逃げ切りの決まったツアー・オブ・オマーン2日目は、バティスト・ヴェストロフール(フランス、ロット・アンテルマルシェ)が嬉しいプロ初勝利。山頂フィニッシュの3日目はマウロ・シュミット(スイス、ジェイコ・アルウラー)が、前哨戦に続く勝利を手に入れた。
第2ステージ(2月8日)

丘陵ステージで争われたツアー・オブ・オマーン第2ステージ photo:A.S.O.
白熱の集団スプリントで幕を開けたツアー・オブ・オマーン(UCI2.Pro)は2日目を迎えた。コース後半に3つの丘が設定された丘陵ステージ。特に1つ目の登りは登坂距離3.3km/平均勾配9.2%とスプリンターを退け、ラストのイエティ・ヒルも距離1.6km/平均6.8%と易しくない。
前日に続き、育成チームに所属する19歳のパトリク・ゴシュチュルヌィ(ポーランド、ヴィスマ・リースアバイク)を含む3名がエスケープ。前半の平坦区間も集団を分断するほどの横風は吹かず、ゴシュチュルヌィが中間スプリントやカテゴリー山岳の頂上を先頭通過していく。そして最後から2つ目の山岳、徐々に迫るプロトンを背後に、逃げ集団からバティスト・ヴェストロフール(フランス、ロット・アンテルマルシェ)がアタックした。

逃げ切りからプロ初勝利を飾ったバティスト・ヴェストロフール(フランス、ロット・アンテルマルシェ) photo:A.S.O.
それを追うメイン集団はウノエックス・モビリティやUAEチームエミレーツXRGなどが中心に追走するものの、ヴェストロフールが最後までペースを落とすことなくイエティ・ヒルを登坂。プロトンを17秒差で振り切り、プロ2年目の25歳が悲願のプロ初勝利を手に入れた。スプリントとなったプロトン先頭はヘノック・ムルブラン(エリトリア、XDSアスタナ)が取り、区間2位に入っている。
第3ステージ(2月9日)
大会3日目は平坦路をひたすら進み、最後にミスファ・アル・アブリーン(距離3.4km/平均8%)にフィニッシュするシンプルなレイアウト。この日は総合優勝候補であったセップ・クス(アメリカ、ヴィスマ・リースアバイク)が胃腸の不調により未出走。バルト・レメン(オランダ)も前日の落車の影響でリタイアしたため、5名出走だったヴィスマは3名での戦いを強いられることとなった。
アクチュアルスタート直後から激しい展開となったこの日は、前日勝者のヴェストロフールが逃げに乗る。7名で構成された逃げグループにはアレックス・ボーダン(フランス、EFエデュケーション・イージーポスト)などクライマーも入った。それを追うプロトンでは2度の集団落車が発生し、人数が絞られた。

最終山岳で先頭に立ったナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター) photo:A.S.O.
最終山岳に入り、逃げを捉えた集団から飛び出したのは、モビスター復帰3年目、4日に36歳になったばかりのナイロ・キンタナ(コロンビア)。しかしポール・ダブル(イギリス、ジェイコ・アルウラー)が牽引する集団がキンタナを捉え、その背後からチームメイトであるスイス王者のマウロ・シュミットが仕掛ける。先頭集団から遅れる優勝候補アダム・イェーツ(イギリス、UAEチームエミレーツXRG)を尻目に、そのままシュミットが勝利した。
食らいつくクリスティアン・スカローニ(イタリア、XDSアスタナ)を振り払い、前哨戦である3日前のマスカット・クラシックに続く勝利を挙げたシュミット。「ラスト1kmはとても長く感じ、想像よりもきびしい登りだった。落車が発生し、混沌とした展開のなか、良いコンディションで戦えたことに満足している」と、好調をキープするシュミットは喜んだ。

勝利したマウロ・シュミット(スイス、ジェイコ・アルウラー) photo:A.S.O.
登坂で遅れたイェーツは22秒遅れの12位でフィニッシュしたものの、最終日はラストにアフダル山(登坂距離5.7km/平均勾配10.5%)が待ち受けるため、総合優勝の可能性は潰えていない。
第2ステージ(2月8日)

白熱の集団スプリントで幕を開けたツアー・オブ・オマーン(UCI2.Pro)は2日目を迎えた。コース後半に3つの丘が設定された丘陵ステージ。特に1つ目の登りは登坂距離3.3km/平均勾配9.2%とスプリンターを退け、ラストのイエティ・ヒルも距離1.6km/平均6.8%と易しくない。
前日に続き、育成チームに所属する19歳のパトリク・ゴシュチュルヌィ(ポーランド、ヴィスマ・リースアバイク)を含む3名がエスケープ。前半の平坦区間も集団を分断するほどの横風は吹かず、ゴシュチュルヌィが中間スプリントやカテゴリー山岳の頂上を先頭通過していく。そして最後から2つ目の山岳、徐々に迫るプロトンを背後に、逃げ集団からバティスト・ヴェストロフール(フランス、ロット・アンテルマルシェ)がアタックした。

それを追うメイン集団はウノエックス・モビリティやUAEチームエミレーツXRGなどが中心に追走するものの、ヴェストロフールが最後までペースを落とすことなくイエティ・ヒルを登坂。プロトンを17秒差で振り切り、プロ2年目の25歳が悲願のプロ初勝利を手に入れた。スプリントとなったプロトン先頭はヘノック・ムルブラン(エリトリア、XDSアスタナ)が取り、区間2位に入っている。
第3ステージ(2月9日)
大会3日目は平坦路をひたすら進み、最後にミスファ・アル・アブリーン(距離3.4km/平均8%)にフィニッシュするシンプルなレイアウト。この日は総合優勝候補であったセップ・クス(アメリカ、ヴィスマ・リースアバイク)が胃腸の不調により未出走。バルト・レメン(オランダ)も前日の落車の影響でリタイアしたため、5名出走だったヴィスマは3名での戦いを強いられることとなった。
アクチュアルスタート直後から激しい展開となったこの日は、前日勝者のヴェストロフールが逃げに乗る。7名で構成された逃げグループにはアレックス・ボーダン(フランス、EFエデュケーション・イージーポスト)などクライマーも入った。それを追うプロトンでは2度の集団落車が発生し、人数が絞られた。

最終山岳に入り、逃げを捉えた集団から飛び出したのは、モビスター復帰3年目、4日に36歳になったばかりのナイロ・キンタナ(コロンビア)。しかしポール・ダブル(イギリス、ジェイコ・アルウラー)が牽引する集団がキンタナを捉え、その背後からチームメイトであるスイス王者のマウロ・シュミットが仕掛ける。先頭集団から遅れる優勝候補アダム・イェーツ(イギリス、UAEチームエミレーツXRG)を尻目に、そのままシュミットが勝利した。
食らいつくクリスティアン・スカローニ(イタリア、XDSアスタナ)を振り払い、前哨戦である3日前のマスカット・クラシックに続く勝利を挙げたシュミット。「ラスト1kmはとても長く感じ、想像よりもきびしい登りだった。落車が発生し、混沌とした展開のなか、良いコンディションで戦えたことに満足している」と、好調をキープするシュミットは喜んだ。

登坂で遅れたイェーツは22秒遅れの12位でフィニッシュしたものの、最終日はラストにアフダル山(登坂距離5.7km/平均勾配10.5%)が待ち受けるため、総合優勝の可能性は潰えていない。
ツアー・オブ・オマーン2026第2ステージ結果
| 1位 | バティスト・ヴェストロフール(フランス、ロット・アンテルマルシェ) | 4:22:43 |
| 2位 | ヘノック・ムルブラン(エリトリア、XDSアスタナ) | +0:17 |
| 3位 | ティボー・グリュエル(フランス、グルパマFDJユナイテッド) | |
| 4位 | ブライアン・コカール(フランス、コフィディス) | |
| 5位 | ディエゴ・ウリッシ(イタリア、XDSアスタナ) |
ツアー・オブ・オマーン2026第3ステージ結果
| 1位 | マウロ・シュミット(スイス、ジェイコ・アルウラー) | 4:13:17 |
| 2位 | クリスティアン・スカローニ(イタリア、XDSアスタナ) | +0:01 |
| 3位 | マルティン・チョッタ(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ) | |
| 4位 | セバスチャン・バーウィック(オーストラリア、カハルラル・セグロスRGA) | +0:03 |
| 5位 | トマ・ボネ(フランス、トタルエネルジー) | +0:07 |
個人総合成績
| 1位 | マウロ・シュミット(スイス、ジェイコ・アルウラー) | 13:01:01 |
| 2位 | クリスティアン・スカローニ(イタリア、XDSアスタナ) | +0:04 |
| 3位 | マルティン・チョッタ(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ) | +0:09 |
| 4位 | セバスチャン・バーウィック(オーストラリア、カハルラル・セグロスRGA) | +0:13 |
| 5位 | ディエゴ・ペスカドール(コロンビア、モビスター) | +0:17 |
その他の特別賞
| ポイント賞 | バティスト・ヴェストロフール(フランス、ロット・アンテルマルシェ) |
| ヤングライダー賞 | マルティン・チョッタ(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ) |
| チーム総合成績 | XDSアスタナ |
text:Sotaro.Arakawa
photo:A.S.O.
photo:A.S.O.
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