粉雪舞うお台場で開催されたシクロクロス東京。今回はその中でも人気種目である「エンデューロ」にフォーカス。ウマ娘やハンギョドン、キノピオなどの仮装した参加者が集結し、盛り上がったエンデューロに加え、SKE48の荒野姫楓さんが参加した弱虫ペダルファンサイクリングや出展ブースをレポートしていく。



粉雪舞うお台場で開催されたシクロクロス東京 photo:Michinari TAKAGI

フジテレビとレインボーブリッジを望み、ゆりかもめのお台場海浜公園駅からすぐという日本シクロクロスレース屈指のアクセスの良さを誇る「弱虫ペダル×Champion System CYCLOCROSS TOKYO 2026」。その魅力はロケーションだけでなく、ビギナーから日本トップ選手までが集結するAJOCCカテゴリーのレースを開催。そのため今年も2日目は雪という悪天候に見舞われながらも、多くの観客が駆けつけた。

日本トップレベルの戦いが繰り広げられ、全日本チャンピオンの織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)と石田唯(TRKWorks)が制した男女エリート。またマスターズやエリートカテゴリーの熱戦は伝えたが、本記事では競技性とは別の魅力を有する、エンデューロの模様を伝えたい。

チームエンデューロもシクロクロス東京の人気種目 photo:Michinari TAKAGI

シクロクロス東京の人気種目であるエンデューロは、1チーム2~4名でまで争われるチーム戦。それぞれチームは、ショップや自転車仲間、共通の趣味の仲間と共に出場している様子だった。

エンデューロが開催された2月8日(日)は前日から早朝にかけて雪が降り続き、お台場海浜公園の特設コースは一面雪で真っ白に。そのため首都高やレインボーブリッジが通行止めになる可能性があり、中止になる心配もされた。しかし大会実行員会による協議の結果、当日の天候やコース状況から開催を決定。同日に首都圏で行われた他競技の屋外イベントが中止となるなか、開催されたシクロクロスは競技を越えた注目を集めることとなった。

ピットエリアは様々なコスプレをした参加者で溢れかえる photo:Michinari TAKAGI

そしてまだ雪が舞う9時45分、エンデューロの参加者たちが号砲と共にスタートしていった。

エンデューロの魅力はなんといっても”仮装”してバイクにまたがる選手たち。チームジャージの参加者もいたものの、仮装している参加者が過半数を占めた。実直に勝利を狙うME1ライダーのチームはもちろん、普段はライバルだがチームエンデューロでは仲間になっているチーム、ショップや練習仲間、家族で参加するチームなど74チーム、総勢198名が参戦した。

弱虫ペダルサイクリングチームから2チームが参戦 photo:Makoto AYANO

弱虫ペダルの作者である渡辺航先生は、自身が監督を務める弱虫ペダルサイクリングチームのジュニア選手、山田駿太郎と2人で「弱虫ペダルサイクリングチーム1」を結成。また同じく所属選手である馬場慶三郎、大関麟太郎、堀江樹は「弱虫ペダルサイクリングチーム2」も参戦した。

スタートでは総北高校自転車競技部のジャージを着ていたが、レース途中に箱根学園の荒北靖友が大きくプリントされたTシャツを上から着てお色直しする場面も。弱ペダファンから更なる歓声が上がっていた。そんな、渡辺航先生が率いる「弱虫ペダルサイクリングチーム1」は見事9位でフィニッシュし、シングルリザルトを残した。

箱根学園の荒北靖友Tシャツに着替えた渡辺航先生の後ろに、ハンギョドンとマイメロディが迫る photo:Michinari TAKAGI

ウマ娘のグラスワンダーとハルウララ、ライスシャワー、ぼっち・ざ・ろっく!の山田リョウがチームメイトを待つ photo:Makoto AYANO

ロードの全日本選手権で昨年2連覇を達成しながら、直後に現役を引退した小林海が率いる「打倒織田聖」も参戦したが、お台場の砂に苦戦し、40位フィニッシュだった。

仮装の一番人気はウマ娘で、オグリキャップやグラスワンダー、クロノジェネシス、ライスシャワー、ハルウララなどウマ娘ならぬ”ウマ息子”たちがキャラ被りなく集結していた。

ウマ娘のグラスワンダーが集団を置き去りにして駆け抜ける photo:Michinari TAKAGI

クロノジェネシスから頼まれ、サングラスを預かりました photo:Michinari TAKAGI

さらに日本から1頭もいなくなってしまったパンダや機関車トーマス、ピノキオ、ヘイホー、トーマス、白鳥、特攻服を着るヤンキースタイルなど、多くの仮装の参加者が各々の装いで参戦した。

テキストでは長くなってしまうため、ここからは数多くの仮装ライダーを写真で紹介していく。

ピットエリアから飛び出すC-3PO photo:Makoto AYANO
R2-D2も参戦 photo:Michinari TAKAGI


MTBを操るパンダ photo:Michinari TAKAGI
海辺を疾走するギャル photo:Michinari TAKAGI


海老寿司が走る photo:Michinari TAKAGI
東京サンエスの皆さんが声援を送る photo:Michinari TAKAGI


黒柴も参加者を静かに応援 photo:Michinari TAKAGI
計測チップの作業が勝負のポイント photo:Michinari TAKAGI


Team ChainRingの皆さん photo:Michinari TAKAGI
最高気温1℃ではあるが、全力の笑顔で一枚 photo:Michinari TAKAGI


チームメイトの顔写真がプリントされたTシャツでお揃いの「チームMAPPEI ザ・ファイナル 」の皆さん photo:Michinari TAKAGI
VAPORの皆さんとハンギョドン photo:Michinari TAKAGI


雪の中を白鳥が飛び回る photo:Makoto AYANO
「熟女参上」と刺繡が施された特攻服 photo:Makoto AYANO


さかなクンはとても楽しそう photo:Makoto AYANO
ピノキオとヘイホーが参戦 photo:Michinari TAKAGI


トーマスが疾走する photo:Michinari TAKAGI
キリンがバイクを押していく photo:Makoto AYANO


#やまぞううるさい被害者の会の皆さん photo:Makoto AYANO
シクロクロス・マスターズ世界選手権で2位になった増田謙一(SHIDO-WORKS)も参戦 photo:Michinari TAKAGI


レース以外でも会場を盛り上げたブース&イベント
シクロクロス東京のホームストレート沿いにある出展ブースエリア photo:Michinari TAKAGI

レースだけではなく、シクロクロス東京を盛り上げたのは各ブランドによるブースだ。チャンピオンシステムではシクロクロス東京のオフィシャルグッズを販売し、クロスコーヒーはコーヒーやフードなどを販売。気温が低いのも手伝い、サイクリストにはお馴染みの絶品ホットコーヒーを求める列ができていた。

またサンドエリアのスポンサーを務めたミズタニ自転車は、取り扱うリドレーやMET、DMT、コンチネンタル、フィードバック、ファウデなど各ブランドのブースを出展した。

チャンピオンシステムはケープラスのヘルメットを展示し、砂マグカップを販売していた photo:Michinari TAKAGI
クロスコーヒーでは飲めば昇格できるホットコーヒーやフードを販売 photo:Michinari TAKAGI


リドレーはオールロードとグラベルロードの試乗会を実施 photo:Michinari TAKAGI
フィードバックのローラー試乗会には参加者が入れ替わり立ち代わり訪れていた photo:Michinari TAKAGI


リドレーは最新のシクロクロスモデル「X-NIGHT RS」の展示や、オールロードとグラベルロードの試乗会、さらにアパレルの販売会が実施されていた。

METは発表されたばかりの新型「TRENTA 3K CARBON」からエントリーモデルと幅広く、ほぼ全てのヘルメットを試せる機会となった。フィードバックのローラー試乗会も行われ、多くの参加者がウォーミングアップと合わせてその感触を確かめていた。

東京サンエスはワンバイエスのハンドルを展示 photo:Michinari TAKAGI
当日限定で手縫いのサンエスとワンバイエスのニット帽子を販売 photo:Michinari TAKAGI


マックオフのケミカルを展示 photo:Michinari TAKAGI
ジロのシューズを展示 photo:Michinari TAKAGI


東京サンエスもシクロクロスやグラベルバイクを用意し、試乗会を実施。またシクロクロスなどで使いやすいハンドルを展示し、当日限定で手縫いのサンエスとワンバイエスのレアなニット帽子が販売されていた。

ダイアテックはジロのヘルメットやシューズの最新ラインアップを展示し、シクロクロスライダーたちの多くがお世話になっているマックオフは、その多種多様なケミカルやブラシなどがディスプレイされていた。

iRCはシクロクロスやグラベルタイヤを展示 photo:Michinari TAKAGI
E-MTBタイヤ「TANKEN GEKKOTA」を装着した試乗車を用意 photo:Michinari TAKAGI


愛媛県ブースでは蜜柑がもらえるSNSキャンペーンを実施 photo:Michinari TAKAGI
タベルナエスキーナはシクロクロス東京の出店が最後 photo:Michinari TAKAGI


iRCはシクロクロスタイヤで使用率が高いSERACシリーズやグラベル、MTBのタイヤを展示していた。さらに、E-MTBタイヤ「TANKEN GEKKOTA」を装着した試乗車を用意し、多くが試乗に訪れている様子だった。

そして大会の冠スポンサーを務めている弱虫ペダルは、数多くのイベントを開催していた。弱虫ペダルチャリティーサコッシュ販売&購入者限定サイン会や、弱虫ペダルフォトスポット、みんなで走ろう!弱虫ペダルファンサイクリング、「弱虫ペダル SPARE BIKE」大判ブランケット巻島&東堂の販売会などが行われた。

弱虫ペダルフォトスポット photo:Michinari TAKAGI

サイン会が実施された photo:Michinari TAKAGI
橋本英也(弱虫ペダルサイクリングチーム)とファンの皆さん photo:Michinari TAKAGI


弱虫ペダルチャリティーサコッシュが販売された photo:Michinari TAKAGI

表彰ステージでは様々なトークショーが行われ、「シクロクロス世界選手権凱旋トークショー」ではオランダもフルストで開催されたシクロクロス世界選手権に派遣されたメンバーと監督を務める竹之内悠監督が登壇。世界選手権での激戦を振り返る内容となった。

「全日本チャンピオン2人の”ここだけの話”」はシクロクロス全日本チャンピオンの織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)と、先述した現ロードレース日本王者である小林海がゲスト参加。チャンピオンジャージを着ることの意味や意義についてトークとなった。

シクロクロス世界選手権凱旋トークショー photo:Michinari TAKAGI

シクロクロス全日本チャンピオンの織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)と現ロードレース全日本チャンピオンの小林海 photo:Makoto AYANO

またシクロクロス東京スペシャルトークセッション「ポッドキャスターたちが語る、コンテンツとしてのシクロクロス」では、元全日本TTチャンピオンの西薗良太さん、小俣雄風太さん、ケント&ナタポンの4名が登場。MCにはアイドルグループSKE48に所蔵し、先日シングル初選抜入りを果たした荒野姫楓(通称ひめたん)による、シクロクロスの魅力と可能性に関するトークが行われた。

ひめたんはその後、「みんなで走ろう!弱虫ペダルファンサイクリング」でシクロクロスに初挑戦。ファンも渡辺先生とひめたんと一緒に走れる機会とあってか、多くの弱ぺダファンが参加した。

みんなで走ろう!弱虫ペダルファンサイクリングが実施された photo:Makoto AYANO

参加者を押してアシストする渡辺航先生 photo:Michinari TAKAGI

初シクロクロスで砂区間を乗車でクリアしていく「ひめたん」ことSKE48の荒野姫楓さん photo:Makoto AYANO

男女エリートの表彰式とJCXランキングの年間表彰式が終わり、ステージで行われたのが弱虫ペダルサイクリングチームの2026年のチームプレゼンテーション。監督の渡辺先生が初めに登壇。続いて、織田聖や山下歩希などロードレース、シクロクロス、BMXで活躍する所属選手たちがステージに上がり、今シーズンの意気込みを伝えた。

AJOCCレース以外にもエンデューロやイベント、出展ブースで盛り上がりを見せたシクロクロス東京。最高のアクセスとロケーションという唯一無二のイベントに、仲間たちと参戦してみては。

弱虫ペダルサイクリングチームの2026年のチームプレゼンテーション photo:Michinari TAKAGI

閉会式後に大会に関わった全ての皆様で集合写真を一枚 photo:Michinari TAKAGI


photo:Makoto AYANO & Michinari TAKAGI
text:Michinari TAKAGI