自転車用ベルに全く新たなアプローチのデザインを持ち込んだノグのOiに新モデルが登場。Oi Primaは、新デザインのウェイブテックハンマーによるクリアで大きな音量と、ヒンジ構造による取り付けやすさを実現した。



ノグ Oi Prima photo:Makoto Ayano

独創性に溢れるデザインが魅力的なプロダクトを送り出す、メルボルン発のサイクルアクセサリーブランド、ノグ。ライトやロックなど、様々な分野でイノベーションを巻き起こしてきたノグだが、中でもユニークなアイテムがスタイリッシュなベルのOiシリーズだ。

自転車用ベルと言えばカップ型の鐘を鳴らすというものというのが140年間受け継がれてきた常識であり、スポーツサイクルのシルエットを崩さないような工夫をしつつも、その軛からはどのメーカーも抜け出せていなかった。

バイクのシルエットを崩さない洗練されたデザインがOiの身上 photo:Makoto Ayano

その固定観念を覆したのが、ノグのOi。音の鳴る振動部分をC型の板とし、ハンドルバーと一体化するような洗練されたデザインによって、自転車用ベルの歴史の転換点となった画期的なプロダクトだ。

登場以来、全世界で400万個を超える販売数を誇るOi。そのシリーズに新たな仲間となる"Oi Prima"が加わった。

しなやかなナイロン素材を波打つような形状に成型したWAVETEKハンマー photo:Makoto Ayano

Oi PrimaはOiの持つ優れたデザイン性はそのままに、より大きく、長く、安定した音を発することが可能に。それを可能としたのが、新開発のWAVETEKハンマーだ。

しなやかなナイロン素材を波打つような形状に成型したWAVETEKハンマーは、繊細な波のような動きによってピーク時で85デシベルを超えるチャイム音を実現。より鮮明でクリアな音を生みだし、より遠くまでその音色を届ける。

レーザーエッチングによるメッセージが刻印される photo:Makoto Ayano

ハンマーやスプリングの材質と構造を細部まで見直すことで、耐久性も向上しており、繰り返し使用しても問題ない確かな信頼性をも獲得した。

Oiのアイデンティティでもある金属製の振動部も再設計されている。ジェットエンジンのエアインテークから着想を得たというテーパードエッジが与えられ、よりシャープな印象を強めた。更にエッジ部分には精巧なレーザーエッチングによるメッセージも刻まれ、微に入り細を穿つこだわりがちりばめられた。

新たにヒンジ構造を取り入れ、装着を容易に photo:Makoto Ayano

そして、もう一つの特筆すべきポイントがクランプ構造の進化だ。従来のOi Classicでは、ベースとなるプラリングを押し広げることでハンドルにクランプしていたが、今回のOiPrimaではヒンジを設けることでより簡単に装着可能となった。

装着時に破損するリスクも減少し、より安全な構造に。加えて、ベルのスプリングも内部に隠され、過度に伸びることなく耐久性に優れた設計とされている。

より大きな音、洗練の度を増したデザイン、堅牢かつ作業性に優れた構造を得たOi Prima。Oiシリーズの人気を再燃させる新モデルは、22.2mm径のスモールと、31.8mm径のラージサイズで展開される。カラーはPRIMER GREYとANTHRACITEの2色。価格は4,290円(税込)。




ノグ Oi Prima
サイズ(対応ハンドル径)スモール(22.2mm)、ラージ(25.4mm/26mm/31.8mm)
カラー:ANTHRACITE(アンスラサイト) / PRIMER GREY(プライマー グレー)
価格:4,290円 (税込)
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