グロータックのイコールシリーズに、ドロッパーシートポスト専用のコントロールレバーが加わった。「コントロールレバー・ドロッパー」は、同社が展開するユニークなレバーシステムの新たなバリエーションだ。

グロータック コントロールレバー・ドロッパー (c)グロータック
イコールコントロールレバーは、グロータックが長年開発を続けてきた機械式デュアルコントロールレバー。その最大の特徴は、フリクション方式を採用することで、あらゆるメーカーのディレイラーとスプロケットの組み合わせに対応できる点にある。シマノとカンパニョーロを組み合わせる、古いディレイラーに新しいスプロケットを合わせるといった、自由な構成を可能にする。
そのコントロールレバーのラインアップにドロッパーシートポスト専用モデルが登場する。フロントシングルのコンポーネントを想定したモデルで、変速機能を持たず、親指操作ができるドロッパー用の機構をビルトインしたモデルだ。

親指で操作できる機構が備えられている (c)グロータック
イコールレバーのブラケット一体型の設計により、外付けのリモートレバーは不要。ケーブル内装式のハンドルと組み合わせれば、すっきりとした外観を実現できる。走行中、とっさの判断でサドルを下げたい場面でも、手の位置を変えることなく瞬時に対応できるのは実用面で大きなアドバンテージになるはずだ。
互換性の高さも見逃せないポイント。インナーケーブルのタイコをシートポスト側に掛け、レバー側で固定する仕様と、タイコをレバー側で固定するタイプのどちらにも対応しており、好みのドロッパーシートポストで使用可能となっている。

3mmのアウターケーブル、1mmのインナーケーブルを専用開発したという (c)グロータック 
タイコの形状も独自設計となっている (c)グロータック
インナーケーブルのタイコ形状はイコール独自の工夫が施されている。通常と異なりカーブが付けられたタイコは、常にケーブルが引かれる方向を向くため、根元での折れ曲がりを防止する。細かな部分だが、ドロッパーシートポスト専用設計ならではの配慮だ。
ケーブルセットも専用開発が行われており、通常4mmのアウターケーブルを3mmに、1.2mmのインナーケーブルを1mmに細径化。クロモリフレームのような細身のチューブにも内装可能なしなやかさを確保した。重量も通常より約35%軽量化されているという。

RET-中継ぎ式の様子-scaled.jpg (c)グロータック
また付属の3mmアウターコネクターを使えば、ケーブルを中継させることが可能。例えばステムを長いものに交換する際も、フレーム内のケーブル内装作業を一からやり直す必要はなく、コネクターからレバーまでの部分的な調整で済む。この仕様は、ポジション調整を繰り返すうちに最適解を探っていくサイクリストにとって有用だ。
グロータックが最もこだわったのは握り心地だという。初めて握った瞬間からしっくりくることを目指して作られており、フィットすればどのようなライドでも快適に過ごせるようになるだろう。
なお、変速機能は搭載されていないため、右レバーには既存のシフター、あるいは同じくイコールシリーズのコントロールレバー・シフトレスなどを組み合わせる形になる。ドロッパーシートポストを左手親指で操作し、ブレーキは左右独立という構成だ。
コントロールレバー・ドロッパーの価格は19,250円(税込)。ケーブルセットは単体でも1,650円(税込)で販売される。参考重量は149g。左レバーのみの設定となる。
グロータック コントロールレバー・ドロッパー
参考重量:149g
付属品:ブレーキビーズ、ブレーキアウターキャップ、ブレーキレバーアジャスター(小・大)、ライナー管2本、ケーブルセット
価格:17,500円(税込)

イコールコントロールレバーは、グロータックが長年開発を続けてきた機械式デュアルコントロールレバー。その最大の特徴は、フリクション方式を採用することで、あらゆるメーカーのディレイラーとスプロケットの組み合わせに対応できる点にある。シマノとカンパニョーロを組み合わせる、古いディレイラーに新しいスプロケットを合わせるといった、自由な構成を可能にする。
そのコントロールレバーのラインアップにドロッパーシートポスト専用モデルが登場する。フロントシングルのコンポーネントを想定したモデルで、変速機能を持たず、親指操作ができるドロッパー用の機構をビルトインしたモデルだ。

イコールレバーのブラケット一体型の設計により、外付けのリモートレバーは不要。ケーブル内装式のハンドルと組み合わせれば、すっきりとした外観を実現できる。走行中、とっさの判断でサドルを下げたい場面でも、手の位置を変えることなく瞬時に対応できるのは実用面で大きなアドバンテージになるはずだ。
互換性の高さも見逃せないポイント。インナーケーブルのタイコをシートポスト側に掛け、レバー側で固定する仕様と、タイコをレバー側で固定するタイプのどちらにも対応しており、好みのドロッパーシートポストで使用可能となっている。


インナーケーブルのタイコ形状はイコール独自の工夫が施されている。通常と異なりカーブが付けられたタイコは、常にケーブルが引かれる方向を向くため、根元での折れ曲がりを防止する。細かな部分だが、ドロッパーシートポスト専用設計ならではの配慮だ。
ケーブルセットも専用開発が行われており、通常4mmのアウターケーブルを3mmに、1.2mmのインナーケーブルを1mmに細径化。クロモリフレームのような細身のチューブにも内装可能なしなやかさを確保した。重量も通常より約35%軽量化されているという。

また付属の3mmアウターコネクターを使えば、ケーブルを中継させることが可能。例えばステムを長いものに交換する際も、フレーム内のケーブル内装作業を一からやり直す必要はなく、コネクターからレバーまでの部分的な調整で済む。この仕様は、ポジション調整を繰り返すうちに最適解を探っていくサイクリストにとって有用だ。
グロータックが最もこだわったのは握り心地だという。初めて握った瞬間からしっくりくることを目指して作られており、フィットすればどのようなライドでも快適に過ごせるようになるだろう。
なお、変速機能は搭載されていないため、右レバーには既存のシフター、あるいは同じくイコールシリーズのコントロールレバー・シフトレスなどを組み合わせる形になる。ドロッパーシートポストを左手親指で操作し、ブレーキは左右独立という構成だ。
コントロールレバー・ドロッパーの価格は19,250円(税込)。ケーブルセットは単体でも1,650円(税込)で販売される。参考重量は149g。左レバーのみの設定となる。
グロータック コントロールレバー・ドロッパー
参考重量:149g
付属品:ブレーキビーズ、ブレーキアウターキャップ、ブレーキレバーアジャスター(小・大)、ライナー管2本、ケーブルセット
価格:17,500円(税込)
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