エヴェネプールが4月のアルデンヌクラシックで復帰へ

レムコ・エヴェネプール（ベルギー、スーダル・クイックステップ）が、4月のアムステルゴールドレースなどアルデンヌクラシックでレース復帰予定であると明かした。同選手は12月3日に練習中の交通事故で大怪我を負っていた。

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エヴェネプールが「現実的な復帰目標」と語ったのは、2025年4月18日に行われるアルデンヌクラシックの前哨戦ブラバンツ・ペイル（UCI1.Pro）。そこからアムステルゴールドレース（4月20日）、ラ・フレーシュ・ワロンヌ（4月23日）、リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ（4月27日）で勝利を目指す。

12月3日、エヴェネプールはベルギーでトレーニング中に、突然開いた郵便配達バンのドアに衝突。肋骨や右肩甲骨、手の骨折、両肺の挫傷と鎖骨の脱臼などの怪我を負った。しかし直後にSNSで元気な姿を伝え、この度ベルギーメディアに対し現状と来年のレーススケジュールについて答えた。

全治6〜8週間の怪我で、来年1月9日の検査で復帰までの詳細が明らかになると語ったエヴェネプール。そこで腕つりが外れ、ローラーや筋肉トレーニングなどリハビリが開始されるという。

気になるグランツールへの出場だが、ジロ・デ・イタリア（5月9日〜）は「現時点で現実的ではない」と答え、アルデンヌクラシックでは「ツール・ド・フランスで勝利を争うリズムを掴みたい」と目標を語った。

2024年シーズンはツール総合3位から、パリオリンピックでは男子として初となるロードとタイムトライアルの同時優勝を達成したエヴェネプール。またロード世界選手権ではTT連覇を達成するなど成功の年となり、「2025年は復活の年として特別な意味を持つ」と語った。

text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos