さんを新製品のインプレライダーとして依頼することも多い。知識量やアドバイスの厚さなど、経験値が抜きん出ているからこそだ。
以前は入門モデルなども幅広く取り揃えていたが、今後はミドル〜ハイエンドのバイクに力を入れていくつもりだという。また、海外のメーカーを訪問したり、ユーロバイクや台北サイクルショーなどの現場にも向学のため積極的に出ていくスタイルだという。
「小さいお店ですが、お客さんが来て『これどうなの?』と聞かれたときに自分の引き出しから答えを出してあげられるようにしたいんです。少人数でやっていますので残念ながら必ずしも全てのお客様と十分なお話が出来ているわけではありません。ちょっとした情報提供を通して、お客様が楽しんで頂ける工夫をしたいですね」。
そんな錦織さんの思いは、完成車やフレーム、補給食のような小物まで様々なアイテムに付けられたポップに現れている。初心者には分かりにくい専門用語を解説したり、文字だけではなく、イラストを交えておすすめのポイントが説明されていたり。分かりやすいだけではなく、読み物としても面白い。ブランドや商品に関する豊富な知識量がある。リスクを承知の上でメーカー非推奨の組み合わせもテストするという。
「趣味の世界で大事な物語性、プライスレスな部分を知っていただいた上で商品を選んでいただきたい」との思いから、メーカーの海外本社や製造現場へと錦織さん自ら赴き見聞を深めている。また店頭では2か月に1度ほど、国内の代理店と共同で一般ユーザーに向けた講習会も行っている。通常メディアや販売店しか招待されない展示会と同様の内容を、ユーザーが生で聞けるチャンスはそう多くない。
「お客さんが質問してくれれば、何か提案を返せるようになりたいんです。ただ買ってくださいではなく、お手伝いができれば。その姿勢は変わらずキープしていきたい。そしてせっかく選んでもらった自転車という趣味。お客さんに『楽しくない』とは言わせたくない。絶対に楽しんでもらいたい」。
シクロワイアードもそんな錦織さんを新製品のインプレライダーとして依頼することも多い。知識量やアドバイスの厚さなど、経験値が抜きん出ているからこそだ。
フォーチュンバイクもう1つの魅力はフィッティング。錦織さんは独立以前から様々なフィッティングシステムの研修会に参加し知識や経験を蓄積してきた。「身体を鍛えることなく、現状の体力で一番気持ちよく効率的に乗れることを目的としてフィッティングを行っています。海外のジュニア育成方針とも共通した考え方を取り入れているつもりです。」
納車時は、クロスバイクであってもフィッティングを行い、最良の状態で乗ってもらうことが錦織さんの信条だ。そうした納車での簡易フィッティングも合わせると、キャリアの中で数えきれないほどのフィッティングを行ってきたという。あいまいな部分を多く含むフィッティングにおいて、経験量は高精度化への大きなキーワードとなる。
また、個別のフィッティングでも「ニュートラルリセット」、つまり効率的なポジションという基本に戻ることをテーマとしているという。「レベルアップに伴って、知らず知らずのうちにおかしな癖はついてしまいがちですね。それをニュートラルな状態に矯正することでより快適に、ラクに乗ることができると考えているんです。」と錦織さん。ロードなら実業団、トライアスロンならアイアンマンを走るエリートアマチュア選手への施術も多いという。
シューズはマヴィックやシマノ、フィジーク製品を多く在庫し、店内で熱成型をする事が可能だ。個々の足の形を把握し、ユーザーと対話しながら1時間ほどかけてじっくりフィッティングを行い、購入後の再成型などアフターケアにも対応している。ペダルも定番ブランドはもちろんのこと、馴染みの薄いブランドまで豊富に取り揃えられている。インソールやソックスなども豊富。フィット感を左右するものは徹底して取り揃える。
納車時は、クロスバイクであってもフィッティングを行い、最良の状態で乗ってもらうことが錦織さんの信条だ。そうした納車での簡易フィッティングも合わせると、キャリアの中で数えきれないほどのフィッティングを行ってきたという。あいまいな部分を多く含むフィッティングにおいて、経験量は高精度化への大きなキーワードとなる。
また、個別のフィッティングでも「ニュートラルリセット」、つまり効率的なポジションという基本に戻ることをテーマとしているという。「レベルアップに伴って、知らず知らずのうちにおかしな癖はついてしまいがちですね。それをニュートラルな状態に矯正することでより快適に、ラクに乗ることができると考えているんです。」と錦織さん。ロードなら実業団、トライアスロンならアイアンマンを走るエリートアマチュア選手への施術も多いという。
シューズはマヴィックやシマノ、フィジーク製品を多く在庫し、店内で熱成型をする事が可能だ。個々の足の形を把握し、ユーザーと対話しながら1時間ほどかけてじっくりフィッティングを行い、購入後の再成型などアフターケアにも対応している。ペダルも定番ブランドはもちろんのこと、馴染みの薄いブランドまで豊富に取り揃えられている。インソールやソックスなども豊富。フィット感を左右するものは徹底して取り揃える。
「プロショップである限り、そのお店で対応できるどんな作業でも最大限に取り組むのが当たり前だと考えています」。バイクのオーバーホールやメンテナンスなど、プロショップだからこそ出来る作業もにもしっかり対応してくれる。ただ、評判が評判を呼び、オーバーホールや組付け依頼はキャパ以上に殺到している状態だという。「作業の予約が数週間待ちという状況になりがちなので、改善していきたい。でも、最大限丁寧な仕事で応えたいんです」とも。
「知識を積極的に集めることはもちろんですが、やはり実際に作業をすることでしか技術力は向上しないと考えます」と話す錦織さん。定期ツーリングや練習会をあえて行っていないのもそういう思いからだそうだ。少しでも時間があるなら自転車に向かって作業をし、期待以上の"仕事"をもってユーザーのニーズに応えたいという。一方でシマノ鈴鹿など初心者に門戸を開いた大規模な大会には貸切バスをチャーターして参戦するなど、年に数回はお店主導のイベントも用意されている。
取材の最後にこれからのことを聞いた。「今まで以上に丁寧に、お客さんともっと話をして、自転車にもっとワクワク感を感じてもらいたいですね。『コイツとならどこへだって行けるさ! 』という気持ちになれる自転車を仕立てたい。自転車って、もし望むなら何でも与えてくれる素晴らしい乗り物。仕事を任せてもらえれば、100%のベストでお返しします。お客様と一緒に"これから"を作り上げていきたいですね」。
「知識を積極的に集めることはもちろんですが、やはり実際に作業をすることでしか技術力は向上しないと考えます」と話す錦織さん。定期ツーリングや練習会をあえて行っていないのもそういう思いからだそうだ。少しでも時間があるなら自転車に向かって作業をし、期待以上の"仕事"をもってユーザーのニーズに応えたいという。一方でシマノ鈴鹿など初心者に門戸を開いた大規模な大会には貸切バスをチャーターして参戦するなど、年に数回はお店主導のイベントも用意されている。
取材の最後にこれからのことを聞いた。「今まで以上に丁寧に、お客さんともっと話をして、自転車にもっとワクワク感を感じてもらいたいですね。『コイツとならどこへだって行けるさ! 』という気持ちになれる自転車を仕立てたい。自転車って、もし望むなら何でも与えてくれる素晴らしい乗り物。仕事を任せてもらえれば、100%のベストでお返しします。お客様と一緒に"これから"を作り上げていきたいですね」。