2024/09/08(日) - 17:53
イタリアの軽量パーツブランド、Carbon-Tiからエアロカーボンディスクローターとチェーンリングが登場。ダブルツールを果たしたタデイ・ポガチャルも使用するスペシャルパーツを紹介しよう。
イタリア・ロンバルディア州に拠点を置くパーツブランドのCarbon-Ti。その名が示す通り、カーボンとチタンを駆使した軽量パーツを得意とするハイパフォーマンスパーツブランドだ。
カーボンファイバーと特殊合金の製造加工を熟知し、スーパーバイクなどのモータースポーツ分野や航空宇宙産業でも活躍するLLSチタニウム社から生まれたCarbon-Tiは、その高い技術力を自転車パーツに活用している。
創業した2005年には早速カーボンボディとチタンの歯を組み合わせたチェーンリングを発表し、レーシングパーツメーカーとして確固たる地位を築き上げた。以降、軽量でありながら高い信頼性を備えたハイパフォーマンスなプロダクトを次々にリリース。100%イタリア製というアイデンティティを保ちながら、ハイエンドなレーシングパーツを送り出してきた。
そんなCarbon-Tiだが、近年更に注目が集まっている。それは、現在のプロトンを牽引するトップスターであるタデイ・ポガチャル、そして彼が所属するUAEチームエミレーツがCarbon-Tiのプロダクトを使用していることに起因する。
彼らが用いるのは、スルーアクスルシャフト、ディスクブレーキローター、そしてチェーンリング。特にローターとチェーンリングは、Carbon-Tiらしいカーボンとチタンの複合構造を採用したオリジナリティ溢れるプロダクトであり、インテグレート化が進む昨今のパーツ事情の中でサードパーティーブランドがトップレースを戦い、そして最高の戦績を挙げるというナラティブも相まって、エンスーなサイクリストから熱い視線を注がれている。
そして今シーズンでは、さらなる切り札としてエアロ仕様のディスクローターとチェーンリングを発表。TTステージでその力を遺憾なく発揮し、ポガチャルのダブルツールに大きく貢献した。
そんなエアロブレーキローターがX-Rotor Aero。スタンダードな X-Rotor SteelCarbon 3と同じく、カーボン製のアームとスチール製のブレーキ面を高精度なチタンリベットで接合するフローティングローターだ。
カーボンアーム部分は風洞実験で最適化された形状に成型されており、いわば"ディスク"ディスクローターと言えそうなデザインとなっている。スチール製のブレーキトラックは、優れたブレーキ性能と放熱性能を兼ね備え、ポガチャルのハイスピードダウンヒルをしっかりとサポートする性能を確保している。
重量は160mmモデルが115g、140mmモデルが93g。価格は42,900円(税込)。
同時にリリースされたのがカーボンエアロチェーンリングであるX-Aeroring。Carbon-Tiのロゴが刻まれた3Kカーボンフィニッシュのエアロスパイダーアームに、最大62Tの歯を備えたフロントシングル用チェーンリングだ。
カーボンとチタンの複合構造を採用してきたこれまでのCarbon-Tiのチェーンリングと異なるのは、歯の部分もカーボン製とされた「フルカーボン」チェーンリングであること。耐久性についても、慣らし時には新しくクリーンなチェーンを使用するといった注意事項こそあるものの、既にUAEチームエミレーツの選手らが2シーズンに渡って酷使してきた実績を有している。
こちらのチェーンリングも風洞実験によってテストされたエアロプロファイルが与えられており、最高レベルの空力特性を発揮。さらにチェーンの落ちずらい歯先形状によって、高い信頼性も確保した。
対応するのはシマノ12速クランクセット。そして58、60、62Tの3種類の歯数が用意されている。価格は52,800円(税込)。
Carbon-Ti X-Rotor Aero
重量:140mm 93g / 160mm 115g
価格:42,900円(税込)
Carbon-Ti X-Aeroring ROAD
歯数:58 / 60 /62T
価格:52,800円(税込)
イタリア・ロンバルディア州に拠点を置くパーツブランドのCarbon-Ti。その名が示す通り、カーボンとチタンを駆使した軽量パーツを得意とするハイパフォーマンスパーツブランドだ。
カーボンファイバーと特殊合金の製造加工を熟知し、スーパーバイクなどのモータースポーツ分野や航空宇宙産業でも活躍するLLSチタニウム社から生まれたCarbon-Tiは、その高い技術力を自転車パーツに活用している。
創業した2005年には早速カーボンボディとチタンの歯を組み合わせたチェーンリングを発表し、レーシングパーツメーカーとして確固たる地位を築き上げた。以降、軽量でありながら高い信頼性を備えたハイパフォーマンスなプロダクトを次々にリリース。100%イタリア製というアイデンティティを保ちながら、ハイエンドなレーシングパーツを送り出してきた。
そんなCarbon-Tiだが、近年更に注目が集まっている。それは、現在のプロトンを牽引するトップスターであるタデイ・ポガチャル、そして彼が所属するUAEチームエミレーツがCarbon-Tiのプロダクトを使用していることに起因する。
彼らが用いるのは、スルーアクスルシャフト、ディスクブレーキローター、そしてチェーンリング。特にローターとチェーンリングは、Carbon-Tiらしいカーボンとチタンの複合構造を採用したオリジナリティ溢れるプロダクトであり、インテグレート化が進む昨今のパーツ事情の中でサードパーティーブランドがトップレースを戦い、そして最高の戦績を挙げるというナラティブも相まって、エンスーなサイクリストから熱い視線を注がれている。
そして今シーズンでは、さらなる切り札としてエアロ仕様のディスクローターとチェーンリングを発表。TTステージでその力を遺憾なく発揮し、ポガチャルのダブルツールに大きく貢献した。
そんなエアロブレーキローターがX-Rotor Aero。スタンダードな X-Rotor SteelCarbon 3と同じく、カーボン製のアームとスチール製のブレーキ面を高精度なチタンリベットで接合するフローティングローターだ。
カーボンアーム部分は風洞実験で最適化された形状に成型されており、いわば"ディスク"ディスクローターと言えそうなデザインとなっている。スチール製のブレーキトラックは、優れたブレーキ性能と放熱性能を兼ね備え、ポガチャルのハイスピードダウンヒルをしっかりとサポートする性能を確保している。
重量は160mmモデルが115g、140mmモデルが93g。価格は42,900円(税込)。
同時にリリースされたのがカーボンエアロチェーンリングであるX-Aeroring。Carbon-Tiのロゴが刻まれた3Kカーボンフィニッシュのエアロスパイダーアームに、最大62Tの歯を備えたフロントシングル用チェーンリングだ。
カーボンとチタンの複合構造を採用してきたこれまでのCarbon-Tiのチェーンリングと異なるのは、歯の部分もカーボン製とされた「フルカーボン」チェーンリングであること。耐久性についても、慣らし時には新しくクリーンなチェーンを使用するといった注意事項こそあるものの、既にUAEチームエミレーツの選手らが2シーズンに渡って酷使してきた実績を有している。
こちらのチェーンリングも風洞実験によってテストされたエアロプロファイルが与えられており、最高レベルの空力特性を発揮。さらにチェーンの落ちずらい歯先形状によって、高い信頼性も確保した。
対応するのはシマノ12速クランクセット。そして58、60、62Tの3種類の歯数が用意されている。価格は52,800円(税込)。
Carbon-Ti X-Rotor Aero
重量:140mm 93g / 160mm 115g
価格:42,900円(税込)
Carbon-Ti X-Aeroring ROAD
歯数:58 / 60 /62T
価格:52,800円(税込)
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