ガエルネが2026シーズンの新作を発表。同社初のニットアッパーを採用したG.ZEPHYRを筆頭に、MTBやグラベルなどオフロードモデルも拡充。充実したラインアップを紹介していこう。


 
ガエルネ G.Zephyr(ホワイト) (c)ポディウム

1962年創業のイタリアンシューズブランド、ガエルネ。モト用のシューズやブーツにおいても有名なメーカーであるが、自転車用シューズにおいても根強いファンのいるブランドだ。

長い歴史の中で、ガエルネはハンドメイド・イン・イタリーであることにこだわり続け、現在もイタリアの一大シューズ生産地域であるモンテベルーナから世界中に高品質なプロダクトを届けている。

部位によってニットの密度を変更する (c)ポディウム
一体型のアンチスリップヒールカップを搭載する (c)ポディウム



2026モデルとして、ガエルネは多くの新作を発表した。その中でもこれまでのガエルネシューズと一線を画す新機軸となる注目作がG.ZEPHYRだ。

ガエルネ初となるニットアッパー"G.AEROKNIT"を採用し、まるで靴下を履いているかのようなしなやかかつ柔らかなフィット感と卓越した通気性、さらに超軽量な履き心地を実現した。

ガエルネ G.Zephyr(ブラック) (c)ポディウム

主要な部位ごとに異なる密度とされており、単にしなやかなだけではなく、必要な部位には必要なだけのサポート性を確保した設計となっている。タン部分は特に伸縮性の高い構造とされており、精密なBOA Li2ダイヤルを締め込んでも足に自然にフィットし、高い快適性をもたらしてくれる。

ケーブルガイドもファブリック製で、硬いプラスチック素材の足当たりの悪さを排除することで、より心地よい履き心地を追求した。一方で、ガエルネらしい踵のホールド感は健在。一体型のアンチスリップヒールカップによって、常に最適な足のポジションを維持し、ペダリングの安定感と優れたパワートランスファーに貢献する。

フルカーボンのEPS LIGHT WEIGHT FULL CARBON SOLEを採用 (c)ポディウム

アウトソールはフルカーボンのEPS LIGHT WEIGHT FULL CARBON SOLEを採用。剛性指数は、ガエルネのソールラインアップの中で上から2番目となる10に。極薄のカーボンソールはペダル踏面と足の距離を縮め、ダイレクトなペダリングを可能とした。もちろん、その薄さは軽量化にも貢献している。

2つ設けられた通気口によって足裏へのエアフローを確保。ニットアッパーの通気性も相まって、蒸れ知らずの快適な履き心地を実現した。前と後ろに配置されたラバーインサートの内、後ろ側は交換可能となっているため、長期に渡って使い続けることも可能だ。サイズは39~43で、カラーはホワイトとブラックの2色展開。価格は55,000円(税込)。

ガエルネ G.Fulgor(ブラック/ホワイト) (c)ポディウム

ロードモデルにはG.FulgorとG.Sprint+という2つの新モデルも追加されている。G.Fulgorは、上位モデルのアッパーデザインを受け継ぎつつBOAダイヤルを1つに絞ることで扱いやすさを向上させたミドルグレードだ。

樹脂製のヒールカップも備えており、高いホールド力を実現。ソールには剛性指数10のEPS LIGHT WEIGHT FULL CARBON SOLEと剛性指数8のEPS CARBON POWER SOLEから選択可能となっている。カラーはブラック/ホワイト、ブラック、ホワイト、ブラック/レッド。価格はEPS LIGHT WEIGHT FULL CARBON SOLE仕様が41,800円、EPS CARBON POWER SOLE仕様が33,000円(共に税込)。

ガエルネ G.Sprint+(グレイ/レッド) (c)ポディウム

G.Sprint+はガエルネロードシューズラインアップの新たなボトムを担う存在だ。シンプルで容易に脱着可能な1BOAダイヤル仕様のクロージャーを採用しているのはG.Fulgorと共通する特徴。

ヒールカップは少し控えめなボリュームとなりつつも、しっかり搭載されておりガエルネらしい高いサポート感は健在。ソールはナイロンとカーボンのミックスとなるEPS CARBON POWER SOLE(剛性指数8)を採用し、長時間のライドでも足裏に疲労が蓄積しづらい程よい剛性感を実現した。

カラーはウオームホワイト/ブラック、グレイ/レッド、ブラック、ホワイトの4色展開。ノーマル幅が37~48、ワイド幅が40~48での展開となる。価格は27,500円(税込)。

ガエルネ G.Edge(ブラウン) (c)ポディウム

MTB用シューズにもG.EdgeとG.Trail+の2モデルが新登場。G.EdgeがG.Fulgorの、G.Trail+がG.Sprint+のオフロード対応バージョンといった位置付けとなっている。

どちらのモデルもアウトソールは共通しており、剛性指数7のMTB 2DENSITY SOLEを採用。ガエルネが独自に研究開発したMTB用ソールで、ナイロンとガラス繊維の複合素材を使用することで、高い耐久性と軽量性を両立したモデルだ。

ガエルネ G.Trail+(グレイ/レッド) (c)ポディウム

極めて高いグリップ力と安定感を誇るトレッドを搭載しており、マッドコンディションからロックセクションまであらゆる路面状況に対応する。つま先に2カ所、ネイルを取り付け可能で、更にグリップ力を高めることが可能だ。

G.Edgeはブラック、ホワイト、ブラウンの3色で39~48サイズを展開。価格は33,000円。G.Trail+はウォームホワイト/ブラック、グレイ/レッド、ブラック、ホワイトの4色で37~48を展開。価格は27,500円(全て税込)。

ガエルネ G.Vista (c)ポディウム

そして、最後に紹介するのが新しいグラベル向けモデルとなるG.Vista。既存のグラベルレースシューズとしてG.Obsidanが用意されているが、このG.Vistaはシューレース仕様でよりアドベンチャーテイストな一足に仕上げられている。

ソールは剛性指数8のEPS CARBON POWER MTB SOLEを搭載。ナイロンとカーボンを組み合わせた複合素材によって、すぐれたペダリング効率と歩行時の快適な柔軟性を両立した、グラベルライドにピッタリのソールだ。

シューレースを束ねるバンドも装備される (c)ポディウム
アッパーの前部は保護性能を高めるコーティングが施される (c)ポディウム



トレッドはミシュラン製となっており、グリップと耐摩耗性をハイレベルにバランスさせた。しっかりとしたグリップに加え、トレッド同士のクリアランスも広く取られているため泥ハケ性にも優れている。つま先にネイルを2本装着可能だ。

カラーはグラベルらしいサンドとブラックの2色展開。サイズは39~47を用意する。価格は34,100円(税込)。

ミシュランと共同開発したEPS CARBON POWER MTB SOLEを搭載 (c)ポディウム



ガエルネ G.ZEPHYR
カラー:ホワイト、ブラック
サイズ:39~43
価格:55,000円(税込)

ガエルネ Carbon G.Fulgor
ソール:EPS LIGHT WEIGHT FULL CARBON SOLE
カラー:ブラック/ホワイト、ブラック、ホワイト、ブラック/レッド
サイズ:39~48
価格:41,800円(税込)

ガエルネ G.Fulgor
ソール:EPS CARBON POWER SOLE
カラー:ブラック/ホワイト、ブラック、ホワイト、ブラック/レッド
サイズ:39~48
価格:33,000円(税込)

ガエルネ G.Sprint+
カラー:ウオームホワイト/ブラック、グレイ/レッド、ブラック、ホワイト
サイズ:ノーマル 37~48、ワイド 40~48
価格:27,500円(税込)

ガエルネ G.Edge
カラー:ブラック、ホワイト、ブラウン
サイズ:39~48
価格:33,000円(税込)

ガエルネ G.Trail+
カラー:ウオームホワイト/ブラック、グレイ/レッド、ブラック、ホワイト
サイズ:37~48
価格:27,500円(税込)

ガエルネ G.Vista
カラー:サンド、ブラック
サイズ:39~47
価格:34,100円(税込)

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