コロンビア出身の同い年対決となったツアー・オブ・オマーン初日。フアン・モラノ(コロンビア、UAEチームエミレーツXRG)がフェルナンド・ガビリア(コロンビア、カハルラル・セグロスRGA)を下し、今季初勝利を飾った。



2月7日に開幕した第15回ツアー・オブ・オマーン photo:A.S.O.

今年もオセアニアのオーストラリアで開幕した2026年のワールドツアー。そこからヨーロッパに至る前に、中東を舞台としたレースが続く。ワールドツアー第3戦UAEツアーを前に開幕したのが、今年で15回目を迎えたツアー・オブ・オマーン(UCI2.Pro)だ。

舞台はその名の通り、アラビア半島に位置するオマーン。5日間を通して平坦ステージが続き、本格山岳も登場しない。だが第2、3、5ステージは登りフィニッシュで、特に最終日はアフダル山(登坂距離5.7km/平均勾配10.5%)を登坂する。全体的に登り適性のあるスプリンターやパンチャーに有利なレイアウトが続く一方、総合優勝は例年クライマーが輝く。

序盤の登り区間で形成されたパトリク・ゴシュチュルヌィ(ポーランド、ヴィスマ・リースアバイク)ら3名による逃げグループ photo:A.S.O.

逃げを捉え、勝負は集団スプリントへ photo:A.S.O.

11のワールドチームが出場する大会には、2連覇中のアダム・イェーツ(イギリス、UAEチームエミレーツXRG)が出場。初日は序盤に登坂距離3.5km、平均勾配9.2%の急坂が設定された平坦ステージで争われ、育成チームに所属する19歳のパトリク・ゴシュチュルヌィ(ポーランド、ヴィスマ・リースアバイク)ら3名が逃げを打つ。最初の山岳ポイントに続き、2つのボーナスタイム付き中間スプリントをゴシュチュルヌィが得ると、メイン集団は逃げを捉え、大会初日は集団スプリントに持ち込まれた。

野生のロバが見守るなか、アルペシン・プレミアテックからUAEチームエミレーツXRGに引き継がれたリードアウトから最初に踏み込んだのは、フアン・モラノ(コロンビア、UAEチームエミレーツXRG)だった。トップスピードに乗ったモラノはヘルベン・テイッセン(ベルギー、アルペシン・プレミアテック)を引き離し、左側を締めながらフェルナンド・ガビリア(コロンビア、カハルラル・セグロスRGA)の侵入を防ぐ。ガビリアはモラノの背後から右側に回ったものの、並ぶ前にモラノがフィニッシュラインを越えた。

スプリント勝利を飾ったフアン・モラノ(コロンビア、UAEチームエミレーツXRG) photo:A.S.O.

同じコロンビア出身の31歳であるガビリアを退け、今季初勝利を飾ったモラノ。「昨年は膝の負傷で、5ヶ月間の戦線離脱を余儀なくされた。だからこの勝利の意味するものは大きい。この勝利が本当に嬉しいよ」と、コロンビアンスプリンターは昨年5月以来となる勝利を喜んだ。
ツアー・オブ・オマーン2026第1ステージ結果
1位 フアン・モラノ(コロンビア、UAEチームエミレーツXRG) 4:24:54
2位 フェルナンド・ガビリア(コロンビア、カハルラル・セグロスRGA)
3位 ヘルベン・テイッセン(ベルギー、アルペシン・プレミアテック)
4位 アーランド・ブリクラ(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ)
5位 アモリ・カピオット(ベルギー、ジェイコ・アルウラー)
個人総合成績
1位 フアン・モラノ(コロンビア、UAEチームエミレーツXRG) 4:24:44
2位 フェルナンド・ガビリア(コロンビア、カハルラル・セグロスRGA) +0:04
3位 ヘルベン・テイッセン(ベルギー、アルペシン・プレミアテック)
4位 アーランド・ブリクラ(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ) +0:06
5位 アモリ・カピオット(ベルギー、ジェイコ・アルウラー) +0:07
その他の特別賞
ポイント賞 フアン・モラノ(コロンビア、UAEチームエミレーツXRG)
ヤングライダー賞 パトリク・ゴシュチュルヌィ(ポーランド、ヴィスマ・リースアバイク)
チーム総合成績 カハルラル・セグロスRGA
text:Sotaro.Arakawa
photo:A.S.O.