2018/01/24(水) - 15:15
2018年のUCIワールドツアー初戦サントス・ツアー・ダウンアンダーに出場したUCIワールドチームのバイクをゼッケン順に紹介する恒例のコーナー。第一弾はBMCレーシング、ボーラ・ハンスグローエ、ミッチェルトン・スコットの3チームをピックアップします。
BMCレーシング / BMC チームマシーンSLR01
BMCレーシング / BMC チームマシーンSLR01 photo:Kei Tsuji
0秒差で大会連覇を逃したが、クイーンステージのウィランガヒル山頂フィニッシュで5年連続優勝を果たしたリッチー・ポート(オーストラリア)はBMCのフラッグシップモデルであるチームマシーンSLR01に乗る。第3世代となる同モデルはエアロ効果を高めるとともに、ダウンチューブにDi2のジャンクションボックスを内蔵している。
シマノのパワーメーターR9100Pを使用する photo:Kei Tsuji
コンピューターをSRMからガーミンに変更 photo:Kei Tsuji
身長172cmのポートはサイズ47(トップチューブ長517mm)のフレームに120mmのインテグラルステムの組み合わせ。コンポーネントはシマノ・デュラエースR9150Di2でホイールもシマノ・デュラエース。2017年からの変更点としてパワーメーターをSRMからシマノに切り替えたことが挙げられる。コンピューターもSRMからガーミンにスイッチした。ポートは数年前まで167.5mmのクランクを使用していた時期もあったが、現在は170mmで落ち着いている。
近年はクランク長170mmで落ち着いているポート photo:Kei Tsuji
ダイレクトマウントディレイラーハンガー photo:Kei Tsuji
ボーラ・ハンスグローエ / スペシャライズド S-WORKSターマックSL6
ボーラ・ハンスグローエ / スペシャライズド S-WORKSターマックSL6 photo:Kei Tsuji
山岳ステージの小集団スプリントで勝利し、ポイント賞を獲得したペテル・サガン(スロバキア)はスペシャライズドS-WORKSのヴェンジとターマックSL6を乗り分けた。ステージ優勝を飾った際に乗っていたのはこのスペシャルカラーのターマックSL6。ハンドルは上部が扁平したスペシャライズドのエアロフライ。相変わらずスポンサー外のジップSLスプリントステムにビニールテープを貼ってロゴを隠している。
スペシャライズドのロゴが入った4iiii(フォーアイ)類似のパワーメーター photo:Kei Tsuji
BBにはセラミックスピードのベアリングが入る photo:Kei Tsuji
コンポーネントはシマノ・デュラエースR9150Di2でホイールはロヴァール。BBにセラミックスピードのベアリングが入る。スペシャライズドのロゴが入ったパワーメーターを使用するが、これは2017年まで使っていた4iiii(フォーアイ)のものに類似。スペシャライズドはプロトタイプとして左右独立したセンサーをテスト中だ。独特のペダリングでスプリントするサガンはこれまで数度ペダルを外して勝利を逃しており、その対策として現在は通常より4mmシャフトが長いデュラエースペダルを使用している。
スペシャライズドのエアロフライハンドルにジップのSLスプリントステム photo:Kei Tsuji
Qファクターを広げるため4mm伸ばされたペダルシャフト photo:Kei Tsuji
ミッチェルトン・スコット / スコット FOIL
ミッチェルトン・スコット / スコット FOIL photo:Kei Tsuji
連日スプリントの上位に絡み、第2ステージの登りスプリントで勝利したカレブ・ユアンの愛車はスコットのフォイル。身長165cmのユアンのサドル高は630mmで、フレームサイズはXXS(トップチューブ510mm)だ。スコット傘下のシンクロス製のステム一体型ハンドルRR1.0SLを使用し、ステム長140mmでハンドル幅は400mm。
カレブ・ユアンの名前が入ったステム一体型ハンドル photo:Kei Tsuji
2017年に引き続きSRMのパワーメーターを使用する photo:Kei Tsuji
コンポーネントはシマノ・デュラエースR9150Di2で、多くのステージで54x36Tのチェーンリングを組み合わせた。デュラエースC60ホイールがユアンのお気に入りになっている。BMCと同様にパワーメーターをSRMからシマノに変更している。写真のバイクは2017年からの継続のためフォークには前タイトルスポンサーのオリカ社のロゴが残っており、ニューバイクはヨーロッパでのシーズン始動に合わせて投入される予定。
丸ハンドルにスプリンタースイッチというスプリンターらしいセッティング photo:Kei Tsuji
平坦ステージではシマノ・デュラエースC60ホイールを多用した photo:Kei Tsuji
text:Kei Tsuji
BMCレーシング / BMC チームマシーンSLR01
![BMCレーシング / BMC チームマシーンSLR01](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2018/01/23/cwtdubike0101.jpg)
0秒差で大会連覇を逃したが、クイーンステージのウィランガヒル山頂フィニッシュで5年連続優勝を果たしたリッチー・ポート(オーストラリア)はBMCのフラッグシップモデルであるチームマシーンSLR01に乗る。第3世代となる同モデルはエアロ効果を高めるとともに、ダウンチューブにDi2のジャンクションボックスを内蔵している。
![シマノのパワーメーターR9100Pを使用する](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2018/01/23/cwtdubike0103.jpg)
![コンピューターをSRMからガーミンに変更](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2018/01/23/cwtdubike0102.jpg)
身長172cmのポートはサイズ47(トップチューブ長517mm)のフレームに120mmのインテグラルステムの組み合わせ。コンポーネントはシマノ・デュラエースR9150Di2でホイールもシマノ・デュラエース。2017年からの変更点としてパワーメーターをSRMからシマノに切り替えたことが挙げられる。コンピューターもSRMからガーミンにスイッチした。ポートは数年前まで167.5mmのクランクを使用していた時期もあったが、現在は170mmで落ち着いている。
![近年はクランク長170mmで落ち着いているポート](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2018/01/23/cwtdubike0105.jpg)
![ダイレクトマウントディレイラーハンガー](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2018/01/23/cwtdubike0104.jpg)
ボーラ・ハンスグローエ / スペシャライズド S-WORKSターマックSL6
![ボーラ・ハンスグローエ / スペシャライズド S-WORKSターマックSL6](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2018/01/23/cwtdubike0106.jpg)
山岳ステージの小集団スプリントで勝利し、ポイント賞を獲得したペテル・サガン(スロバキア)はスペシャライズドS-WORKSのヴェンジとターマックSL6を乗り分けた。ステージ優勝を飾った際に乗っていたのはこのスペシャルカラーのターマックSL6。ハンドルは上部が扁平したスペシャライズドのエアロフライ。相変わらずスポンサー外のジップSLスプリントステムにビニールテープを貼ってロゴを隠している。
![スペシャライズドのロゴが入った4iiii(フォーアイ)類似のパワーメーター](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2018/01/23/cwtdubike0107.jpg)
![BBにはセラミックスピードのベアリングが入る](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2018/01/23/cwtdubike0108.jpg)
コンポーネントはシマノ・デュラエースR9150Di2でホイールはロヴァール。BBにセラミックスピードのベアリングが入る。スペシャライズドのロゴが入ったパワーメーターを使用するが、これは2017年まで使っていた4iiii(フォーアイ)のものに類似。スペシャライズドはプロトタイプとして左右独立したセンサーをテスト中だ。独特のペダリングでスプリントするサガンはこれまで数度ペダルを外して勝利を逃しており、その対策として現在は通常より4mmシャフトが長いデュラエースペダルを使用している。
![スペシャライズドのエアロフライハンドルにジップのSLスプリントステム](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2018/01/23/cwtdubike0101-2.jpg)
![Qファクターを広げるため4mm伸ばされたペダルシャフト](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2018/01/23/cwtdubike0110.jpg)
ミッチェルトン・スコット / スコット FOIL
![ミッチェルトン・スコット / スコット FOIL](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2018/01/23/cwtdubike0111.jpg)
連日スプリントの上位に絡み、第2ステージの登りスプリントで勝利したカレブ・ユアンの愛車はスコットのフォイル。身長165cmのユアンのサドル高は630mmで、フレームサイズはXXS(トップチューブ510mm)だ。スコット傘下のシンクロス製のステム一体型ハンドルRR1.0SLを使用し、ステム長140mmでハンドル幅は400mm。
![カレブ・ユアンの名前が入ったステム一体型ハンドル](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2018/01/23/cwtdubike0112.jpg)
![2017年に引き続きSRMのパワーメーターを使用する](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2018/01/23/cwtdubike0113.jpg)
コンポーネントはシマノ・デュラエースR9150Di2で、多くのステージで54x36Tのチェーンリングを組み合わせた。デュラエースC60ホイールがユアンのお気に入りになっている。BMCと同様にパワーメーターをSRMからシマノに変更している。写真のバイクは2017年からの継続のためフォークには前タイトルスポンサーのオリカ社のロゴが残っており、ニューバイクはヨーロッパでのシーズン始動に合わせて投入される予定。
![丸ハンドルにスプリンタースイッチというスプリンターらしいセッティング](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2018/01/23/cwtdubike0115.jpg)
![平坦ステージではシマノ・デュラエースC60ホイールを多用した](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2018/01/23/cwtdubike0114.jpg)
text:Kei Tsuji
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