スペイン発の新鋭ブランド「QO BIKE」　ダイアテックが国内取り扱い開始

ダイアテックが、スペインの新興バイクコンポーネントブランド「QO BIKE（クオバイク）」の国内取り扱いを開始した。カーボン加工技術と30年以上のドライブトレイン開発経験を持つパブロ・カラスコとイグナシオ・エステリェスが立ち上げたブランドだ。ロード向けの「RACE」シリーズを紹介しよう。

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スペイン発の新進気鋭ブランド"クオバイク"は、楕円チェーンリングを先駆けて開発を行ってきたパブロ・カラスコとイグナシオ・エステリェスが新しく立ち上げたブランド。ライダーとバイクとの一体感を生み出すプロダクトづくりを目指しているのが特徴だ。

グラベルバイク用、MTB用がラインアップされるなか、今回ピックアップするのはロードバイク用のRACEシリーズ。中核となるクランクセット、チェーンリング、スパイダーで構成され、それぞれが独立して購入することが可能だ。

クランクセットは高剛性と軽量性に優れた三菱ケミカルのPyrofilカーボンを採用。170mmのアーム長で372g（スピンドル込み）という軽量性を実現している。さらにアームの表面にはディンプル加工が施され、空気抵抗の低減に貢献している。このディンプルはゴルフボールの表面構造からヒントを得たもので、気流の剥離を抑えることで高速域での巡航性能を高める仕組みだ。見た目もクオバイクらしいユニークな造形となっているため、どのバイクに装着しても存在感を示してくれるだろう。

スピンドルは28.99mmのDUB規格を採用。Qファクターは149mmに設定され、現代的なロードバイクのフレーム設計に対応する。クランクは1x、2xの両セットアップに対応しており、110BCDの4ボルト規格を採用している。価格は99,880円（税込）。

チェーンリングはアウター、インナーともに7075 T6アルミ合金をCNC加工で成形。アウターチェーンリングには、クランクと同様のディンプル加工が施されている。52Tで146g、36Tで39gという軽量性を保ちながら、高剛性設計によって踏力を確実に路面へ伝える。ハードアルマイト仕上げにより、長期使用での耐久性も確保されている。アウターは、インナーは8,910円（税込）。

スパイダーも専用設計で、表面にディンプル加工を施すことでクランク、チェーンリングとの統一感のあるルックスに仕上げている。74gという軽さながら、CNC加工合金による高剛性を実現。ボルト2本が付属する。9,900円（税込）。

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クオバイク QO RACE Road Crankset
重量：372g（170mmアーム＋スピンドル）
素材：カーボンファイバー
仕上げ：グロスカーボン＋ホログラフィックQOロゴ
スピンドル径：28.99mm（DUB互換）
Qファクター：149mm
対応規格：ロード・グラベル用BB
チェーンリング対応：1x／2x（110BCD）
価格：99,880円（税込）

クオバイク QO RACE Aero Chainring 2X BCD110x4 Round OUTER
サイズ：50t/52t/54t
重量：146g(52t)
BCD：110×4 （SHIMANOクランク非対応）
価格：19,800円（税込）

クオバイク QO RACE Aero Chainring 2X BCD110x4 Round INNER
サイズ：50t/52t/54t
重量：39g(36t)
BCD：110×4 （SHIMANOクランク非対応）
価格：8,910円（税込）

クオバイク QO RACE Aero Road Spider
110x4 BOLT チェーンリングに適合
1x / 2x 対応
軽量 CNC 加工合金
QO RACE クランクセットに適合
ボルト2本付属
価格：9,900円（税込）