ロードのファストサイクリングを楽しみつつ、ワイドタイヤによる走破性や快適性で未舗装路までカバーできるサーヴェロのCaledonia-5。モダンロードとしてロードサイクリングの楽しみ方を広げた一台がフルモデルチェンジを果たす。



サーヴェロ Caledonia-5 (c)東商会

ロードレーサーのタイヤ幅が30Cに到達せんとする現在、タイヤのワイド化は大きなエアボリュームによる快適性を与え、フレーム設計やギミックによる快適性向上ではなく、フレームに純粋な速さを求めるようになった。そんなカテゴリーを先駆けていたのがサーヴェロのCaledoniaシリーズ。

プロがクラシックレースで使用できるほどのレーシング性能と、未舗装路も走れるキャパシティや安定したコントロール性を備えており、ロードサイクリストが走れるフィールドを押し広げてくれる一台だ。そんなCaledoniaのトップグレードCaledonia 5がデビューから4年目の今年モデルチェンジを果たす。

すっきりとしたリアセクションで快適性を高める (c)東商会
エアロを意識したフロントエリア (c)東商会



フレームシルエットの基本コンセプトは踏襲しているが細部がブラッシュアップされている。例えばシートステーの交点が下げられ、後ろ三角をより鋭角に作ることで垂直方向の柔軟性を高めている。同時にダウンチューブの剛性を高めることで、Caledoniaが誇るプロレベルの応答性を維持した。タイヤクリアランスは36mmとほぼ変わりはない。

新型Caledonia 5のトピックは、先日発表されたP-Seriesでブランド初となったダウンチューブストレージがCaledoniaにも与えられたこと。ワンタッチで操作できるカバーの内側には、チューブや小型工具、CO2ボンベを収納できるバッグを入れることが可能。ライドで必ず持ち運ぶ物をフレーム内側に収納できるのは非常にありがたい。

ダウンチューブストレージが備えられた (c)東商会

販売ラインアップはシマノULTEGRA DI2完成車とフレームセットの2種類。完成車のホイールはリザーブの42/49で、タイヤはヴィットリア Corsa N.EXT(30C)が組み合わせられる。カラーはCarmine、Five Black。価格は完成車が1,430,000円(税込)、フレームセットが825,000円(税込)。

ファストサイクリングでの行動範囲を広げてくれるCaledonia-5 (c)東商会



サーヴェロ Caledonia 5
コンポーネント:Shimano Ultegra, R8150
ハンドルバー:Cervélo HB13 Carbon
ステム:Cervélo ST32 Alloy
サドル:Selle Italia NOVUS BOOST EVO SuperFlow Ti
ホイール:リザーブ42(前)/49(後ろ)
タイヤ:ヴィットリア Corsa N.EXT(30C)
カラー:Carmine、Five Black
サイズ:48、51、54、56
価格:1,430,000円(税込)

サーヴェロ Caledonia 5(フレームセット)
カラー:Five Black、Camine
サイズ:48、51、54、56
価格:825,000円(税込)

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