イネオス・グレナディアーズの新たなメインスポンサーに、デンマークのIT企業「ネットカンパニー」が加わることが明らかとなった。発表は今年7月4日のツール・ド・フランス開幕直前に行われる見通し。チーム再建に向けた動きと今後の展望を探る。

2019年からタイトルスポンサーを務めるイネオス photo:Kei Tsuji
イネオス・グレナディアーズが今年のツール・ド・フランスを前に、チーム名を変更すると報じたのはイギリスメディアのガーディアン。新たにメインスポンサーとなるのはデンマークのITコンサルティング企業ネットカンパニーで、報道によればその後もチームの所有権はイネオス社が保持し、チーム籍もイギリスのままとなる。
ネットカンパニーは2026年2月、イギリスのヒースロー空港の主要デジタル運用パートナーに選ばれたばかり。ヨーロッパ全域で事業を拡大する、「欧州版アクセンチュア」とも形容される急成長する企業だ。イネオスとの契約は5年間で約1億ユーロ(約160億円)と報じられており、年換算では約2000万ユーロ規模(約32億円)となる。これが大幅なチーム資金の増額になるかは不明だが、イネオスは引き続きスポンサーとして関わり、また昨年7月からパートナーシップを結ぶトタルエネルジーもスポンサーとして残る見通しだ。
2019年にチームスカイからイネオスにメインスポンサーが変わったチームは、ツール・ド・フランスではエガン・ベルナル(コロンビア)による2019年の総合優勝を最後に頂点から遠ざかり、グランツール全体でも2021年のジロ・デ・イタリア以降、総合優勝がない。この苦境から脱するべく、今年からレーシング・ディレクターという現場トップにゲラント・トーマスが就任。さらにチームスカイ時代の黄金期を築き、近年はマンチェスター・ユナイテッドにも関わっていたデイヴ・ブレイルスフォードが、チーム運営に戻ってきたと報じられている。

新エースとして今年加入したオスカー・オンリー(イギリス、イネオス・グレナディアーズ) photo:CorVos
戦力面でチームは今年、イギリス出身で昨年ツール総合4位に入った23歳のオスカー・オンリーを獲得した。ピクニック・ポストNLとは2027年まで契約を結んでいたため、移籍にあたっては高額の違約金が発生したと複数メディアが報じている。
さらに注目されるのは、デンマーク最大のスター選手であるヨナス・ヴィンゲゴーハンセン(ヴィスマ・リースアバイク)の存在だ。現時点で具体的な加入の話が進んでいるわけではないが、ネットカンパニーの参画によって今後の補強戦略などに注目が集まるのは確か。新たなスポンサー名とジャージは、7月4日にバルセロナで開幕するツール・ド・フランスの直前に発表されると見られている。
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos

イネオス・グレナディアーズが今年のツール・ド・フランスを前に、チーム名を変更すると報じたのはイギリスメディアのガーディアン。新たにメインスポンサーとなるのはデンマークのITコンサルティング企業ネットカンパニーで、報道によればその後もチームの所有権はイネオス社が保持し、チーム籍もイギリスのままとなる。
ネットカンパニーは2026年2月、イギリスのヒースロー空港の主要デジタル運用パートナーに選ばれたばかり。ヨーロッパ全域で事業を拡大する、「欧州版アクセンチュア」とも形容される急成長する企業だ。イネオスとの契約は5年間で約1億ユーロ(約160億円)と報じられており、年換算では約2000万ユーロ規模(約32億円)となる。これが大幅なチーム資金の増額になるかは不明だが、イネオスは引き続きスポンサーとして関わり、また昨年7月からパートナーシップを結ぶトタルエネルジーもスポンサーとして残る見通しだ。
2019年にチームスカイからイネオスにメインスポンサーが変わったチームは、ツール・ド・フランスではエガン・ベルナル(コロンビア)による2019年の総合優勝を最後に頂点から遠ざかり、グランツール全体でも2021年のジロ・デ・イタリア以降、総合優勝がない。この苦境から脱するべく、今年からレーシング・ディレクターという現場トップにゲラント・トーマスが就任。さらにチームスカイ時代の黄金期を築き、近年はマンチェスター・ユナイテッドにも関わっていたデイヴ・ブレイルスフォードが、チーム運営に戻ってきたと報じられている。

戦力面でチームは今年、イギリス出身で昨年ツール総合4位に入った23歳のオスカー・オンリーを獲得した。ピクニック・ポストNLとは2027年まで契約を結んでいたため、移籍にあたっては高額の違約金が発生したと複数メディアが報じている。
さらに注目されるのは、デンマーク最大のスター選手であるヨナス・ヴィンゲゴーハンセン(ヴィスマ・リースアバイク)の存在だ。現時点で具体的な加入の話が進んでいるわけではないが、ネットカンパニーの参画によって今後の補強戦略などに注目が集まるのは確か。新たなスポンサー名とジャージは、7月4日にバルセロナで開幕するツール・ド・フランスの直前に発表されると見られている。
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