ウィリエールより、日本オリジナルモデルとなるアルミオールロード"BRENTA"がデビュー。シンプルかつメンテしやすいオーソドックスなスペックを採用し、初めてのスポーツバイクとして長く付き合える一台に仕上げられた。



ウィリエール BRENTA(ホワイト、Sサイズ) (c)服部産業

現在開催中のツール・ド・フランスにおいて、前人未踏のステージ35勝目へとチャレンジするマーク・カヴェンディッシュ擁するアスタナ・カザクスタンとフランスチームのグルパマFDJをサポートし、熱い注目を浴びるウィリエール。歴史あるイタリアンブランドは常にレースと共にあったが、一方でこれからスポーツバイクの世界へ足を踏み入れるニューカマーへも門戸を開き続けてきた。

今回、ウィリエールが用意したBRENTAは、日本オリジナルとなるアルミオールロードバイク。過去に展開されてきたGASTALDELLOやMonte4などと同様に、日本のサイクリストの要望を汲み取って企画された一台となる。

発端となったのは、ウィリエールのラインアップの中にエントリーレベルのアルミディスクブレーキバイクの頁が無かったこと。そのニッチを埋めるべく、服部産業が国内のユーザーやショップの声を聞き、ウィリエールへと届けた結果、BRENTAが生み出された。

ウィリエール BRENTA(イエロー、XSサイズ) (c)服部産業

フレーム素材は軽量かつ強度に優れる6061アルミを採用する一方、フォークはフルカーボンとされている。ウィリエールのレーシンググラベルであるRAVEシリーズの設計を基準に、オールロードバイクとして、そして最初の一台として扱いやすいジオメトリーやスペックが与えられている。

特にフレーム設計は非常にシンプルに。重量やコストの増加につながる複雑なフレームワークや、コックピット内装ケーブルシステムなどは採用せず、メンテナンス性を確保。特にポジションも定まっていないビギナーにとって、トラディショナルなケーブルシステムは大きなメリットとなるはずだ。

ウィリエール BRENTA(ブルー、XXSサイズ)小さなライダーに向けたサイズが用意されている (c)服部産業

タイヤクリアランスは公称700x38C。輸入代理店である服部産業が確認したところ、最大700x40Cのタイヤも装着できるが、タイヤメーカーや組み合わせるリム内幅によっては難しい場合もあるとのことだ。また、幅広いサイズ展開もユニークなポイントで、特に小さなライダーに向けたXXSサイズが用意されているのは大きな特徴。

ウィリエールのブランド誕生の地であるブレンタ河畔。サイクリングコースやちょっとしたグラベル/トレイルもあるブレンタ川をモデル名のルーツとする新型オールロードは、そんなロケーションを走るのにぴったりな一台へと仕立てられている。

用意されるのは105メカニカル12速仕様の完成車。ホイールはWH-RS171を採用し、重量は9kgジャスト。デフォルトでは28mm幅のタイヤを装着して販売される。カラーはホワイト、イエロー、ブルーの3色展開だ。価格は258,500円(税込)。



ウィリエール BRENTA
サイズ:XXS、XS、S、M、L、XL
カラー:ホワイト、イエロー、ブルー
フレーム重量:1540g(6061アルミ)
フォーク重量:445g(フルカーボン)
完成車(105Disc12速/RS171)重量:9.0㎏
価格:258,500円(税込)

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