雪降るお台場海浜公園で開催されたJCX最終戦シクロクロス東京。男子エリートは織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)が、女子エリートは石田唯(TRKWorks)が砂地を攻略して勝利した。

午前中まで降り続いていた雪で白い雪化粧をしたお台場海浜公園の特設コース photo:Michinari TAKAGI
2月7日(土)と8日(日)に、「弱虫ペダル×Champion System CYCLOCROSS TOKYO 2025」が開催された。通称「シクロクロス東京」と呼ばれているレースの舞台となったのは、レインボーブリッジを一望でき、ダイバーシティ東京などのショッピングモールや商業施設が立ち並ぶお台場海浜公園。
コースは砂浜や森林、フライオーバーで構成され、テクニックとパワーが求められる魅力的なコースが用意された。またAJOCC JCXシリーズ最終戦ということもあり、全国各地から多くのシクロクロッサ―が集結した。
女子エリート:全日本チャンピオンの石田唯(TRKWorks)が今季9勝目

竹村舞葉(SHIDO-WORKS)がホールショットを獲得 photo:Makoto AYANO
午前中まで降り続いていた雪が止み始め、女子の最高峰であるWE1の選手たちがスタート地点に並ぶ。最前列には、全日本チャンピオンジャージを纏った石田唯(TRKWorks)や、先日のシクロクロス世界選手権に出場していた日吉彩華(Asia Union TCS Racing Team)、JCXランキング上位の竹村舞葉(SHIDO-WORKS)や椿井和佳奈(Olive)ら有力選手たちが揃った。
同時出走となった女子ジュニアの小林碧(AX cyclocross team)も後方に並んだこの日、元全日本チャンピオンの小林あか里(Liv Racing Japan)と渡部春雅(OlandaBase/Watersley)はロードレースのアジア選手権に出場していたため欠場している。
13時の号砲と共に勢いよくスタートし、竹村がホールショットを獲得した。

観客が多く集まるミズタニサンドセクションを石田唯(TRKWorks)が先頭で通過 photo:Makoto AYANO

安藤沙弥(SHIDO-WORKS)がサンドセクションでリードを広げる photo:Makoto AYANO
WE1の選手たちがお台場海浜公園の深い砂地へ突入すると、ラインが交錯。上手く乗車でクリアしていった石田が竹村を抜き、トップに躍り出た。
石田は観客が多く集まるミズタニサンドセクションを先頭で通過。2番手では安藤沙弥(SHIDO-WORKS)と網野 聡美(ウィンディー筑波シクロクロスチーム)が追い 、4位集団は竹村と日吉が協力しながら前を追いかけていく。

先頭の石田を追いかける追走集団 photo:Makoto AYANO

日吉彩華(Asia Union TCS Racing Team)が追走集団から単独で抜け出していく photo:Makoto AYANO

単独3位となった山下歩希(弱虫ペダルサイクリングチーム) photo:Makoto AYANO 
女子ジュニアのトップを走る小林碧(AX cyclocross team) photo:Makoto AYANO

観客とハイタッチをしてゴールに向かっていく石田唯(TRKWorks) photo:Makoto AYANO
周回数が6周回に決定し、中盤も石田がサンドセクションを乗車で駆け抜け、後続とのリードを徐々に広げながら独走を続ける。一方で、2位集団と4位集団が1つになり、その後方で日吉と山下歩希(弱虫ペダルサイクリングチーム)がそれぞれ単独で先頭を追いかけていく展開で進行、レースは終盤に突入していく。
安定した力強い走りで独走状態をキープし、お台場のビーチを攻略した石田が観客とハイタッチをしながらフィニッシュに向かい、ガッツポーズとともに今季9勝目をマーク。JCXシリーズチャンピオンを決めた。2位は日吉、3位は山下で表彰台に上がった。

JCX総合優勝を決めた石田唯(TRKWorks) photo:Makoto AYANO

女子エリートの表彰式 photo:Michinari TAKAGI
石田は「得意な砂セクションのあるシクロクロス東京は好きなコースです。最初から自分のペースに持ち込むことができ、集中して最後まで楽しんで走り切ることができました。優勝できてよかったです!」とレースを振り返った。
「今シーズンは全日本選手権優勝とJCX総合優勝という2つの目標を達成することができて、本当に成長できたシーズンでした!」と、達成感に満ち溢れた笑顔でコメントしてくれた。
男子エリート:織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)が今季8勝目

シクロクロス東京の最終レースのME1 TOP40 photo:Makoto AYANO
昨年12月に大阪府で開催されたシクロクロス全日本選手権を終え、一息ついたシクロクロスシーズン。手に汗握るレースが繰り広げられたJCXシリーズを締めくくるのが、シクロクロス東京の最終レースでもあるME1 TOP40だ。
スタートラインに並ぶのはJCXシリーズポイントランキング上位40名と、DAY1に行われたME1のトップ3。今シーズンの総決算に相応しい、ハイレベルな役者達が雪化粧のお台場海浜公園に集った。

全日本チャンピオンの織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)が声援に答える photo:Makoto AYANO

織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)のヘルメットには渡辺先生直筆の小野田坂道くんのイラスト photo:Makoto AYANO
最前列には、欧州連戦から帰ってきた全日本チャンピオンの織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)を筆頭に、世界選手権出場の野嵜然新(drawer THE RACING/桐光学園高等学校)、JCXランキング上位の副島達海(大阪産業大学)、沢田時(Astemo宇都宮ブリッツェン )らが揃った。
14時の電子ホイッスルが鳴り響き、36名が勢いよくスタート。スムーズな加速でホールショットを獲得した野崎を先頭にサンドセクションに突入。その後方では落車や接触などが発生し、序盤から混戦の様相を呈している。

世界選手権に出場した野嵜然新(drawer THE RACING/桐光学園高等学校)がホールショットを獲得 photo:Makoto AYANO

副島達海(大阪産業大学)がスタート直後の混戦を抜け出し、トップに立つ photo:Makoto AYANO 
2位の野嵜然新(drawer THE RACING/桐光学園高等学校)に織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)が追いつく photo:Makoto AYANO

トップを走る副島達海(大阪産業大学)がトリックを決め、観客を魅せていく photo:Makoto AYANO
スタート直後の混乱を上手く抜け出した副島がリードし、2番手に野嵜が続き、沢田と織田が3位グループを形成。序盤から副島がリードするが、後方では3位パックから抜け出した織田が野嵜をパスし、2位に浮上した。
周回数が11周回に決まり、3周目には織田が副島に追いつき2名の先頭グループに。一方、沢田も野嵜と合流し、一時3位パックを形成するも砂区間でペースアップし、野嵜に対して20秒ほどのリードを獲得しながら単独で前を追う。

副島達海(大阪産業大学)がバニーホップでシケインをクリアしていく photo:Makoto AYANO 
単独3位となった沢田時(Astemo宇都宮ブリッツェン ) photo:Makoto AYANO

織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)がチェーントラブルで副島から遅れてしまうが、再び追いつく photo:Makoto AYANO

織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)が独走開始 photo:Makoto AYANO
4周目には織田がチェーントラブルで副島から遅れる。しかし、素早く立て直した織田はまもなく副島に追いつき、そのままの勢いで一気にペースアップ。副島を突き放し、織田が単独先頭に躍り出る。
織田、副島、沢田がそれぞれ単独で走る展開は最終周回まで変わらず。最終周回、織田がコーナーでスリップするシーンもあったが、ペースを崩すことなくフィニッシュラインまで独走をキープ。全日本チャンピオンに相応しい走りで織田が見事優勝を飾った。後続の順位も変わらず、2位には副島が、沢田が3位でフィニッシュ。出走者36名中、完走者はわずか7名のサバイバルなレースとなった。

織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)が今季8勝目を挙げた photo:Makoto AYANO

渡辺航先生と喜びを分かち合う織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム) photo:Makoto AYANO
「コンディショニングがうまくできてなくて、今日はどんな感じになるかなと前半は様子見でした。後半は前に出て、副島選手とお互いミスしては遅れ、ミスしては追いついて、みたいな展開でめちゃめちゃ焦りました。でも気持ちを落ち着けて走りきり、優勝できたのでよかったです!」と織田はレースを振り返った。
「全日本選手権では4連覇を達成できましたし、JCXシリーズとしては初の総合優勝を果たせました。ヨーロッパ遠征でも自分自身の成長が感じられたので良いシーズンでした!」と笑顔で答えた。

レインボーブリッジを背景に多くの観客が集まったME1 TOP40表彰式 photo:Makoto AYANO
多くの観客が見守る中で行われた男子エリートの表彰式の後には、JCXランキングのセレモニーも行われた。男子エリートは織田が、U23は野嵜が獲得した。女子エリートは石田がJCXランキングのシリーズチャンピオンに輝いた。

男子エリートのJCXランキングTOP10 photoMichinari TAKAGI

JCXランキングU23は野嵜然新(drawer THE RACING/桐光学園高等学校)が獲得 photo:Makoto AYANO 
女子エリートのJCXランキングTOP10 photoMichinari TAKAGI

2月7日(土)と8日(日)に、「弱虫ペダル×Champion System CYCLOCROSS TOKYO 2025」が開催された。通称「シクロクロス東京」と呼ばれているレースの舞台となったのは、レインボーブリッジを一望でき、ダイバーシティ東京などのショッピングモールや商業施設が立ち並ぶお台場海浜公園。
コースは砂浜や森林、フライオーバーで構成され、テクニックとパワーが求められる魅力的なコースが用意された。またAJOCC JCXシリーズ最終戦ということもあり、全国各地から多くのシクロクロッサ―が集結した。
女子エリート:全日本チャンピオンの石田唯(TRKWorks)が今季9勝目

午前中まで降り続いていた雪が止み始め、女子の最高峰であるWE1の選手たちがスタート地点に並ぶ。最前列には、全日本チャンピオンジャージを纏った石田唯(TRKWorks)や、先日のシクロクロス世界選手権に出場していた日吉彩華(Asia Union TCS Racing Team)、JCXランキング上位の竹村舞葉(SHIDO-WORKS)や椿井和佳奈(Olive)ら有力選手たちが揃った。
同時出走となった女子ジュニアの小林碧(AX cyclocross team)も後方に並んだこの日、元全日本チャンピオンの小林あか里(Liv Racing Japan)と渡部春雅(OlandaBase/Watersley)はロードレースのアジア選手権に出場していたため欠場している。
13時の号砲と共に勢いよくスタートし、竹村がホールショットを獲得した。


WE1の選手たちがお台場海浜公園の深い砂地へ突入すると、ラインが交錯。上手く乗車でクリアしていった石田が竹村を抜き、トップに躍り出た。
石田は観客が多く集まるミズタニサンドセクションを先頭で通過。2番手では安藤沙弥(SHIDO-WORKS)と網野 聡美(ウィンディー筑波シクロクロスチーム)が追い 、4位集団は竹村と日吉が協力しながら前を追いかけていく。





周回数が6周回に決定し、中盤も石田がサンドセクションを乗車で駆け抜け、後続とのリードを徐々に広げながら独走を続ける。一方で、2位集団と4位集団が1つになり、その後方で日吉と山下歩希(弱虫ペダルサイクリングチーム)がそれぞれ単独で先頭を追いかけていく展開で進行、レースは終盤に突入していく。
安定した力強い走りで独走状態をキープし、お台場のビーチを攻略した石田が観客とハイタッチをしながらフィニッシュに向かい、ガッツポーズとともに今季9勝目をマーク。JCXシリーズチャンピオンを決めた。2位は日吉、3位は山下で表彰台に上がった。


石田は「得意な砂セクションのあるシクロクロス東京は好きなコースです。最初から自分のペースに持ち込むことができ、集中して最後まで楽しんで走り切ることができました。優勝できてよかったです!」とレースを振り返った。
「今シーズンは全日本選手権優勝とJCX総合優勝という2つの目標を達成することができて、本当に成長できたシーズンでした!」と、達成感に満ち溢れた笑顔でコメントしてくれた。
男子エリート:織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)が今季8勝目

昨年12月に大阪府で開催されたシクロクロス全日本選手権を終え、一息ついたシクロクロスシーズン。手に汗握るレースが繰り広げられたJCXシリーズを締めくくるのが、シクロクロス東京の最終レースでもあるME1 TOP40だ。
スタートラインに並ぶのはJCXシリーズポイントランキング上位40名と、DAY1に行われたME1のトップ3。今シーズンの総決算に相応しい、ハイレベルな役者達が雪化粧のお台場海浜公園に集った。


最前列には、欧州連戦から帰ってきた全日本チャンピオンの織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)を筆頭に、世界選手権出場の野嵜然新(drawer THE RACING/桐光学園高等学校)、JCXランキング上位の副島達海(大阪産業大学)、沢田時(Astemo宇都宮ブリッツェン )らが揃った。
14時の電子ホイッスルが鳴り響き、36名が勢いよくスタート。スムーズな加速でホールショットを獲得した野崎を先頭にサンドセクションに突入。その後方では落車や接触などが発生し、序盤から混戦の様相を呈している。




スタート直後の混乱を上手く抜け出した副島がリードし、2番手に野嵜が続き、沢田と織田が3位グループを形成。序盤から副島がリードするが、後方では3位パックから抜け出した織田が野嵜をパスし、2位に浮上した。
周回数が11周回に決まり、3周目には織田が副島に追いつき2名の先頭グループに。一方、沢田も野嵜と合流し、一時3位パックを形成するも砂区間でペースアップし、野嵜に対して20秒ほどのリードを獲得しながら単独で前を追う。




4周目には織田がチェーントラブルで副島から遅れる。しかし、素早く立て直した織田はまもなく副島に追いつき、そのままの勢いで一気にペースアップ。副島を突き放し、織田が単独先頭に躍り出る。
織田、副島、沢田がそれぞれ単独で走る展開は最終周回まで変わらず。最終周回、織田がコーナーでスリップするシーンもあったが、ペースを崩すことなくフィニッシュラインまで独走をキープ。全日本チャンピオンに相応しい走りで織田が見事優勝を飾った。後続の順位も変わらず、2位には副島が、沢田が3位でフィニッシュ。出走者36名中、完走者はわずか7名のサバイバルなレースとなった。


「コンディショニングがうまくできてなくて、今日はどんな感じになるかなと前半は様子見でした。後半は前に出て、副島選手とお互いミスしては遅れ、ミスしては追いついて、みたいな展開でめちゃめちゃ焦りました。でも気持ちを落ち着けて走りきり、優勝できたのでよかったです!」と織田はレースを振り返った。
「全日本選手権では4連覇を達成できましたし、JCXシリーズとしては初の総合優勝を果たせました。ヨーロッパ遠征でも自分自身の成長が感じられたので良いシーズンでした!」と笑顔で答えた。

多くの観客が見守る中で行われた男子エリートの表彰式の後には、JCXランキングのセレモニーも行われた。男子エリートは織田が、U23は野嵜が獲得した。女子エリートは石田がJCXランキングのシリーズチャンピオンに輝いた。



ME1 TOP40リザルト
| 1位 | 織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム) | 57:30.108 |
| 2位 | 副島達海(TRKWorks) | +00:13 |
| 3位 | 沢田時(Astemo宇都宮ブリッツェン) | +1:29 |
| 4位 | 野嵜然新(drawer THE RACING/桐光学園高等学校) | +1:41 |
| 5位 | 松本一成(W.V.OTA) | +1:49 |
WE1リザルト
| 1位 | 石田唯(TRKWorks) | 40:53.014 |
| 2位 | 日吉 彩華(Asia Union TCS Racing Team ) | +2:18 |
| 3位 | 山下歩希(弱虫ペダルサイクリングチーム) | +3:02 |
| 4位 | 竹村舞葉(SHIDO-WORKS) | +4:13 |
| 5位 | 椿井和佳奈(Olive) | +5:16 |
photo:Makoto AYANO & Michinari TAKAGI
text:Michinari TAKAGI
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