2024/10/15(火) - 14:19
アメリカのプレミアムカーボンパーツブランド、エンヴィがマウンテンバイク用ホイールの「Mシリーズ」を6年ぶりにモデルチェンジ。リムとハブの両方を刷新し、激しくなるクロスカントリーやダウンヒル、エンデューロレースや、トレイルライドにマッチしたホイールを生み出した。
ハイクオリティのカーボンホイールを開発するアメリカのエンヴィ。マウンテンバイクではダウンヒルチームのコメンサル/マックオフとパートナーシップを2019年に組み、翌年から世界最高峰の選手たちと共にホイールの開発を進めてきた。そして、マウンテンバイクホイール”Mシリーズ”としては6年ぶりのモデルチェンジを果たす。
新型Mシリーズはコメンサル/マックオフの選手たちから要望を受けた「耐衝撃性を犠牲にすることなく振動吸収性を追求する」ことを目標に掲げ、開発が進められた。そしてプロトタイプを使用したサポートチームが幾度となく勝利を積み重ねた。
第5世代Mシリーズでは垂直方向の剛性を77%低減。これによりブレーキバンプや急コーナー、ロックガーデンなどホイールに力がかかるシチュエーションで、リムが衝撃を吸収することでスピードを維持しやすくなっている。バイク全体の高剛性化が進む中、ホイールの縦方向剛性を最適化することで、快適性を高めている。
新型Mシリーズのリムの特徴は、前後で異なるリム形状にある。フロントリムは幅を広げることでタイヤボリュームを増大させ、低圧での使用でもグリップ力と振動吸収性を高めている。一方、リアリムはフロントよりもわずかに狭くすることで、低い転がり抵抗を実現した。
また、リムハイトは20mmと浅めに設定。カーボンレイアップの最適化により、振動吸収性と耐衝撃性を保ちつつ、軽量化も実現している。リムのサイドウォールもワイド化され、リム打ちパンクのリスクが軽減。モデルごとに厚みは異なりクロスカントリーが最も薄く、ダウンヒルが最も厚い6.2mmにも及んでいる。
さらに、ニップルをリムの外側に配置するアウターニップル方式を採用し、メンテナンス性も向上。ニップルホールはホイール成形時に作られ、特許取得の円錐形状ニップルホールを採用し、強度も確保した。
新型Mシリーズには、ロードレースで実績を上げたENVE独自のハブ「INNER DRIVE SYSTEM」をマウンテンバイク用にアップデートしたものを採用。大型ベアリングの採用とエンゲージメント数の増加により、耐久性と駆動効率を高めている。
新型Mシリーズは、クロスカントリー向けの「M5 PRO」、トレイル向けの「M6」、エンデューロ向けの「M8」、ダウンヒル向けの「M9 PRO」の4モデルをラインアップ。各モデルは、それぞれの競技種目に最適化された設計と素材の選択により、高い振動吸収性と軽量性を実現している。
なお、Mシリーズの両極端に位置するM5とM9には「PRO」の名が冠される。これらのモデルは、トップレーサーやチームとの共同開発により、レースで勝利するために最適化された特別仕様となっている。M5 PROは、クロスカントリーレースでの勝利を目指して開発された最軽量かつ最速のXCホイール。リム重量はフロント343g、リア360gと驚異的な軽さを誇る。一方、M9 PROは、究極のダウンヒルレース用ホイールとして設計され、過酷なコースでも抜群の強度と耐久性を発揮する。
各モデルのスペックは以下の通り。
ハイクオリティのカーボンホイールを開発するアメリカのエンヴィ。マウンテンバイクではダウンヒルチームのコメンサル/マックオフとパートナーシップを2019年に組み、翌年から世界最高峰の選手たちと共にホイールの開発を進めてきた。そして、マウンテンバイクホイール”Mシリーズ”としては6年ぶりのモデルチェンジを果たす。
新型Mシリーズはコメンサル/マックオフの選手たちから要望を受けた「耐衝撃性を犠牲にすることなく振動吸収性を追求する」ことを目標に掲げ、開発が進められた。そしてプロトタイプを使用したサポートチームが幾度となく勝利を積み重ねた。
第5世代Mシリーズでは垂直方向の剛性を77%低減。これによりブレーキバンプや急コーナー、ロックガーデンなどホイールに力がかかるシチュエーションで、リムが衝撃を吸収することでスピードを維持しやすくなっている。バイク全体の高剛性化が進む中、ホイールの縦方向剛性を最適化することで、快適性を高めている。
新型Mシリーズのリムの特徴は、前後で異なるリム形状にある。フロントリムは幅を広げることでタイヤボリュームを増大させ、低圧での使用でもグリップ力と振動吸収性を高めている。一方、リアリムはフロントよりもわずかに狭くすることで、低い転がり抵抗を実現した。
また、リムハイトは20mmと浅めに設定。カーボンレイアップの最適化により、振動吸収性と耐衝撃性を保ちつつ、軽量化も実現している。リムのサイドウォールもワイド化され、リム打ちパンクのリスクが軽減。モデルごとに厚みは異なりクロスカントリーが最も薄く、ダウンヒルが最も厚い6.2mmにも及んでいる。
さらに、ニップルをリムの外側に配置するアウターニップル方式を採用し、メンテナンス性も向上。ニップルホールはホイール成形時に作られ、特許取得の円錐形状ニップルホールを採用し、強度も確保した。
新型Mシリーズには、ロードレースで実績を上げたENVE独自のハブ「INNER DRIVE SYSTEM」をマウンテンバイク用にアップデートしたものを採用。大型ベアリングの採用とエンゲージメント数の増加により、耐久性と駆動効率を高めている。
新型Mシリーズは、クロスカントリー向けの「M5 PRO」、トレイル向けの「M6」、エンデューロ向けの「M8」、ダウンヒル向けの「M9 PRO」の4モデルをラインアップ。各モデルは、それぞれの競技種目に最適化された設計と素材の選択により、高い振動吸収性と軽量性を実現している。
なお、Mシリーズの両極端に位置するM5とM9には「PRO」の名が冠される。これらのモデルは、トップレーサーやチームとの共同開発により、レースで勝利するために最適化された特別仕様となっている。M5 PROは、クロスカントリーレースでの勝利を目指して開発された最軽量かつ最速のXCホイール。リム重量はフロント343g、リア360gと驚異的な軽さを誇る。一方、M9 PROは、究極のダウンヒルレース用ホイールとして設計され、過酷なコースでも抜群の強度と耐久性を発揮する。
各モデルのスペックは以下の通り。
M5 PROスペック
スペック | フロント | リア | セット |
---|---|---|---|
リム重量 | 343g | 360g | 1,341g |
リム内幅 | 29mm | 27mm | |
サイドウォール幅 | 4.2mm | 4.7mm | |
ホール数 | 24h | 24h | |
リムハイト | 20mm | 20mm | |
ブレーキ | センターロック | センターロック |
M6 スペック
フロント | リア | セット | |
---|---|---|---|
リム重量 | 426g | 445g(29)/412g(27) | 1,589g(29)/1,544g(Mullet) |
リム内幅 | 32mm | 29mm | |
サイドウォール幅 | 4.2mm | 4.7mm | |
ホール数 | 28h | 28h | |
リムハイト | 21mm | 21mm | |
ブレーキ | センターロック | センターロック |
M8 スペック
フロント | リア | セット | |
---|---|---|---|
リム重量 | 573g | 585g(29)/580g(27) | 1,983g(29)/1,961g(Mullet) |
リム内幅 | 32mm | 29mm | |
サイドウォール幅 | 4.2mm | 5.1mm | |
ホール数 | 28h | 32h | |
リムハイト | 21mm | 21mm | |
ブレーキ | センターロック | センターロック |
M9 PRO スペック
フロント | リア | セット | |
---|---|---|---|
リム重量 | 720g | 725g(29)/715g(27) | 2,236g(29)/2,186g(Mullet) |
リム内幅 | 29mm | 29mm | |
サイドウォール幅 | 6.2mm(リムストリップ付) | 6.2mm(リムストリップ付) | |
ホール数 | 28h | 32h | |
リムハイト | 22mm | 22mm | |
ブレーキ | センターロック | センターロック |
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