2021/11/27(土) - 10:00
ワイ・インターナショナルが毎年開催している試乗会にシクロワイアード編集部員もお邪魔した。48社・82ブランドが出展した一大試乗会に登場した新製品をチェック。Vol.1はピナレロ、スコット、GT、ガーミン、ウエイブワンをピックアップしよう。
ピナレロ:新作DOGMA Fを筆頭としたロードラインアップ
ピナレロは今年1番の注目作であるDOGMA Fの試乗車を大量投入。グランツール常勝チームのイネオスのチームバイクとして、そして東京五輪ロードを制したカラパスの愛機として、デビューイヤーながら高い注目を集めているレーシングバイクだ。
"The Art of Balance"というキーワードを掲げ、あらゆるシーンで最速の選択となる1台として更なる進化を果たしたDOGMA F。より軽量に、よりエアロに、より効率的になったという触れ込みのオールラウンダーとしてデビューしたバイクだ。
しかし、前作のF12の時点で、既に完成されたレーシングパフォーマンスを発揮していたからこそ、フルモデルチェンジでどのように変化したのかが気になる人が多かったようで、多くのスタッフがひっきりなしに試乗していた。DOGMA Fの乗り味を知りたいという方は、ぜひ最寄りのワイズロードを訪ねてみてはいかがだろうか。きっと試乗済みのスタッフが誰かしら在籍しているに違いない、と言えるほどの人気ぶりだった。
スコット:新型XCフルサス SPARKシリーズを大量展示
ロード、MTBどちらの分野でも高い人気を誇るスイスのスコット。今回の試乗会には、残念ながら流通の関係もありロードバイクの試乗車は姿を見せず。一方で、今年最も注目を集めているXCバイクと言っても過言ではない、新型SPARKの試乗車が数多く用意されていた。
自身9度目となるアルカンシェルに袖を通したニノ・シューターと共に2021年の世界王者バイクとなったのがこの新型SPARKだ。軽量でありながら低重心な設計で安定感のあるハンドリングと機敏な加速性能の両立を追求したSPARKだが、最新モデルではついにリアショック内蔵フレームへと進化。
フレームに内装することで、既存のデザインでは実現しえなかった低い位置にリアショックを配置することが可能となり、究極の低重心化を実現したという。更にハンドル周りのケーブル内装も推進しており、ライバルたちよりも一足早く、未来へと踏み出した印象のある一台だ。
ライトウェイ:幅広いラインアップを揃えたフェルト GTのトレイル向けHTバイクも注目
ライトウェイプロダクツは、アメリカンブランドのフェルトとGTを中心とした出展。フェルトはオールラウンドバイクであるFRに注目が集まる一方で、エンデュランスモデルのVRやグラベルモデルのBROAMなども人気だった様子。
一方、オフロードに長けるGTからは、グラベルモデルのパイオニア的存在でもあるGRADEに加え、近年注目度が高まっているトレイル系ハードテールバイクのZASKER LTの試乗車も登場。GTのアイデンティティでもあるトリプルトライアングルデザインによる高いトラクション性能がオフロードでのライディングフィールを向上させてくれるとのことだ。
また、ニットアッパーやBOAダイヤルの採用など、高いスペックとリーズナブルな価格で実走派ライダーやビンディングデビューを考えるライダーの間で人気が高まりつつあるイスラエルのシューズブランド"FLR"や、クランクブラザーズのオフロード向けシューズも展示され、注目を集めていた。
ウエイブワン:ユニークな特徴を持つ生地のカペルミュールと、グラベルライド向けのリオン・ド・カペルミュール
ウエイブワンは自社のオリジナルブランドであるカペルミュールとリオン・ド・カペルミュールの新作を携えて今回の試乗会に参加。2021年の秋冬コレクションで追加されたPolartec 長袖ハイネックジャージ(カペルミュール)と、2022年の春夏コレクションから登場する予定の半袖ジャージ(リオン・ド・カペルミュール)をピックアップ。
長袖ハイネックジャージの最も注目すべき点は、ポーラテックのPower Woolという素材を使っていること。ウールとポリエステルを交編した生地は優れた保温性と通気性、吸汗性を実現するハイスペック・ファブリック。同時に肩周りと襟に用いられるパネルは、生地の質感がデザインの一部となっており、このジャージのルックスを引き立てている。
来春からラインアップ予定の半袖ジャージを紹介しよう。このジャージは今盛り上がりを見せているグラベルやアドベンチャーサイクリングにピッタリの色味と、ポケットを増設していることが特徴だ。一般的な三分割ポケットに加え、左肩や脇にカーゴポケット、背中部分もジッパーポケットが用意された。詳細は来春を待ちたい。
ガーミン:新登場したペダル型パワーメーターRALLYやタックス NEO2 T、FLUX S
サイクルコンピューターで定評のあるガーミンが、今回の試乗会でメインに据えたのは傘下ブランドであるタックスのスマートローラー。NEO2 Tは既に高い人気を誇るモデルであり、その優れた性能は折り紙付き。
ダイレクトドライブ式ミドルグレードのFLUX Sも注目とガーミンジャパンの川口さんは言う。性能と価格のバランスに優れており、これからインドアトレーニング、バーチャルサイクリングをはじめて見たいという方の入門機としてオススメだ。
ガーミンと言えば今年発表されたペダル型パワーメーターも忘れてはいけない。シマノのクリートを使えるRALLY RSシリーズの人気が高いそうで、その登場が心待ちにされていた方も少なくなさそう。RALLYは何度も脱着を行っても数値がブレにくいようにアップデートされているとのことで、パワーメーターを探している方の選択肢として入れても良さそうだ。インプレッションはこちら。
ピナレロ:新作DOGMA Fを筆頭としたロードラインアップ
ピナレロは今年1番の注目作であるDOGMA Fの試乗車を大量投入。グランツール常勝チームのイネオスのチームバイクとして、そして東京五輪ロードを制したカラパスの愛機として、デビューイヤーながら高い注目を集めているレーシングバイクだ。
"The Art of Balance"というキーワードを掲げ、あらゆるシーンで最速の選択となる1台として更なる進化を果たしたDOGMA F。より軽量に、よりエアロに、より効率的になったという触れ込みのオールラウンダーとしてデビューしたバイクだ。
しかし、前作のF12の時点で、既に完成されたレーシングパフォーマンスを発揮していたからこそ、フルモデルチェンジでどのように変化したのかが気になる人が多かったようで、多くのスタッフがひっきりなしに試乗していた。DOGMA Fの乗り味を知りたいという方は、ぜひ最寄りのワイズロードを訪ねてみてはいかがだろうか。きっと試乗済みのスタッフが誰かしら在籍しているに違いない、と言えるほどの人気ぶりだった。
スコット:新型XCフルサス SPARKシリーズを大量展示
ロード、MTBどちらの分野でも高い人気を誇るスイスのスコット。今回の試乗会には、残念ながら流通の関係もありロードバイクの試乗車は姿を見せず。一方で、今年最も注目を集めているXCバイクと言っても過言ではない、新型SPARKの試乗車が数多く用意されていた。
自身9度目となるアルカンシェルに袖を通したニノ・シューターと共に2021年の世界王者バイクとなったのがこの新型SPARKだ。軽量でありながら低重心な設計で安定感のあるハンドリングと機敏な加速性能の両立を追求したSPARKだが、最新モデルではついにリアショック内蔵フレームへと進化。
フレームに内装することで、既存のデザインでは実現しえなかった低い位置にリアショックを配置することが可能となり、究極の低重心化を実現したという。更にハンドル周りのケーブル内装も推進しており、ライバルたちよりも一足早く、未来へと踏み出した印象のある一台だ。
ライトウェイ:幅広いラインアップを揃えたフェルト GTのトレイル向けHTバイクも注目
ライトウェイプロダクツは、アメリカンブランドのフェルトとGTを中心とした出展。フェルトはオールラウンドバイクであるFRに注目が集まる一方で、エンデュランスモデルのVRやグラベルモデルのBROAMなども人気だった様子。
一方、オフロードに長けるGTからは、グラベルモデルのパイオニア的存在でもあるGRADEに加え、近年注目度が高まっているトレイル系ハードテールバイクのZASKER LTの試乗車も登場。GTのアイデンティティでもあるトリプルトライアングルデザインによる高いトラクション性能がオフロードでのライディングフィールを向上させてくれるとのことだ。
また、ニットアッパーやBOAダイヤルの採用など、高いスペックとリーズナブルな価格で実走派ライダーやビンディングデビューを考えるライダーの間で人気が高まりつつあるイスラエルのシューズブランド"FLR"や、クランクブラザーズのオフロード向けシューズも展示され、注目を集めていた。
ウエイブワン:ユニークな特徴を持つ生地のカペルミュールと、グラベルライド向けのリオン・ド・カペルミュール
ウエイブワンは自社のオリジナルブランドであるカペルミュールとリオン・ド・カペルミュールの新作を携えて今回の試乗会に参加。2021年の秋冬コレクションで追加されたPolartec 長袖ハイネックジャージ(カペルミュール)と、2022年の春夏コレクションから登場する予定の半袖ジャージ(リオン・ド・カペルミュール)をピックアップ。
長袖ハイネックジャージの最も注目すべき点は、ポーラテックのPower Woolという素材を使っていること。ウールとポリエステルを交編した生地は優れた保温性と通気性、吸汗性を実現するハイスペック・ファブリック。同時に肩周りと襟に用いられるパネルは、生地の質感がデザインの一部となっており、このジャージのルックスを引き立てている。
来春からラインアップ予定の半袖ジャージを紹介しよう。このジャージは今盛り上がりを見せているグラベルやアドベンチャーサイクリングにピッタリの色味と、ポケットを増設していることが特徴だ。一般的な三分割ポケットに加え、左肩や脇にカーゴポケット、背中部分もジッパーポケットが用意された。詳細は来春を待ちたい。
ガーミン:新登場したペダル型パワーメーターRALLYやタックス NEO2 T、FLUX S
サイクルコンピューターで定評のあるガーミンが、今回の試乗会でメインに据えたのは傘下ブランドであるタックスのスマートローラー。NEO2 Tは既に高い人気を誇るモデルであり、その優れた性能は折り紙付き。
ダイレクトドライブ式ミドルグレードのFLUX Sも注目とガーミンジャパンの川口さんは言う。性能と価格のバランスに優れており、これからインドアトレーニング、バーチャルサイクリングをはじめて見たいという方の入門機としてオススメだ。
ガーミンと言えば今年発表されたペダル型パワーメーターも忘れてはいけない。シマノのクリートを使えるRALLY RSシリーズの人気が高いそうで、その登場が心待ちにされていた方も少なくなさそう。RALLYは何度も脱着を行っても数値がブレにくいようにアップデートされているとのことで、パワーメーターを探している方の選択肢として入れても良さそうだ。インプレッションはこちら。
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