2024/10/05(土) - 08:23
ツール・ド・ランカウイ第6ステージは逃げ切りで決着。マヌエーレ・トロッツィ(イタリア、VFグループ・バルディアーニCSF・ファイザネ)が一騎打ちスプリントでデボッドを退け、逃げ切り勝利を手に入れた。
マレーシアで開催中のペトロナス・ツール・ド・ランカウイ(UCI2.Pro)も残すところあと3日。連日白熱のスプリントが繰り広げられている大会は、第6ステージも123.4kmの平坦コースで争われた。
日本から出場する愛三工業レーシングチームがここまで棄権者を出すことなく走り続けるこの日、約24kmが過ぎた時点で4名の逃げグループが形成される。その中にイタリアのプロチームであるVFグループ・バルディアーニCSF・ファイザネはダヴィデ・ガッブロとマヌエーレ・トロッツィ(共にイタリア)の2名を送り、ヴァランタン・ダルベレ(スイス、コラテック・ヴィーニファンティーニ)も追従。またステファン・デボッド(南アフリカ、EFエデュケーション・イージーポスト)は3日連続で逃げに乗った。
一方、それを追うメイン集団はチューダー・プロサイクリングやDSMフィルメニッヒ・ポストNLがタイム差をコントロールする。また2日目の勝者かつ2日連続で2位に入っているマッテオ・マルチェッリと総合2位につけるトーマス・ペゼンティ(共にイタリア)のため、プロトン最年長である増田成幸(JCLチーム右京)が力強い牽引を披露。その結果、逃げのリードが3分を上回ることはなかった。
逃げとメイン集団との差は残り20km地点で1分25秒、残り10kmで35秒まで縮小する。プロトンではチューダーとエウスカルテル・エウスカディを中心にスピードを上げるなか、逃げ集団では長い時間牽引したガッブロが脱落。3名になった先頭は必死に脚を回し続け、残り5km地点を35秒で通過した。
残り2km地点でダルベレが遅れ、デボッドとトロッツィはプロトンにその姿を捉えられながも諦めない。18秒のリードを保った2人はフラムルージュ(残り1km)を通過し、勝負は逃げ切った2人によるマッチスプリントに持ち込まれた。
デボッドを先頭に最終ストレートに入り、残り200mの標識手前でトロッツィがスプリントを開始。約100kmのエスケープをしてきた2名による戦いは、トロッツィがデボッドを引き離して勝利した。
「僕らは総合優勝を狙っていたのだが、(第3ステージの)キャメロン・ハイランドでバッドデイを迎えてしまった。また(エーススプリンターである)ロレンツォ・コンフォルティを落車で失い、マッティア・ピナッツィが代わりにスプリントに挑んでいた。それ以外の僕らは逃げに集中していた。共に逃げたダヴィデ・ガッブロに感謝したい」とトロッツィ。今年念願のジロ・デ・イタリアに出場し、得意の逃げから勝利を掴んだ26歳は喜んだ。
9秒遅れでフィニッシュしたプロトンはデクラインが先着して3位。日本人では岡本隼(愛三工業レーシングチーム)が最高位となる10位に入っている。
マレーシアで開催中のペトロナス・ツール・ド・ランカウイ(UCI2.Pro)も残すところあと3日。連日白熱のスプリントが繰り広げられている大会は、第6ステージも123.4kmの平坦コースで争われた。
日本から出場する愛三工業レーシングチームがここまで棄権者を出すことなく走り続けるこの日、約24kmが過ぎた時点で4名の逃げグループが形成される。その中にイタリアのプロチームであるVFグループ・バルディアーニCSF・ファイザネはダヴィデ・ガッブロとマヌエーレ・トロッツィ(共にイタリア)の2名を送り、ヴァランタン・ダルベレ(スイス、コラテック・ヴィーニファンティーニ)も追従。またステファン・デボッド(南アフリカ、EFエデュケーション・イージーポスト)は3日連続で逃げに乗った。
一方、それを追うメイン集団はチューダー・プロサイクリングやDSMフィルメニッヒ・ポストNLがタイム差をコントロールする。また2日目の勝者かつ2日連続で2位に入っているマッテオ・マルチェッリと総合2位につけるトーマス・ペゼンティ(共にイタリア)のため、プロトン最年長である増田成幸(JCLチーム右京)が力強い牽引を披露。その結果、逃げのリードが3分を上回ることはなかった。
逃げとメイン集団との差は残り20km地点で1分25秒、残り10kmで35秒まで縮小する。プロトンではチューダーとエウスカルテル・エウスカディを中心にスピードを上げるなか、逃げ集団では長い時間牽引したガッブロが脱落。3名になった先頭は必死に脚を回し続け、残り5km地点を35秒で通過した。
残り2km地点でダルベレが遅れ、デボッドとトロッツィはプロトンにその姿を捉えられながも諦めない。18秒のリードを保った2人はフラムルージュ(残り1km)を通過し、勝負は逃げ切った2人によるマッチスプリントに持ち込まれた。
デボッドを先頭に最終ストレートに入り、残り200mの標識手前でトロッツィがスプリントを開始。約100kmのエスケープをしてきた2名による戦いは、トロッツィがデボッドを引き離して勝利した。
「僕らは総合優勝を狙っていたのだが、(第3ステージの)キャメロン・ハイランドでバッドデイを迎えてしまった。また(エーススプリンターである)ロレンツォ・コンフォルティを落車で失い、マッティア・ピナッツィが代わりにスプリントに挑んでいた。それ以外の僕らは逃げに集中していた。共に逃げたダヴィデ・ガッブロに感謝したい」とトロッツィ。今年念願のジロ・デ・イタリアに出場し、得意の逃げから勝利を掴んだ26歳は喜んだ。
9秒遅れでフィニッシュしたプロトンはデクラインが先着して3位。日本人では岡本隼(愛三工業レーシングチーム)が最高位となる10位に入っている。
ツール・ド・ランカウイ2024第6ステージ結果
1位 | マヌエーレ・トロッツィ(イタリア、VFグループ・バルディアーニCSF・ファイザネ) | 2:28:58 |
2位 | ステファン・デボッド(南アフリカ、EFエデュケーション・イージーポスト) | |
3位 | アーヴィッド・デクライン(オランダ、チューダー・プロサイクリング) | +0:09 |
4位 | マヌエル・ペニャルベル(スペイン、ポルティ・コメタ) | |
5位 | カスペル・ファンウーデン(オランダ、DSMフィルメニッヒ・ポストNL) |
個人総合成績
1位 | マックス・プール(イギリス、DSMフィルメニッヒ・ポストNL) | 19:02:03 |
2位 | トーマス・ペゼンティ(イタリア、JCLチーム右京) | +0:14 |
3位 | ウナイ・イリバール(スペイン、エキポ・ケルンファルマ) | +0:20 |
4位 | フェルナンド・テルセロ(スペイン、ポルティ・コメタ) | |
5位 | イボン・ルイス(スペイン、エキポ・ケルンファルマ) |
その他の特別賞
ポイント賞 | アーヴィッド・デクライン(オランダ、チューダー・プロサイクリング) |
山岳賞 | マリオ・アパリシオ(スペイン、ブルゴスBH) |
チーム総合成績 | エキポ・ケルンファルマ |
text:Sotaro.Arakawa
photo:PETRONASLTdL
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