一宮に根差したアットホームで品揃え豊富な老舗ショップ
愛知県の北西部に位置する一宮市。木曽川の豊かな流れと養老山地を背後に望む豊かな自然、中京エリアの中心地である名古屋から急行で1駅というアクセスの良さもあり、多くの人が集まる街だ。
今回訪問したサイクルショップポパイはそんな一宮の街と長い時間を共にしてきた老舗サイクルショップ。尾張一宮駅から徒歩で15分ほど、緩やかなカーブを描く緑道をちょっとした散歩気分で歩いていけば、お目当てのショップが見えてくる。ちなみに、車でのアクセスも至便で東海北陸自動車道の一宮西ICから5分ほど。そんなロケーションも相まって、愛知県外からのお客さんも多く訪れる人気のプロショップでもある。
サイクルショップポパイが創業したのは1982年。以来ずっと、1985年の移転と2015年のリニューアルを経ながら一宮を離れることなく地域に根付いてきた自転車店は、40年以上に及び愛され続けてきた。ちなみに、屋根の上に自転車をディスプレイしているのは、移転してきてからの伝統なんだとか。遊び心を大切にするサイクルショップポパイを象徴する部分なのかもしれない。
「移転してきた時は、あたり一面田んぼだらけだったんですよ」とは店長を務める柴田有亮(ゆうすけ)さん。父であり、現在は社長を務める柴田実南さんからお店の切り盛りを受け継いだ2代目だ。もともとは名古屋や東京でバンドマンとして活動していたという有亮さんだが、長年続く家業を継ぐ決意をしたのは2009年のこと。「それまでは自転車に縁がなかったんですけど、今はもうドップリハマっちゃいましたね」。そうにこやかに語る柴田さんのまとう空気はどこまでも柔和で、話しやすい。
今回訪問したサイクルショップポパイはそんな一宮の街と長い時間を共にしてきた老舗サイクルショップ。尾張一宮駅から徒歩で15分ほど、緩やかなカーブを描く緑道をちょっとした散歩気分で歩いていけば、お目当てのショップが見えてくる。ちなみに、車でのアクセスも至便で東海北陸自動車道の一宮西ICから5分ほど。そんなロケーションも相まって、愛知県外からのお客さんも多く訪れる人気のプロショップでもある。
サイクルショップポパイが創業したのは1982年。以来ずっと、1985年の移転と2015年のリニューアルを経ながら一宮を離れることなく地域に根付いてきた自転車店は、40年以上に及び愛され続けてきた。ちなみに、屋根の上に自転車をディスプレイしているのは、移転してきてからの伝統なんだとか。遊び心を大切にするサイクルショップポパイを象徴する部分なのかもしれない。
「移転してきた時は、あたり一面田んぼだらけだったんですよ」とは店長を務める柴田有亮(ゆうすけ)さん。父であり、現在は社長を務める柴田実南さんからお店の切り盛りを受け継いだ2代目だ。もともとは名古屋や東京でバンドマンとして活動していたという有亮さんだが、長年続く家業を継ぐ決意をしたのは2009年のこと。「それまでは自転車に縁がなかったんですけど、今はもうドップリハマっちゃいましたね」。そうにこやかに語る柴田さんのまとう空気はどこまでも柔和で、話しやすい。
真新しい建物に足を踏み入れると、1階には街乗り向けのミニベロやキッズバイク、さらにはE-BIKEが。フロアの奥にある階段をトントンと上がると、そこにはスポーツバイクの「おもちゃ箱」のような空間が広がっていた。
所狭しと並べられたスポーツバイクたち。割合としてはロードバイクが7割、クロスバイクが2割、MTBが1割といったところだろうか。よくぞこれだけ並べたな、と思ってしまうほどの密度で名だたるブランドのバイクたちが陳列されている。
そう、東海地方でも有数の取り扱いブランドを誇るのがサイクルショップポパイの大きな特徴。キャノンデールやトレックなどの北米ブランド、ピナレロやコルナゴ、ビアンキ、ルックをはじめとする欧州ブランド、もちろんジャイアントやメリダ、アンカーといった定番どころに加え、BMCやエディメルクスといった名古屋に縁の深いブランドもしっかりとカバーしている。そして、ここ数年ではウィンスペースなどコストパフォーマンスに優れたブランドの姿も。
「最初はもっとスッキリしたお店にしようと思っていたんですが、気付いたらこんな密度になってました」と苦笑しつつ、「でも、『名古屋まで出なくてもこんなにたくさん見ることが出来て良かった』と言われることも多いので、これはこれでいいのかなと」と柴田店長。
所狭しと並べられたスポーツバイクたち。割合としてはロードバイクが7割、クロスバイクが2割、MTBが1割といったところだろうか。よくぞこれだけ並べたな、と思ってしまうほどの密度で名だたるブランドのバイクたちが陳列されている。
そう、東海地方でも有数の取り扱いブランドを誇るのがサイクルショップポパイの大きな特徴。キャノンデールやトレックなどの北米ブランド、ピナレロやコルナゴ、ビアンキ、ルックをはじめとする欧州ブランド、もちろんジャイアントやメリダ、アンカーといった定番どころに加え、BMCやエディメルクスといった名古屋に縁の深いブランドもしっかりとカバーしている。そして、ここ数年ではウィンスペースなどコストパフォーマンスに優れたブランドの姿も。
「最初はもっとスッキリしたお店にしようと思っていたんですが、気付いたらこんな密度になってました」と苦笑しつつ、「でも、『名古屋まで出なくてもこんなにたくさん見ることが出来て良かった』と言われることも多いので、これはこれでいいのかなと」と柴田店長。
陳列されるバイクやパーツには、店長の奥さんによる手書きのPOPが貼られており、それぞれの特徴もわかりやすい。もちろん、バイクだけでなくパーツやアパレルの在庫も豊富に取り揃えられている。「まずは自分が使ってみたいと思えるようなモノであることを基準に仕入れています」というように、店長の目利きが光るラインアップだ。
特に力を入れているのが体に触れるパーツ類。ファブリックやフィジーク、セラサンマルコといった主要ブランドのテストサドルを用意しているほか、ポジションに悩む人のためにレンタルステムも常備している。快適なライドのために欠かせないサービスをしっかりと展開しているのは、特にビギナーにとっては安心できるポイント。
そして、メカニック面でも初心者に嬉しいサービスが。自転車を購入した場合、基本的なメンテナンスが無料で受けられる。と聞くと、よくあるサービスでは?と思う方も多いだろう。だが、ポパイのサービスは一味違う。各部の点検や増し締め、注油といった簡単な作業を無料とするショップは多いが、ポパイはそこに加えて変速調整や振れ取りといった複雑な作業も行ってくれるのだというのだから驚きだ。長い期間、自転車を趣味とするのであれば避けて通ることのできないトラブルもしっかりサポートしてくれる。
もちろんメカニックの腕は折り紙付き。40年近い経験を持つ親父さんと、その薫陶を受けた2代目がテキパキと作業をこなす様は見ていて気持ちいいほど。取材日は平日で、地元のお客さんが軽快車の修理に訪れていたが、あっという間に修理を終える手際の良さは脱帽もの。高い精度で作られるスポーツバイクよりも、一般車のほうが作業の難易度は高いとも言われるのだから、その技術レベルの高さは容易に察せられる。
特に力を入れているのが体に触れるパーツ類。ファブリックやフィジーク、セラサンマルコといった主要ブランドのテストサドルを用意しているほか、ポジションに悩む人のためにレンタルステムも常備している。快適なライドのために欠かせないサービスをしっかりと展開しているのは、特にビギナーにとっては安心できるポイント。
そして、メカニック面でも初心者に嬉しいサービスが。自転車を購入した場合、基本的なメンテナンスが無料で受けられる。と聞くと、よくあるサービスでは?と思う方も多いだろう。だが、ポパイのサービスは一味違う。各部の点検や増し締め、注油といった簡単な作業を無料とするショップは多いが、ポパイはそこに加えて変速調整や振れ取りといった複雑な作業も行ってくれるのだというのだから驚きだ。長い期間、自転車を趣味とするのであれば避けて通ることのできないトラブルもしっかりサポートしてくれる。
もちろんメカニックの腕は折り紙付き。40年近い経験を持つ親父さんと、その薫陶を受けた2代目がテキパキと作業をこなす様は見ていて気持ちいいほど。取材日は平日で、地元のお客さんが軽快車の修理に訪れていたが、あっという間に修理を終える手際の良さは脱帽もの。高い精度で作られるスポーツバイクよりも、一般車のほうが作業の難易度は高いとも言われるのだから、その技術レベルの高さは容易に察せられる。
そして、ポパイのもう一つの魅力は、活発なチーム活動や豊富なライドイベントといったソフト面での充実ぶりだ。創業間もなくから続くチームが、尾張トライアスロンクラブ。アイアンマンセントレアをはじめ、トライアスロンイベントが盛んな中京エリアらしいクラブ名だが、もともとは30代のころに伊良湖トライアスロン大会に参加した柴田実南社長を中心に発足したのだとか。
トライアスロンクラブと掲げているが、ヒルクライムやロングライドといったサイクリングイベントへも積極的に参加しており、自転車だけでも楽しく過ごせるクラブとなっている。チームには乗鞍や伊吹山で表彰台に立つような健脚ライダーも所属しており、上を目指したい人にとっても申し分のない環境が整っている。
一方で、2018年に結成されたポパイツーリングクラブは、もっとゆったりとした雰囲気でサイクリングを楽しみたいという方向けのチーム。とはいえ、尾張トライアスロンクラブもガチガチのレーシングチームという雰囲気ではなく、両チームとも和気藹々とみんな楽しく走っているのだとか。
初心者に向けては月一で「サンデービギナーズライド」を開催。市内を流れる木曽川沿いの河川敷など、交通量やアップダウンの少ないコースを約30kmほど走り、ブレーキの掛け方や変速の方法など、スポーツバイクの基本的な走り方をしっかり学ぶことが出来るライドとなっている。年に2回ほど開催される、琵琶湖や岐阜の山々などを巡るライドでは、ベテランのメンバーやショップのサポートカーがしっかりとサポートに回ってくれ、ロングライドデビューにも不安はない。
幅広いな品揃えと確かなメカニック、そして豊かなサイクリングライフに欠かせない充実したクラブ活動やライドイベントと、三拍子そろったサイクルショップポパイは、自分なりのスポーツバイクの楽しみ方を見つけたいと思っている人にぴったりの場となるだろう。こんな自転車に乗ってみたい、あんなライドに挑戦したい。自然と相談を持ちかけてしまいそうなアットホームな雰囲気が、店内には満ちている。
トライアスロンクラブと掲げているが、ヒルクライムやロングライドといったサイクリングイベントへも積極的に参加しており、自転車だけでも楽しく過ごせるクラブとなっている。チームには乗鞍や伊吹山で表彰台に立つような健脚ライダーも所属しており、上を目指したい人にとっても申し分のない環境が整っている。
一方で、2018年に結成されたポパイツーリングクラブは、もっとゆったりとした雰囲気でサイクリングを楽しみたいという方向けのチーム。とはいえ、尾張トライアスロンクラブもガチガチのレーシングチームという雰囲気ではなく、両チームとも和気藹々とみんな楽しく走っているのだとか。
初心者に向けては月一で「サンデービギナーズライド」を開催。市内を流れる木曽川沿いの河川敷など、交通量やアップダウンの少ないコースを約30kmほど走り、ブレーキの掛け方や変速の方法など、スポーツバイクの基本的な走り方をしっかり学ぶことが出来るライドとなっている。年に2回ほど開催される、琵琶湖や岐阜の山々などを巡るライドでは、ベテランのメンバーやショップのサポートカーがしっかりとサポートに回ってくれ、ロングライドデビューにも不安はない。
幅広いな品揃えと確かなメカニック、そして豊かなサイクリングライフに欠かせない充実したクラブ活動やライドイベントと、三拍子そろったサイクルショップポパイは、自分なりのスポーツバイクの楽しみ方を見つけたいと思っている人にぴったりの場となるだろう。こんな自転車に乗ってみたい、あんなライドに挑戦したい。自然と相談を持ちかけてしまいそうなアットホームな雰囲気が、店内には満ちている。
アクセス
一宮西インターより5分、尾西インターより10分。
西尾張中央道、毛受交差点東へ約500メートル
西尾張中央道、毛受交差点東へ約500メートル
35.297412011243, 136.7859184
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