2010/01/12(火) - 20:24
1月10日に開催されたシクロクロス・オランダ選手権で、ラース・ボーム(オランダ、ラボバンク)がエリートカテゴリー4年連続オランダチャンピオンに輝いた。2009年ロードレースに専念し、ブエルタ・ア・エスパーニャでステージ優勝を飾った新星ボームが本領を発揮した。
シクロクロスのナショナル選手権が開催されたのは、オランダ南部のヘールレン。雪の降り積もったコースでヘルベン・デクネクト(ラボバンク)とタイス・アル(AAドリンク・ビーワン)が先行したが、最終周回で先頭2名に追いついたボームがスプリントで勝利した。
現在24歳のボームは2008年のシクロクロス世界チャンピオン。ジュニア時代から数えて9回シクロクロスのオランダ選手権で優勝を飾り、2007年以降、エリートカテゴリーで3年連続オランダチャンピオンに輝いていた。
しかし大会4連覇がかかっていた今年、ボームのタイトル防衛が有力視されていたわけではない。コンチネンタルチームからプロツアーチームのラボバンクに昇格した2009年、ボームはロードレースに専念。ツアー・オブ・ベルギーで総合優勝を飾るとともに、ブエルタ・ア・エスパーニャでグランツールデビューを果たし、第15ステージで独走勝利を収めた。
ロードレーサーとして着実にキャリアを重ねるボームにとって、このオランダ選手権が今シーズンのシクロクロス2戦目。しかし本領を発揮したボームは見事タイトルを防衛してみせた。
「自分の力を100%出し切ったよ。こんなシナリオを期待していたけど、厳しい闘いになるのは目に見えていた。今までで一番厳しい闘いだった」
当然オランダ国内では、チェコで開催されるシクロクロス世界選手権出場への期待の声が高まる。しかし2010年のロードシーズンを見据えるボームは、世界選に出場しない予定だ。「今日は本当に良い走りが出来たけど、世界選には出場しない。来週(スペイン南部の)モハカルで行なわれるチームトレーニングキャンプに合流して、そこで2週間過ごすんだ。シクロクロスの練習をする時間はないよ」とコメントしている。
レース展開や選手コメントはラボバンク公式サイトより。
シクロクロス・オランダ選手権2010結果
1位 ラース・ボーム(ラボバンク) 1h02'20"
2位 ヘルベン・デクネクト(ラボバンク) +01"
3位 タイス・アル(AAドリンク・ビーワン) +03"
4位 タイス・ファンアメロンゲン(ファンフリートEBH)+04"
5位 ウィラント・ファンヒルス(チームZZPR) +06"
text:Kei Tsuji
photo:Cor Vos
シクロクロスのナショナル選手権が開催されたのは、オランダ南部のヘールレン。雪の降り積もったコースでヘルベン・デクネクト(ラボバンク)とタイス・アル(AAドリンク・ビーワン)が先行したが、最終周回で先頭2名に追いついたボームがスプリントで勝利した。
現在24歳のボームは2008年のシクロクロス世界チャンピオン。ジュニア時代から数えて9回シクロクロスのオランダ選手権で優勝を飾り、2007年以降、エリートカテゴリーで3年連続オランダチャンピオンに輝いていた。
しかし大会4連覇がかかっていた今年、ボームのタイトル防衛が有力視されていたわけではない。コンチネンタルチームからプロツアーチームのラボバンクに昇格した2009年、ボームはロードレースに専念。ツアー・オブ・ベルギーで総合優勝を飾るとともに、ブエルタ・ア・エスパーニャでグランツールデビューを果たし、第15ステージで独走勝利を収めた。
ロードレーサーとして着実にキャリアを重ねるボームにとって、このオランダ選手権が今シーズンのシクロクロス2戦目。しかし本領を発揮したボームは見事タイトルを防衛してみせた。
「自分の力を100%出し切ったよ。こんなシナリオを期待していたけど、厳しい闘いになるのは目に見えていた。今までで一番厳しい闘いだった」
当然オランダ国内では、チェコで開催されるシクロクロス世界選手権出場への期待の声が高まる。しかし2010年のロードシーズンを見据えるボームは、世界選に出場しない予定だ。「今日は本当に良い走りが出来たけど、世界選には出場しない。来週(スペイン南部の)モハカルで行なわれるチームトレーニングキャンプに合流して、そこで2週間過ごすんだ。シクロクロスの練習をする時間はないよ」とコメントしている。
レース展開や選手コメントはラボバンク公式サイトより。
シクロクロス・オランダ選手権2010結果
1位 ラース・ボーム(ラボバンク) 1h02'20"
2位 ヘルベン・デクネクト(ラボバンク) +01"
3位 タイス・アル(AAドリンク・ビーワン) +03"
4位 タイス・ファンアメロンゲン(ファンフリートEBH)+04"
5位 ウィラント・ファンヒルス(チームZZPR) +06"
text:Kei Tsuji
photo:Cor Vos
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