2009/06/01(月) - 13:08
5月31日、ツアー・オブ・ベルギー最終ステージとなる第5ステージがヘルツェレの街での16.7kmの個人タイムトライアルとして行われ、セバスティアン・ロセレル(ベルギー、クイックステップ)がトップタイムを記録。区間2位のラース・ボーム(オランダ、ラボバンク)が総合優勝を遂げた。
16.7kmと短いタイムトライアルながら、総合上位は15秒内に7人がひしめいているため、張りつめた緊張感の中で迎えた最終ステージ。リーダーのラス・ブーム(オランダ、ラボバンク)から3位のバート・ドウォール(ベルギー、ランドバウクレジット・コルナゴ)までは1秒以内という僅差だ。
この14番目にスタートしたTTスペシャリストのラスロ・ボドロギ(ハンガリー、カチューシャ)が21分38秒でゴールし、暫定トップタイムを記録。このタイムは74番目スタートのリエーヴェ・ヴェストラ(オランダ、ヴァカンソレイユ)が21分27秒で塗り替えた。
しかし総合順位が上がるにつれて、タイムはどんどんと伸びてゆく。総合22位につけるセバスティアン・ロセレル(ベルギー、クイックステップ)が20分53秒と他を寄せ付けないタイムを叩き出すと、総合17位のステフ・クレメント(オランダ、ラボバンク)、総合15位のユルゲン・ローランツ(ベルギー、サイレンス・ロット)も好タイムでロセレルに続く。
この種目を得意とする総合7位のトーマス・デッケル(オランダ、サイレンス・ロット)のタイムが伸び悩む一方、総合リーダージャージを着て最後に出走したブームはロセレルから3秒遅れの快走を見せ、ゴール。
総合2位、3位につけていたフレフ・ファンアフェルマート(ベルギー、サイレンス・ロット)やドウォールが遅れたため、ブームの総合優勝が決まった。総合2位にはこの日区間5位の活躍を見せたコース・ムーレンハウト(オランダ、ラボバンク)、総合3位には区間7位のドミニク・コルニュ(ベルギー、クイックステップ)が入っている。
ステージを制したロセレルは3週間前のキャトルジュール・ド・ダンケルクの個人TTで勝利したばかり。20km内の短距離TTにおけるポテンシャルの高さを充分に見せつける結果となった。
総合優勝のボームは2007年の個人タイムトライルU23世界チャンピオン。この年のU23のシクロクロスでも世界チャンピオンに輝いている逸材で、昨年はオランダの国内選手権をロード・TTともに制している若干23才。すでにオランダではベストの選手に数えられる才能だ。ちなみにシクロクロスではすでに昨年、エリートの世界チャンピオンに輝いている。
ボームの次の大きな目標は、今年のブエルタ・ア・エスパーニャのプロローグ。ボームの母国オランダで行われる4.5kmを虎視眈々と狙っている。
ラース・ボーム(オランダ、ラボバンク)のコメント
このツアー・オブ・ベルギーを目標としていただけに、とても嬉しいよ。ロードレースがシーズンインしてから8日か9日、そのぐらいしか走っていなかったから確信は持てていなかったけれど。」
ツアー・オブ・ベルギー2009第5ステージ結果
1位 セバスティアン・ロセレル(ベルギー、クイックステップ)20'53"
2位 ラース・ボーム(オランダ、ラボバンク)+6"
3位 スタフ・クレメント(オランダ、ラボバンク)+9"
4位 ユルゲン・ローランツ(ベルギー、サイレンス・ロット)+10"
5位 コース・ムーレンハウト(オランダ、ラボバンク)+13"
6位 トーマス・デッケル(オランダ、サイレンス・ロット)+23"
7位 ドミニク・コルニュ(ベルギー、クイックステップ)+27"
8位 セルゲイ・イワノフ(ロシア、カチューシャ)+29"
9位 リエーヴェ・ヴェストラ(オランダ、ヴァカンソレイユ)+34"
10位 マティアス・フランク(スイス、BMCレーシング)+35"
総合成績
1位 ラース・ボーム(オランダ、ラボバンク)17h56'30"
2位 コース・ムーレンハウト(オランダ、ラボバンク)+18"
3位 ドミニク・コルニュ(ベルギー、クイックステップ)+28"
4位 トーマス・デッケル(オランダ、サイレンス・ロット)+32"
5位 フレフ・ファンアフェルマート(ベルギー、サイレンス・ロット)+1'11"
6位 マルコ・マルカート(イタリア、ヴァカンソレイユ)
7位 バート・ドウォール(ベルギー、ランドバウクレジット・コルナゴ)+1'26"
8位 ユルゲン・ローランツ(ベルギー、サイレンス・ロット)+1'33"
9位 セルゲイ・イワノフ(ロシア、カチューシャ)+1'59"
10位 ヤン・バケランツ(ベルギー、トップスポーツフラーンデレン)+2'12"
スプリント賞
ボルト・ボジック(スロベニア、ヴァカンソレイユ)
新人賞
ラース・ボーム(オランダ、ラボバンク)
チーム総合成績
ラボバンク
16.7kmと短いタイムトライアルながら、総合上位は15秒内に7人がひしめいているため、張りつめた緊張感の中で迎えた最終ステージ。リーダーのラス・ブーム(オランダ、ラボバンク)から3位のバート・ドウォール(ベルギー、ランドバウクレジット・コルナゴ)までは1秒以内という僅差だ。
この14番目にスタートしたTTスペシャリストのラスロ・ボドロギ(ハンガリー、カチューシャ)が21分38秒でゴールし、暫定トップタイムを記録。このタイムは74番目スタートのリエーヴェ・ヴェストラ(オランダ、ヴァカンソレイユ)が21分27秒で塗り替えた。
しかし総合順位が上がるにつれて、タイムはどんどんと伸びてゆく。総合22位につけるセバスティアン・ロセレル(ベルギー、クイックステップ)が20分53秒と他を寄せ付けないタイムを叩き出すと、総合17位のステフ・クレメント(オランダ、ラボバンク)、総合15位のユルゲン・ローランツ(ベルギー、サイレンス・ロット)も好タイムでロセレルに続く。
この種目を得意とする総合7位のトーマス・デッケル(オランダ、サイレンス・ロット)のタイムが伸び悩む一方、総合リーダージャージを着て最後に出走したブームはロセレルから3秒遅れの快走を見せ、ゴール。
総合2位、3位につけていたフレフ・ファンアフェルマート(ベルギー、サイレンス・ロット)やドウォールが遅れたため、ブームの総合優勝が決まった。総合2位にはこの日区間5位の活躍を見せたコース・ムーレンハウト(オランダ、ラボバンク)、総合3位には区間7位のドミニク・コルニュ(ベルギー、クイックステップ)が入っている。
ステージを制したロセレルは3週間前のキャトルジュール・ド・ダンケルクの個人TTで勝利したばかり。20km内の短距離TTにおけるポテンシャルの高さを充分に見せつける結果となった。
総合優勝のボームは2007年の個人タイムトライルU23世界チャンピオン。この年のU23のシクロクロスでも世界チャンピオンに輝いている逸材で、昨年はオランダの国内選手権をロード・TTともに制している若干23才。すでにオランダではベストの選手に数えられる才能だ。ちなみにシクロクロスではすでに昨年、エリートの世界チャンピオンに輝いている。
ボームの次の大きな目標は、今年のブエルタ・ア・エスパーニャのプロローグ。ボームの母国オランダで行われる4.5kmを虎視眈々と狙っている。
ラース・ボーム(オランダ、ラボバンク)のコメント
このツアー・オブ・ベルギーを目標としていただけに、とても嬉しいよ。ロードレースがシーズンインしてから8日か9日、そのぐらいしか走っていなかったから確信は持てていなかったけれど。」
ツアー・オブ・ベルギー2009第5ステージ結果
1位 セバスティアン・ロセレル(ベルギー、クイックステップ)20'53"
2位 ラース・ボーム(オランダ、ラボバンク)+6"
3位 スタフ・クレメント(オランダ、ラボバンク)+9"
4位 ユルゲン・ローランツ(ベルギー、サイレンス・ロット)+10"
5位 コース・ムーレンハウト(オランダ、ラボバンク)+13"
6位 トーマス・デッケル(オランダ、サイレンス・ロット)+23"
7位 ドミニク・コルニュ(ベルギー、クイックステップ)+27"
8位 セルゲイ・イワノフ(ロシア、カチューシャ)+29"
9位 リエーヴェ・ヴェストラ(オランダ、ヴァカンソレイユ)+34"
10位 マティアス・フランク(スイス、BMCレーシング)+35"
総合成績
1位 ラース・ボーム(オランダ、ラボバンク)17h56'30"
2位 コース・ムーレンハウト(オランダ、ラボバンク)+18"
3位 ドミニク・コルニュ(ベルギー、クイックステップ)+28"
4位 トーマス・デッケル(オランダ、サイレンス・ロット)+32"
5位 フレフ・ファンアフェルマート(ベルギー、サイレンス・ロット)+1'11"
6位 マルコ・マルカート(イタリア、ヴァカンソレイユ)
7位 バート・ドウォール(ベルギー、ランドバウクレジット・コルナゴ)+1'26"
8位 ユルゲン・ローランツ(ベルギー、サイレンス・ロット)+1'33"
9位 セルゲイ・イワノフ(ロシア、カチューシャ)+1'59"
10位 ヤン・バケランツ(ベルギー、トップスポーツフラーンデレン)+2'12"
スプリント賞
ボルト・ボジック(スロベニア、ヴァカンソレイユ)
新人賞
ラース・ボーム(オランダ、ラボバンク)
チーム総合成績
ラボバンク
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