2024/03/05(火) - 23:00
先日KEO BLADEのモデルチェンジを発表したばかりのルックが、パワーメーターを搭載したKEO BLADEをリリースした。センサー類がアクスルに全て内蔵され、ペア重量260gという軽量＆スマートなペダルを実現している。同時にオフロード用のX-TRACKにもパワーメーター搭載モデルが追加された。
ルック KEO BLADE POWER (c)ルック
今年の1月末に10年ぶりのモデルチェンジが発表されたルックのフラッグシップロードペダル"KEO BLADE"。トレンドのエアロダイナミクスと広い踏み面によるペダリング安定性を獲得したボディへと進化を遂げ、ライダーのパワーを効率良く自転車へと伝えるペダルが実現された。
新型KEO BLADEに早速パワーメーター搭載モデルがデビューする。今作でルックは自社でパワー計測センサーを開発し、全ての機器をスピンドルに収めることに成功。ペダル型パワーメーターではスピンドルに電子機器を収納したスペースが備えられることが一般的だが、スピンドルだけで完結することで非常にスマートなルックスに仕上げられている。
スピンドルにセンサーやバッテリーが収められた (c)ルック
センサーの小型化は新型KEO BLADEの魅力をそのまま活かすことに貢献。クリート/シューズとの接触面積705㎟という広い踏み面によるパワー伝達効率やペダリングの安定性を発揮するだけにとどまらず、53mmのQファクターが維持されている。スタックハイトは10.8mm（ボディ）＋6.3mm（クリート）。
またペアで260gという最軽量級の軽さもキーポイント。スピンドル部分には防水等級IPX7を実現する三段階の保護層を設けることで、水や埃、泥などから電子部品を完全にプロテクト。先述したKEO BLADEプラットフォームによる剛性や軽量性、信頼性といったハードウェア面の魅力が光るパワーメーターを実現している。
ルック KEO BLADE POWER (c)ルック
ラインアップは両側パワーメーターのデュアルと、片側のみのシングルが用意されている。デュアルを使用すれば基本的な項目に加えて左右のペダリングバランスを取得してくれる。もちろん基本的なワット数やケイデンスなど基本項目に加え、パワーデータを活かしたNPや強度係数なども計測する。
パワーメーターには最新世代の電子部品とアルゴリズムによる自動キャリブレーション機能が搭載された。気温と気圧に応じた校正が行われるため、状況に左右されずに誤差約1％の精度でパワーの計測を行なってくれる。通信規格はBluetoothとANT+の2種類で、様々なスマートデバイスと連携を行いやすくしている。独自の専用アプリも用意されているため、アップデート情報や保証登録も簡単に確認可能。バッテリーライフは60時間で、充電時間は2時間。
オフロードペダル"X-TRACK"にもパワーメーター搭載モデルが登場
ルック X-TRACK POWER (c)ルック
パワーメーターの小型化に成功したルックはロードモデルと同時にオフロードモデル"X-TRACK"のパワーメーターバージョンも発表した。昨年の夏よりステファン・テンピエール率いるデカトロン・フォードレーシングチームによって強度や堅牢性、耐久性をチェック。過酷なレースでもパフォーマンスを発揮できるペダルを実現した。
X-TRACKも通常モデルと同様の540㎟の接触面積と53mmのQファクター、10.7mmのスタックハイトのプラットフォームが採用されている。ジオメトリーが維持されるためポジションなどセッティングを変更せずにノーマルペダルからパワーペダルへと移行可能だ。クリートはSPD互換のためシマノユーザーも選びやすい。
ルック X-TRACK POWER (c)ルック
またペアで404gという重量は、重量/接触面積比として考えると市場で最高レベルを実現している。つまりペダリング安定性、パワー伝達効率と軽量性が高いレベルでバランスしているということだ。登りが厳しいクロスカントリーレースでは心強い武器となってくれる。
パワーメーター部分のスペックはロードモデルと同様。三段階構造の保護層による優れたプロテクション性能はオフロードモデルでの信頼性を大きく向上している。最大3年の保証も用意されているため、心置きなくマウンテンバイクレースで使えるはずだ。
ラインアップは両側にパワーメーターを搭載したデュアルと、片側のみパワーメーター仕様のシングルの2種類。価格やスペックの詳細は以下の一覧をチェックしてもらいたい。
ステファン・テンピエール率いるデカトロン・フォードレーシングチームによってテストが行われた (c)ルック
ルック KEO BLADE POWER
クリート：ケオ グリップ
リテンション：16
防水性能：IPX7
ボディ：カーボン
ブレード：カーボン
アクスル：パワー
ベアリング：スチール
プラットフォーム素材：ステンレス スチール
踏面積：705mm²
デッキ幅：64mm
Qファクター：53mm
スタックハイト（ペダル+クリート）：17.1 mm（10.8+6.3)
重量（ペダル）：130g
重量（ペア+クリート）：330g
バッテリー寿命：60時間
税込価格：187,000円（デュアル）、126,500円（シングル）
ルック X-TRACK POWER
クリート：クリート付属（イージークリート別売）
クリートスタンダード：SPD対応
リテンション：6to14
防水性能：IPX7
ボディ：アルミニウム
アクスル：パワー
踏面積：540mm²
デッキ幅：60mm
Qファクター：53mm
スタックハイト（ペダル+クリート）：16.8mm（10.7+6.1mm）
重量（ペダル）：202g
重量（ペア+クリート）：455g
バッテリー寿命：60時間
税込価格：209,000円（デュアル）、143,000円（シングル）
パワーメータースペック
測定精度：+/- 1%
ケイデンス範囲：30～180rpm
自動角度校正：YES（起動時）
オートゼロ：YES
マニュアルゼロ：YES
L/R バランス：YES
温度補償：YES
ジャイロスコープベースのケイデンス：YES
防水・防塵性：YES
瞬間角速度からパワー計算（楕円形チェーンリングやホームトレーナーで正確な測定を保証）：YES
クランク長範囲：140mm～180mm
バッテリースペック
電池のタイプ：Li-Po、充電式
バッテリー容量：140mAh
バッテリーの稼働時間使用中：60時間
バッテリーの稼働時間スリープモード時：6ヵ月
バッテリーの稼働時間ディープスリープ時：12ヵ月
充電時間：2時間（空の場合）
バッテリー残量低下の警告：YES
バッテリーの耐久性：300回のフルサイクル後の容量損失は20%未満（約10年間の使用）
バッテリー充電温度範囲：10℃～35℃
ソフトウェアの機能
ウェイクアップ：回転
ソフトウェアの更新：YES、LOOKアプリを使用します
ユーザーが変更可能なスケール係数：YES、L/R別々
ANT+対応：YES
Bluetoothスマート対応：YES
今年の1月末に10年ぶりのモデルチェンジが発表されたルックのフラッグシップロードペダル"KEO BLADE"。トレンドのエアロダイナミクスと広い踏み面によるペダリング安定性を獲得したボディへと進化を遂げ、ライダーのパワーを効率良く自転車へと伝えるペダルが実現された。
新型KEO BLADEに早速パワーメーター搭載モデルがデビューする。今作でルックは自社でパワー計測センサーを開発し、全ての機器をスピンドルに収めることに成功。ペダル型パワーメーターではスピンドルに電子機器を収納したスペースが備えられることが一般的だが、スピンドルだけで完結することで非常にスマートなルックスに仕上げられている。
センサーの小型化は新型KEO BLADEの魅力をそのまま活かすことに貢献。クリート/シューズとの接触面積705㎟という広い踏み面によるパワー伝達効率やペダリングの安定性を発揮するだけにとどまらず、53mmのQファクターが維持されている。スタックハイトは10.8mm（ボディ）＋6.3mm（クリート）。
またペアで260gという最軽量級の軽さもキーポイント。スピンドル部分には防水等級IPX7を実現する三段階の保護層を設けることで、水や埃、泥などから電子部品を完全にプロテクト。先述したKEO BLADEプラットフォームによる剛性や軽量性、信頼性といったハードウェア面の魅力が光るパワーメーターを実現している。
ラインアップは両側パワーメーターのデュアルと、片側のみのシングルが用意されている。デュアルを使用すれば基本的な項目に加えて左右のペダリングバランスを取得してくれる。もちろん基本的なワット数やケイデンスなど基本項目に加え、パワーデータを活かしたNPや強度係数なども計測する。
パワーメーターには最新世代の電子部品とアルゴリズムによる自動キャリブレーション機能が搭載された。気温と気圧に応じた校正が行われるため、状況に左右されずに誤差約1％の精度でパワーの計測を行なってくれる。通信規格はBluetoothとANT+の2種類で、様々なスマートデバイスと連携を行いやすくしている。独自の専用アプリも用意されているため、アップデート情報や保証登録も簡単に確認可能。バッテリーライフは60時間で、充電時間は2時間。
オフロードペダル"X-TRACK"にもパワーメーター搭載モデルが登場
パワーメーターの小型化に成功したルックはロードモデルと同時にオフロードモデル"X-TRACK"のパワーメーターバージョンも発表した。昨年の夏よりステファン・テンピエール率いるデカトロン・フォードレーシングチームによって強度や堅牢性、耐久性をチェック。過酷なレースでもパフォーマンスを発揮できるペダルを実現した。
X-TRACKも通常モデルと同様の540㎟の接触面積と53mmのQファクター、10.7mmのスタックハイトのプラットフォームが採用されている。ジオメトリーが維持されるためポジションなどセッティングを変更せずにノーマルペダルからパワーペダルへと移行可能だ。クリートはSPD互換のためシマノユーザーも選びやすい。
またペアで404gという重量は、重量/接触面積比として考えると市場で最高レベルを実現している。つまりペダリング安定性、パワー伝達効率と軽量性が高いレベルでバランスしているということだ。登りが厳しいクロスカントリーレースでは心強い武器となってくれる。
パワーメーター部分のスペックはロードモデルと同様。三段階構造の保護層による優れたプロテクション性能はオフロードモデルでの信頼性を大きく向上している。最大3年の保証も用意されているため、心置きなくマウンテンバイクレースで使えるはずだ。
ラインアップは両側にパワーメーターを搭載したデュアルと、片側のみパワーメーター仕様のシングルの2種類。価格やスペックの詳細は以下の一覧をチェックしてもらいたい。
ルック KEO BLADE POWER
クリート：ケオ グリップ
リテンション：16
防水性能：IPX7
ボディ：カーボン
ブレード：カーボン
アクスル：パワー
ベアリング：スチール
プラットフォーム素材：ステンレス スチール
踏面積：705mm²
デッキ幅：64mm
Qファクター：53mm
スタックハイト（ペダル+クリート）：17.1 mm（10.8+6.3)
重量（ペダル）：130g
重量（ペア+クリート）：330g
バッテリー寿命：60時間
税込価格：187,000円（デュアル）、126,500円（シングル）
ルック X-TRACK POWER
クリート：クリート付属（イージークリート別売）
クリートスタンダード：SPD対応
リテンション：6to14
防水性能：IPX7
ボディ：アルミニウム
アクスル：パワー
踏面積：540mm²
デッキ幅：60mm
Qファクター：53mm
スタックハイト（ペダル+クリート）：16.8mm（10.7+6.1mm）
重量（ペダル）：202g
重量（ペア+クリート）：455g
バッテリー寿命：60時間
税込価格：209,000円（デュアル）、143,000円（シングル）
パワーメータースペック
測定精度：+/- 1%
ケイデンス範囲：30～180rpm
自動角度校正：YES（起動時）
オートゼロ：YES
マニュアルゼロ：YES
L/R バランス：YES
温度補償：YES
ジャイロスコープベースのケイデンス：YES
防水・防塵性：YES
瞬間角速度からパワー計算（楕円形チェーンリングやホームトレーナーで正確な測定を保証）：YES
クランク長範囲：140mm～180mm
バッテリースペック
電池のタイプ：Li-Po、充電式
バッテリー容量：140mAh
バッテリーの稼働時間使用中：60時間
バッテリーの稼働時間スリープモード時：6ヵ月
バッテリーの稼働時間ディープスリープ時：12ヵ月
充電時間：2時間（空の場合）
バッテリー残量低下の警告：YES
バッテリーの耐久性：300回のフルサイクル後の容量損失は20%未満（約10年間の使用）
バッテリー充電温度範囲：10℃～35℃
ソフトウェアの機能
ウェイクアップ：回転
ソフトウェアの更新：YES、LOOKアプリを使用します
ユーザーが変更可能なスケール係数：YES、L/R別々
ANT+対応：YES
Bluetoothスマート対応：YES
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