2021/12/03(金) - 13:21
サーヴェロがブランド初となる量産CXバイクとなるR5-CXを正式に発表。マリアンヌ・フォスが既にワールドカップで勝ち、これからシーズンインするワウト・ファンアールトが駆る新型バイクがベールを脱いだ。
2021シーズンより、ワウト・ファンアールトやマリアンヌ・フォスといったトップCXレーサーが所属するユンボ・ヴィズマをスポンサードすることとなったサーヴェロ。だが、これまでサーヴェロのラインアップの中にシクロクロスバイクはゼロ。厳密には2007年にジョナサン・ペイジのためにワンオフで作成したR3クロスが存在するが、一般販売はされず、これまで通常ラインアップにシクロクロスレーサーを載せることは無かった。
近年ではグラベルバイクのAsperoをCXレースユースとしてヨリス・ニューウェンハイスに供給していたが、ワウトらはスポンサーブランドがサーヴェロになっても前シーズンから乗っていたビアンキにスペシャルペイントを施した上で乗るなど使用を拒否。サーヴェロ開発者は早急にCXレーサーの開発に着手することを明らかにしていた。
そんな中、今シーズンのUCIシクロクロスワールドカップ開幕戦のウィスコンシンでフォスが明らかにAsperoと異なるサーヴェロのプロトバイクを駆り、勝利。そのままの勢いで第3戦のアイオワシティも制し、その活躍を支えた新バイクに注目が集まった。
そして、ワウトの今シーズン初レースとなるスーパープレスティージュ第5戦を週末に控えたタイミングで、サーヴェロは正式に新型CXバイクについてアナウンス。R5-CXと名付けられている通り、同社のオールラウンドロードであるR5から多くを受継いだピュアレースマシンとして登場した。
CXレースバイクに求められる機敏なハンドリングを実現するために、ファンアールトやフォスから多くのフィードバックを得て開発を行ったという。特にロードクリアランスや出足に影響するBBハイトはベースとなったR5から11mm高くされている。
また、洗車の回数が増えるCXレースに対応するためスレッド式BBを採用。サーヴェロ独自のBB-right規格の寸法はそのままに、T47サイズのねじ切り開口部を設けることでBB交換時のフレームへの影響を最小限に抑えつつ、サーヴェロらしい走行性能を両立したという。
シートポストはD型断面を採用。これは前後方向の柔軟性を確保し、快適性やトラクション性能を向上させるという意味合いに加え、転倒時にサドルが回転してしまうリスクを排除する目的があるとのことだ。
R5-CXは電動コンポーネントのみの対応となり、FSAのACRシステムによってケーブルフル内装を実現。エアロであると同時に、ケーブルを露出しないことでレース中のトラブルリスクを軽減。フレームの開口部を極力削減することで、泥や水、汚れがフレーム内に侵入することを防いでいる。
なお、一般販売も予定されており、日本国内での展開は2022年の夏頃の予定だ。
サーヴェロ R5-CX
サイズ:51,54,56,58cm
価格:未定
2021シーズンより、ワウト・ファンアールトやマリアンヌ・フォスといったトップCXレーサーが所属するユンボ・ヴィズマをスポンサードすることとなったサーヴェロ。だが、これまでサーヴェロのラインアップの中にシクロクロスバイクはゼロ。厳密には2007年にジョナサン・ペイジのためにワンオフで作成したR3クロスが存在するが、一般販売はされず、これまで通常ラインアップにシクロクロスレーサーを載せることは無かった。
近年ではグラベルバイクのAsperoをCXレースユースとしてヨリス・ニューウェンハイスに供給していたが、ワウトらはスポンサーブランドがサーヴェロになっても前シーズンから乗っていたビアンキにスペシャルペイントを施した上で乗るなど使用を拒否。サーヴェロ開発者は早急にCXレーサーの開発に着手することを明らかにしていた。
そんな中、今シーズンのUCIシクロクロスワールドカップ開幕戦のウィスコンシンでフォスが明らかにAsperoと異なるサーヴェロのプロトバイクを駆り、勝利。そのままの勢いで第3戦のアイオワシティも制し、その活躍を支えた新バイクに注目が集まった。
そして、ワウトの今シーズン初レースとなるスーパープレスティージュ第5戦を週末に控えたタイミングで、サーヴェロは正式に新型CXバイクについてアナウンス。R5-CXと名付けられている通り、同社のオールラウンドロードであるR5から多くを受継いだピュアレースマシンとして登場した。
CXレースバイクに求められる機敏なハンドリングを実現するために、ファンアールトやフォスから多くのフィードバックを得て開発を行ったという。特にロードクリアランスや出足に影響するBBハイトはベースとなったR5から11mm高くされている。
また、洗車の回数が増えるCXレースに対応するためスレッド式BBを採用。サーヴェロ独自のBB-right規格の寸法はそのままに、T47サイズのねじ切り開口部を設けることでBB交換時のフレームへの影響を最小限に抑えつつ、サーヴェロらしい走行性能を両立したという。
シートポストはD型断面を採用。これは前後方向の柔軟性を確保し、快適性やトラクション性能を向上させるという意味合いに加え、転倒時にサドルが回転してしまうリスクを排除する目的があるとのことだ。
R5-CXは電動コンポーネントのみの対応となり、FSAのACRシステムによってケーブルフル内装を実現。エアロであると同時に、ケーブルを露出しないことでレース中のトラブルリスクを軽減。フレームの開口部を極力削減することで、泥や水、汚れがフレーム内に侵入することを防いでいる。
なお、一般販売も予定されており、日本国内での展開は2022年の夏頃の予定だ。
サーヴェロ R5-CX
サイズ:51,54,56,58cm
価格:未定
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