エヴェネプールが交通事故乗り越え復帰　ブラバンツ・ペイルが今季初戦に

昨年12月のトレーニング中に交通事故に遭ったレムコ・エヴェネプール（ベルギー、スーダル・クイックステップ）が、自身のSNSでレース復帰を発表。4月18日開催のブラバンツ・ペイルで今季デビューを飾る予定だ。

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「ようやく戻る時がきた。長い間復帰を待ち続け、ついに今年最初のレースに向かうことができる。ここまでの道のりは人生で最も辛いものだった。正直、精神的にも身体的にも僕はどん底で、自分の未来を疑っていた。涙とフラストレーションが絶えなかった」と、エヴェネプールは辛いリハビリ期間を振り返った。続けてその期間を支えてくれた妻や家族、友人、医療スタッフへの感謝を綴った。

エヴェネプールは昨年12月3日、母国ベルギーでトレーニング中に、停車していた郵便配達バンのドアに衝突。肋骨と右肩甲骨、手の骨折に加え、両肺の挫傷と鎖骨の脱臼という大怪我を負った。

そんなエヴェネプールは今年1月にベルギーの「スポーツマン・オブ・ザ・イヤー」を3年連続で受賞。また同月25日には25歳の誕生日を迎えるなど、公の場に姿を見せる機会はありながらも、その裏で懸命に復帰に向けたリハビリに取り組んでいた。

復帰レースとなるブラバンツ・ペイル（4月18日）を皮切りに、アムステルゴールドレース（4月20日）、ラ・フレーシュ・ワロンヌ（4月23日）、リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ（4月27日）に出場する予定。昨年4月の落車（鎖骨と肩甲骨の骨折）により、出場できなかったアルデンヌクラシックでの活躍が期待される。

text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos