2024/11/29(金) - 17:28
11月17日(日)に神奈川県中郡大磯町の大磯プリンスホテル特設クリテリウムコースで「大磯クリテリウム」が開催され、QNリーグ第8戦が併催された。女子スポーツは小野響子(team ZERO)が、Nリーグ中学生男子は西澤崇介(Vite Jambe)が勝利を挙げた。QNリーグ主催者からのレポートで紹介する。
11月17日(日)、夏日ほどの汗ばむなか、リーグ第8戦「大磯クリテリウム第2戦」が神奈川県中郡大磯町の大磯プリンスホテル特設クリテリウムコースで開催された。
大磯プリンスホテル敷地内の特設コースによるこの大会は株式会社ウォークライド主催で、開催 12年目を迎える地元密着型の自転車クリテリウムレース。今年はコースとなるホテル駐車場の改装によりレイアウト一部変更で、途中箇所にあったクランク部分がなくなり、さらにスピードアップしたレース展開で盛り上がった。
今シーズンは弊リーグのシリーズ戦に今大会の第2戦、そして来年1月開催の第4戦、2月開催の第5戦が対象となり、Qリーグが女子スポーツ、Nリーグ中学生女子NWが中学生女子、そしてNリーグの中学生男子Nが中学生男子と、それぞれ対象の各クラスでポイント獲得を目指す。
朝方は雨が残っていたが、スケジュール最初におこなう恒例の「集団走行セミナー」が始まるころは止んできて、最初のレーススタート時間となる8時過ぎには晴れ間がのぞいた。ブース出店も相変わらず盛況で、コンパクトな会場内でレースを見渡しながら地元グルメを味わい、自転車関連グッズをチェックできる。会場近くはヒルクライマーに評判が高いヤビツ峠などトレーニングやサイクリングに適したルートがあるせいか、仲間の出場を練習がてら応援にきたり、サイクリング途中に会場内の出店ブースで休憩して昼食をとるなど、レース会場へ気軽に立ち寄れる条件がそろっているのも、この大磯クリテリウムの特徴だ。
少子化の影響や高齢化しつつある他の自転車レース全般に比べて大磯クリテリウムは、参戦する選手の年齢層が全体的に若いのも特徴だろう。年齢別クラスにベテラン選手対象のマスターズはあるものの、際立ってエントリー人数が多いのは走力別のクラス、そしてキッズやジュニアのクラスだ。走力別ではビギナークラスを3つに分けるほどのエントリー数であるし、スケジュールのトリにおこなわれるエキスパートとエリートはそれぞれ 50 名近く、そのなかには多くの中高校生や大学生もエントリーしている。
キッズやジュニアも未就学児のバンビーノから、Nリーグの対象クラスとなる中学生まで各クラス毎回10名から20名のエントリーをコンスタントに集めていて、レースMCもよく実況内で紹介しているように「大磯クリテで育った選手が、さらに上の実力が参戦するレースで活躍している」という流れを見事に構築している。
「若いフレッシュな選手が多い」大会実現は、1周回が約1km弱というコンパクトで平坦なコースレイアウト故に初レース参戦でもハードルが低いことがキーポイントだ。レース参加のハードルが低いということはキッズなどの小さい子供も参戦しやすいことに繋がっており、弊リーグ対象のマトリックス主催レース「しもふさクリテリウム」などが開催される下総運動公園も、大磯クリテリウムよりアップダウンがあるもののコース周⻑が短めで同じような特徴を持っている。会場内にレース以外でも楽しめるイベント、初心者向けのレクチャー付きレースも大事な特徴であろう。
そんな若さがあふれるレースは、正午近くになると自転車レースの未来を牽引するキッズ年齢別クラスがスタート。今回は小学校1年から3年のクラスは12名、4年から6年のクラスが11名、小学生チャンピオンは8名、未就学児のバンビーノは6名のエントリーを集めた。そしてNリーグ中学生男子 N対象の中学生男子クラスは20名エントリー、19名がスタートラインに並んだ。一方で懸念となるのが、Nリーグ中学生女子NW対象の中学生女子クラスにエントリーがなくレースが今回は不成立だったことだ。これは弊リーグとしても対策を考慮し、次回はレースが成立するように尽力したい。
11時42分、かなり気温が上がり雨上がりの蒸し暑さもあるなか、中学生男子クラスがスタート。ニュートラル走行の1周回を経て、出走19名は集団を形成し7周回のレースに突入。スタートから約200m地点にある平塚側コーナーを立ち上がったところのクランクがなくなったぶん、コーナー立ち上がり後に一列棒状でなった集団がハイスピードで通過。わずかに膨らんだ勢いで観客への突っ込み防止用に設
置していたパイロンに引っかかった選手に、Nリーグポイントリーダー奪還に気合を入れていたランキング3位の Team FYTTE の柬理 日楠詩が巻き込まれそうになったが、なんとか落車はせず上手く復帰。思わずヒヤリとしたが、この世代で活躍する選手たちのバイクコントロールの高さに改めて感服した。クリテリウムはコーナリングの捌きも重要なので、参戦と対応トレーニングを重ねて、しっかりと技を磨いていることもあるのだろう。
2周目に入ると早々に現Nリーグポイントリーダー西澤 崇介(Vite Jambe)、そしてランキング 4位でリーダーの座を追う高橋 祐樹(LINKVISION GIRASOLE CYCLING)の 2 人が集団から抜け出すが、ゴール手前200mの小田原側コーナーで集団に吸収。3周目のコントロールラインを通過したときにはFYTTEの柬理を頭に11名の集団に絞られる。
4周回目では、ランキング2位の渡邉公太(ブラウ・ブリッツエン U15)、5位の茂木陽向(#1-PRIMERA-)、そしてVite Jambeの西澤、FYTTEの柬理が集団の前方を固めるなか、西澤が単独で飛び出すが再び集団に戻り、5周目には LINKVISION 高橋が単独で飛び出すが、こちらもまもなく集団に吸収。なかなかアタックが決めづらい中で最終周回へと入った。
集団は11名のまま、最終周回の平塚コーナーを越えた辺りでLINKVISIONの高橋が単独で集団から抜け出すが、この動きにすかさず集団全体が追いかけ小田原コーナーの手前で捕らえ、その後すぐに西澤がコーナー立ち上がりからアタック!このロングスプリントが非常に伸びて、そのままゴールに先着し、久しぶりの優勝を決めた。続いて2位に入ったのはNリーグ登録でない吉田 楓芽(フラムルージュ)となり、レース着順がリーグランキング順位に連動するため2位になったら獲得できる20ポイントが今レースではなしとなった。
そのため、西澤を僅差で追いかけてきたランキング2位のブラウ・ブリッツエン渡邉はレース4位で12ポイント、ランキング3位の柬理はレース3位で15ポイントの獲得となってしまい、今回リーグ最高ポイント28を獲得した⻄澤とポイント差が開く悔しい結果となってしまった。
一方、今レースではNリーグのランキングTOP6が出そろう非常にマークが厳しいレースのなか、序盤から集団の前方に出て積極的なレースを展開していた⻄澤は「自分でレースを作って行こうと思っていったんですが、それが上手く行って良かったです」とホッとした表情で、授与式で答えてくれた。
攻撃が最大の防御になるような積極的なレース展開を作りつつ、最後の周回で集団のまま突入した後については「(小田原コーナーの)立ち上がりで踏んで、そのまま行こうと思いました。そして前回(10月20日開催の大磯クリテリウム第1戦)と同じところからスプリントを仕掛けて上手くいきました」と作戦が上手くいった詳細も教えてくれた。
Nリーグ中学生男子Nスポンサーである武田レッグウェアー株式会社様より副賞で授与された FITグローブを愛用している⻄澤は「フィット感があって、ダイレクトな感触でとても良いです!」と、R×Lソックスとともに最高の相棒を得て、今後のリーダー防衛も「そのまま勝ち切ってバトルマリンジャージを守りたいと思います!」と力強く宣言してくれた。そんな言葉を裏付けるように、午後開催されたエキスパートクラスにも参戦し、こちらでも優勝を飾った。
そしてこの後、表彰式やNリーグポイントリーダー授与式、昼休憩を挟んで午後1時33分のスタートはQリーグ対象の女子スポーツレース。今回は11名のエントリー全員がスタートし、1周回のニュートラル走行後から11周回のレースに11名の集団のまま入った。
2周回までは集団は1つのままであったが、3周目から古谷桜子(内房レーシングクラブ)を先頭に4人が抜け出し、その動きで集団がスピードアップ。4周目でQリーグランキング5位の増輪心(Team 一匹狼)が集団から遅れてしまい、5周目にはQリーグの2020、2021の2シーズンでポイントリーダーとなった廣瀬博子(Pedalist)も遅れてしまう。
5周目からは8人となった集団が周回ごとにジリジリと少しずつ早くなるなか、次に誰がアタックをするのか?とスリリングな展開に観客は大いに沸く。いよいよ残り 3 周となったときに小野 響子(teamZERO)と黑川真理子(AutoBahnGotemba)の2人が集団から抜け出し、これを内房レーシング古谷が素早く単独で追う。このタイミングで集団のスピードが一段と上がり、残り 2 周回では昨シーズンのQリーグポイントリーダーで、現ランキング4位の根本香織(Team 一匹狼)が集団から落ちてしまう。
最終周回に入り、先ほどの集団スピードアップの要因を作った1人であるZEROの小野が、今度は単独でアタックし集団からの抜け出しに成功。この動きに取り残された集団の 5名が追いかけ、そこから内房レーシング古谷と山根 菜穂(TEAM CSM)が逃げる小野に迫るが、ゴールラインに向かうホームストレートが追い風だったこともあり、小野のスピードが緩むことなく力強いペタリングでゴールラインまで踏み切ることに成功し見事優勝を果たした。2位はCSM山根、3位には終始積極的な動きを見せた内房レーシング古谷が入った。
なお、この女子スポーツのレース結果により、Qリーグのポイントリーダーは変わらず佐藤直美(Yahoo! JAPAN Cycle Racing team)となった。
photo:k.kazuma、QNリーグ事務局
text:須藤むつみ(QN リーグ事務局)
11月17日(日)、夏日ほどの汗ばむなか、リーグ第8戦「大磯クリテリウム第2戦」が神奈川県中郡大磯町の大磯プリンスホテル特設クリテリウムコースで開催された。
大磯プリンスホテル敷地内の特設コースによるこの大会は株式会社ウォークライド主催で、開催 12年目を迎える地元密着型の自転車クリテリウムレース。今年はコースとなるホテル駐車場の改装によりレイアウト一部変更で、途中箇所にあったクランク部分がなくなり、さらにスピードアップしたレース展開で盛り上がった。
今シーズンは弊リーグのシリーズ戦に今大会の第2戦、そして来年1月開催の第4戦、2月開催の第5戦が対象となり、Qリーグが女子スポーツ、Nリーグ中学生女子NWが中学生女子、そしてNリーグの中学生男子Nが中学生男子と、それぞれ対象の各クラスでポイント獲得を目指す。
朝方は雨が残っていたが、スケジュール最初におこなう恒例の「集団走行セミナー」が始まるころは止んできて、最初のレーススタート時間となる8時過ぎには晴れ間がのぞいた。ブース出店も相変わらず盛況で、コンパクトな会場内でレースを見渡しながら地元グルメを味わい、自転車関連グッズをチェックできる。会場近くはヒルクライマーに評判が高いヤビツ峠などトレーニングやサイクリングに適したルートがあるせいか、仲間の出場を練習がてら応援にきたり、サイクリング途中に会場内の出店ブースで休憩して昼食をとるなど、レース会場へ気軽に立ち寄れる条件がそろっているのも、この大磯クリテリウムの特徴だ。
少子化の影響や高齢化しつつある他の自転車レース全般に比べて大磯クリテリウムは、参戦する選手の年齢層が全体的に若いのも特徴だろう。年齢別クラスにベテラン選手対象のマスターズはあるものの、際立ってエントリー人数が多いのは走力別のクラス、そしてキッズやジュニアのクラスだ。走力別ではビギナークラスを3つに分けるほどのエントリー数であるし、スケジュールのトリにおこなわれるエキスパートとエリートはそれぞれ 50 名近く、そのなかには多くの中高校生や大学生もエントリーしている。
キッズやジュニアも未就学児のバンビーノから、Nリーグの対象クラスとなる中学生まで各クラス毎回10名から20名のエントリーをコンスタントに集めていて、レースMCもよく実況内で紹介しているように「大磯クリテで育った選手が、さらに上の実力が参戦するレースで活躍している」という流れを見事に構築している。
「若いフレッシュな選手が多い」大会実現は、1周回が約1km弱というコンパクトで平坦なコースレイアウト故に初レース参戦でもハードルが低いことがキーポイントだ。レース参加のハードルが低いということはキッズなどの小さい子供も参戦しやすいことに繋がっており、弊リーグ対象のマトリックス主催レース「しもふさクリテリウム」などが開催される下総運動公園も、大磯クリテリウムよりアップダウンがあるもののコース周⻑が短めで同じような特徴を持っている。会場内にレース以外でも楽しめるイベント、初心者向けのレクチャー付きレースも大事な特徴であろう。
そんな若さがあふれるレースは、正午近くになると自転車レースの未来を牽引するキッズ年齢別クラスがスタート。今回は小学校1年から3年のクラスは12名、4年から6年のクラスが11名、小学生チャンピオンは8名、未就学児のバンビーノは6名のエントリーを集めた。そしてNリーグ中学生男子 N対象の中学生男子クラスは20名エントリー、19名がスタートラインに並んだ。一方で懸念となるのが、Nリーグ中学生女子NW対象の中学生女子クラスにエントリーがなくレースが今回は不成立だったことだ。これは弊リーグとしても対策を考慮し、次回はレースが成立するように尽力したい。
11時42分、かなり気温が上がり雨上がりの蒸し暑さもあるなか、中学生男子クラスがスタート。ニュートラル走行の1周回を経て、出走19名は集団を形成し7周回のレースに突入。スタートから約200m地点にある平塚側コーナーを立ち上がったところのクランクがなくなったぶん、コーナー立ち上がり後に一列棒状でなった集団がハイスピードで通過。わずかに膨らんだ勢いで観客への突っ込み防止用に設
置していたパイロンに引っかかった選手に、Nリーグポイントリーダー奪還に気合を入れていたランキング3位の Team FYTTE の柬理 日楠詩が巻き込まれそうになったが、なんとか落車はせず上手く復帰。思わずヒヤリとしたが、この世代で活躍する選手たちのバイクコントロールの高さに改めて感服した。クリテリウムはコーナリングの捌きも重要なので、参戦と対応トレーニングを重ねて、しっかりと技を磨いていることもあるのだろう。
2周目に入ると早々に現Nリーグポイントリーダー西澤 崇介(Vite Jambe)、そしてランキング 4位でリーダーの座を追う高橋 祐樹(LINKVISION GIRASOLE CYCLING)の 2 人が集団から抜け出すが、ゴール手前200mの小田原側コーナーで集団に吸収。3周目のコントロールラインを通過したときにはFYTTEの柬理を頭に11名の集団に絞られる。
4周回目では、ランキング2位の渡邉公太(ブラウ・ブリッツエン U15)、5位の茂木陽向(#1-PRIMERA-)、そしてVite Jambeの西澤、FYTTEの柬理が集団の前方を固めるなか、西澤が単独で飛び出すが再び集団に戻り、5周目には LINKVISION 高橋が単独で飛び出すが、こちらもまもなく集団に吸収。なかなかアタックが決めづらい中で最終周回へと入った。
集団は11名のまま、最終周回の平塚コーナーを越えた辺りでLINKVISIONの高橋が単独で集団から抜け出すが、この動きにすかさず集団全体が追いかけ小田原コーナーの手前で捕らえ、その後すぐに西澤がコーナー立ち上がりからアタック!このロングスプリントが非常に伸びて、そのままゴールに先着し、久しぶりの優勝を決めた。続いて2位に入ったのはNリーグ登録でない吉田 楓芽(フラムルージュ)となり、レース着順がリーグランキング順位に連動するため2位になったら獲得できる20ポイントが今レースではなしとなった。
そのため、西澤を僅差で追いかけてきたランキング2位のブラウ・ブリッツエン渡邉はレース4位で12ポイント、ランキング3位の柬理はレース3位で15ポイントの獲得となってしまい、今回リーグ最高ポイント28を獲得した⻄澤とポイント差が開く悔しい結果となってしまった。
一方、今レースではNリーグのランキングTOP6が出そろう非常にマークが厳しいレースのなか、序盤から集団の前方に出て積極的なレースを展開していた⻄澤は「自分でレースを作って行こうと思っていったんですが、それが上手く行って良かったです」とホッとした表情で、授与式で答えてくれた。
攻撃が最大の防御になるような積極的なレース展開を作りつつ、最後の周回で集団のまま突入した後については「(小田原コーナーの)立ち上がりで踏んで、そのまま行こうと思いました。そして前回(10月20日開催の大磯クリテリウム第1戦)と同じところからスプリントを仕掛けて上手くいきました」と作戦が上手くいった詳細も教えてくれた。
Nリーグ中学生男子Nスポンサーである武田レッグウェアー株式会社様より副賞で授与された FITグローブを愛用している⻄澤は「フィット感があって、ダイレクトな感触でとても良いです!」と、R×Lソックスとともに最高の相棒を得て、今後のリーダー防衛も「そのまま勝ち切ってバトルマリンジャージを守りたいと思います!」と力強く宣言してくれた。そんな言葉を裏付けるように、午後開催されたエキスパートクラスにも参戦し、こちらでも優勝を飾った。
そしてこの後、表彰式やNリーグポイントリーダー授与式、昼休憩を挟んで午後1時33分のスタートはQリーグ対象の女子スポーツレース。今回は11名のエントリー全員がスタートし、1周回のニュートラル走行後から11周回のレースに11名の集団のまま入った。
2周回までは集団は1つのままであったが、3周目から古谷桜子(内房レーシングクラブ)を先頭に4人が抜け出し、その動きで集団がスピードアップ。4周目でQリーグランキング5位の増輪心(Team 一匹狼)が集団から遅れてしまい、5周目にはQリーグの2020、2021の2シーズンでポイントリーダーとなった廣瀬博子(Pedalist)も遅れてしまう。
5周目からは8人となった集団が周回ごとにジリジリと少しずつ早くなるなか、次に誰がアタックをするのか?とスリリングな展開に観客は大いに沸く。いよいよ残り 3 周となったときに小野 響子(teamZERO)と黑川真理子(AutoBahnGotemba)の2人が集団から抜け出し、これを内房レーシング古谷が素早く単独で追う。このタイミングで集団のスピードが一段と上がり、残り 2 周回では昨シーズンのQリーグポイントリーダーで、現ランキング4位の根本香織(Team 一匹狼)が集団から落ちてしまう。
最終周回に入り、先ほどの集団スピードアップの要因を作った1人であるZEROの小野が、今度は単独でアタックし集団からの抜け出しに成功。この動きに取り残された集団の 5名が追いかけ、そこから内房レーシング古谷と山根 菜穂(TEAM CSM)が逃げる小野に迫るが、ゴールラインに向かうホームストレートが追い風だったこともあり、小野のスピードが緩むことなく力強いペタリングでゴールラインまで踏み切ることに成功し見事優勝を果たした。2位はCSM山根、3位には終始積極的な動きを見せた内房レーシング古谷が入った。
なお、この女子スポーツのレース結果により、Qリーグのポイントリーダーは変わらず佐藤直美(Yahoo! JAPAN Cycle Racing team)となった。
photo:k.kazuma、QNリーグ事務局
text:須藤むつみ(QN リーグ事務局)
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