エンヴィより新たなステム一体型ハンドル"SES Aero Pro One-Piece Bar"が登場。当代きってのオールラウンダーであるタデイ・ポガチャルをはじめとしたUAEチームエミレーツのメンバーが開発に携わり、勝利の為に妥協を排したプロスペックの一本だ。



エンヴィ SES Aero Pro One-Piece Bar (c)ダイアテック

昨年のレースシーンから、ポガチャルらUAEチームエミレーツの選手らが使用し、話題を呼んでいたエンヴィのステム一体型ハンドル。今年初めには、エンヴィ初となるステム一体型ハンドルのSES AR One-Piece Handlebarが発表され、すわポガチャルモデルかと注目を集めたが、こちらはオールロード向けに開発されたプロダクトであった。

そこから時が経つこと10か月。ついに待望のロード向けステム一体型ハンドルであり、ポガチャルが使用していたモデルである"SES Aero Pro One-Piece Bar"の販売がアナウンスされた。

エンヴィ SES Aero Pro One-Piece Bar (c)ダイアテック

現在、緊密な協力体制を築くエンヴィとUAEチームエミレーツだが、彼らが共同で開発した最初のSES製品となったのが、このSES Aero Pro One-Piece Barだ。既にエンヴィがラインアップしていたSES Aero HandleBarの形状をベースに、ポガチャルからのフィードバックを加えることで、高いエアロダイナミクスと安定感のあるハンドリングを実現した。

ベースとなったSES Aero HandleBarからは、多くの部分がカスタムされている。リーチこそ同じ79mmとなるが、ドロップは2mm深い129mmに。ハンドルトップ部分はより薄く、エアロシェイプに。また、フレア形状も改められ、ブラケット部とバーエンド部の幅の差は3cmと控えめになっている。(SES Aero HandleBarは5cm)

タデイ・ポガチャルのツール3勝目を支えたハンドルだ (c)ダイアテック

エンヴィ SES Aero Pro One-Piece Bar (c)ダイアテック
エンヴィ SES Aero Pro One-Piece Bar (c)ダイアテック



軽量性もSES Aero Pro One-Piece Barの大きな特徴の一つ。SES Aero HandleBarとAero Stemの組み合わせに対し、サイズによって異なるものの約90~110g程度を削減することが可能だ。

ケーブルも外側に露出することのない完全内装仕様となっており、パフォーマンスを優先した設計が見て取れる。フレームへのケーブル内装にはエンヴィ独自のIN-Routeシステムを採用。エンヴィのMelee、Fray、MOGなどのバイクはもちろん、エンヴィが用意する互換トップベアリングカバーを使用することで、コルナゴ V4RS/C68/C68Ti、スペシャライズド Tarmac SL7/SL8、そしてピナレロのTiCRシステムに対応する。

エンヴィ SES Aero Pro One-Piece Bar (c)ダイアテック

ハンドル幅は3サイズ。フレアは30mmとなる。 (c)ダイアテック
リーチは79mm、ドロップは129mm。ステム長は6サイズが用意される。 (c)ダイアテック



サイズはハンドル幅が37、39、41(ブラケット部C-C)。ステム長が90mm、100mm、110mm、120mm、130mm、140mmから選択可能だ。なお、価格は未定となっている。



エンヴィ SES Aero Pro One-Piece Bar
リーチ:79mm
ドロップ:129mm
フレア:3cm (片側1.5cm)
ステム長:90mm / 100mm / 110mm / 120mm / 130mm / 140mm
ステム角:-7°
重量:345g - 365g (ハンドル幅、ステム長により異なります)
内装規格:ENVEインターナルシステム
価格:未定
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