2024/07/29(月) - 15:00
セーフティ・ラブスというヘルメットブランドの国内展開が始まっている。本格的なデザインながら、手を伸ばしやすい価格に設定されたX-EROS 2.0 MipsとEROS 2.0を紹介しよう。
サイクリストの安全を守るヘルメットを展開する新たなブランド「SAFTY LABS(セーフティ・ラブス)」が日本にも上陸。”安全性を追求する研究室”というヘルメットブランドに相応しい名前のセーフティ・ラブスは、ヨーロッパの厳格な安全基準EN1078に適合するプロテクション性能を満たすプロダクトの開発に力を入れているブランドだ。
開発チームには元プロライダーや、10年以上に渡るR&D経験と知識を持つプロフェッショナルなメンバーが揃い、アスリートから日常で自転車を利用するすべてのサイクリストに安全性を提供するべく、使いやすいルックスと快適性、プロテクション性能を徹底的に煮詰めているという。
エアロフォルムのハイパフォーマンスモデル”X-EROS 2.0 Mips”
今回ピックアップするX-EROS 2.0 MipsとEROS 2.0は、スポーツライドにぴったりなルックスと機能を持つモデルだ。特にX-EROS 2.0 Mipsは『プロサイクリストのために開発された』という、セミエアロなフォルムを持つハイパフォーマンス・レーシングヘルメットとしてデザインされている。
シェルは丸みを帯びたエアロ形状で、前頭部に大きな通気口を大胆に配置。直線的な開口部としているため、走行風は遮られることなく頭に直接届き、頭の熱を効果的に発散させてくれる。頭頂部はベンチレーションホールを頭頂部に配置するのみのミニマルな設計で、エアロと通気性を両立を実現した。この頭頂部の通気口は後頭部に繋がっており、ヘルメット内部の熱を押し出してくれるはずだ。
またシェルは衝撃吸収を担うEPSライナーのインナーシェルと、頑丈な二層ポリカーボネートシェルをインモールド工法にて作られており、優れたプロテクション性能を実現。さらにインナーシェルの内側に黄色のシート「Mips」を配置しており、万が一クラッシュした際に黄色シートがスリップする。この動きによってクラッシュ時に発生する脳へ伝わる回転方向のインパクトを和らげ、脳震盪などのリスクを低減している。
フィッティングシステムは高さ三段階で調節できるオーソドックスなものが搭載されている。アジャスターにもパッドが備えられており、キツめに締め上げてもプラスチックパーツが頭に食い込みにくく快適に着用可能だ。またパッドは抗菌仕様のため、においが発生しにくいのも嬉しい。サイズはMとLの二種類。カラーはMatte Black、Matte White。価格は14,300円(税込)。JCF公認ヘルメットのため、国内の公式レースでも着用することが可能。
多くの風を取り込むオールラウンドモデル”EROS 2.0”
EROS 2.0はエアロを意識したX-EROS 2.0 Mipsに対して、21個という非常に多くの通気口を備えたオールラウンドモデルだ。シェルは後頭部に向かって集合するような丸みを帯びたフォルムによって、現在のトレンドに則ったエアロらしさも備えている。
EPSライナーとポリカーボネートのインモールド工法によって作られるシェルのアウター部分は、内側に回り込むように設計。これによって非常に優れたプロテクション性能を実現した。重量はMサイズで223gに設定されているため、長時間のライドを楽しむ方でも首への負担となりにくくなっている。
クロージャーシステムはX-EROS 2.0 Mipsと同様のものがアセンブルされている。パッドもアジャスターまで備えられているため、頭を優しく包み込むフィット感をライダーにもたらす。もちろん抗菌仕様だ。サイズはMとLの二種類。カラーはMatte Black、Matte White、Matte Gunmetal。価格は9,900円(税込)。JCF公認ヘルメットのため、国内レースでも安全に着用することが可能だ。
共通する防水LEDライト
今回ピックアップした2モデルは後頭部に赤色LEDが標準装備されている。点灯、点滅のほか様々なパターン計九種類がインストールされており、最大20ルーメンの明るさと多様な発光モードによって後続にライダーの存在を知らせてくれる。またMicro USBでの充電式リチウムイオンバッテリーを備えており、ランタイムは最大8時間、充電時間は2時間となっている。通勤通学などで夜間も走るライダーにはうってつけのヘルメットに仕上げられている。
日本人も着用しやすいシェル設計
今回は撮影とともに各モデルの各サイズの試着を行ったのは、頭囲58cmのシクロワイアード編集部・藤原。カブトやカスク、ケープラスなどがマッチする典型的な丸型頭を持つ。
結果から言うとシェルは丸型頭でもフィットする形に作られており、シェルが頭に干渉してストレスを覚えることはない。深く被ることもでき、しっかりと側頭部まで覆われるため、ヘルメットに守られている感覚があり、多くのライダーがセーフティ・ラブスのプロテクション性能の恩恵を受けられそうだ。ただ2モデルで着用感は若干異なり、EROS 2.0は若干浅めと言う印象がある。
サイズラインアップはいずれもM(54〜59cm)、L(58〜61cm)。頭囲58cmの頭にはどちらにも適合していて、Mサイズは2モデルとも着用可能、LサイズはEROS 2.0のみアジャスターを回し切っても緩いフィット感。もしサイズを悩むのであればしっかりとフィッティングをしてから選択するのが吉。日本での展開が始まったばかりのセーフティ・ラブスは丸型頭にもマッチするため、新たな選択肢として加えてもよさそうだ。
セーフティ・ラブス X-EROS 2.0 Mips
サイズ:M、L
カラー:Matte Black、Matte White
価格:14,300円(税込)
※JCF公認
セーフティ・ラブス EROS 2.0
サイズ:M、L
カラー:Matte Black、Matte White、Matte Gunmetal
価格:9,900円(税込)
※JCF公認
サイクリストの安全を守るヘルメットを展開する新たなブランド「SAFTY LABS(セーフティ・ラブス)」が日本にも上陸。”安全性を追求する研究室”というヘルメットブランドに相応しい名前のセーフティ・ラブスは、ヨーロッパの厳格な安全基準EN1078に適合するプロテクション性能を満たすプロダクトの開発に力を入れているブランドだ。
開発チームには元プロライダーや、10年以上に渡るR&D経験と知識を持つプロフェッショナルなメンバーが揃い、アスリートから日常で自転車を利用するすべてのサイクリストに安全性を提供するべく、使いやすいルックスと快適性、プロテクション性能を徹底的に煮詰めているという。
エアロフォルムのハイパフォーマンスモデル”X-EROS 2.0 Mips”
今回ピックアップするX-EROS 2.0 MipsとEROS 2.0は、スポーツライドにぴったりなルックスと機能を持つモデルだ。特にX-EROS 2.0 Mipsは『プロサイクリストのために開発された』という、セミエアロなフォルムを持つハイパフォーマンス・レーシングヘルメットとしてデザインされている。
シェルは丸みを帯びたエアロ形状で、前頭部に大きな通気口を大胆に配置。直線的な開口部としているため、走行風は遮られることなく頭に直接届き、頭の熱を効果的に発散させてくれる。頭頂部はベンチレーションホールを頭頂部に配置するのみのミニマルな設計で、エアロと通気性を両立を実現した。この頭頂部の通気口は後頭部に繋がっており、ヘルメット内部の熱を押し出してくれるはずだ。
またシェルは衝撃吸収を担うEPSライナーのインナーシェルと、頑丈な二層ポリカーボネートシェルをインモールド工法にて作られており、優れたプロテクション性能を実現。さらにインナーシェルの内側に黄色のシート「Mips」を配置しており、万が一クラッシュした際に黄色シートがスリップする。この動きによってクラッシュ時に発生する脳へ伝わる回転方向のインパクトを和らげ、脳震盪などのリスクを低減している。
フィッティングシステムは高さ三段階で調節できるオーソドックスなものが搭載されている。アジャスターにもパッドが備えられており、キツめに締め上げてもプラスチックパーツが頭に食い込みにくく快適に着用可能だ。またパッドは抗菌仕様のため、においが発生しにくいのも嬉しい。サイズはMとLの二種類。カラーはMatte Black、Matte White。価格は14,300円(税込)。JCF公認ヘルメットのため、国内の公式レースでも着用することが可能。
多くの風を取り込むオールラウンドモデル”EROS 2.0”
EROS 2.0はエアロを意識したX-EROS 2.0 Mipsに対して、21個という非常に多くの通気口を備えたオールラウンドモデルだ。シェルは後頭部に向かって集合するような丸みを帯びたフォルムによって、現在のトレンドに則ったエアロらしさも備えている。
EPSライナーとポリカーボネートのインモールド工法によって作られるシェルのアウター部分は、内側に回り込むように設計。これによって非常に優れたプロテクション性能を実現した。重量はMサイズで223gに設定されているため、長時間のライドを楽しむ方でも首への負担となりにくくなっている。
クロージャーシステムはX-EROS 2.0 Mipsと同様のものがアセンブルされている。パッドもアジャスターまで備えられているため、頭を優しく包み込むフィット感をライダーにもたらす。もちろん抗菌仕様だ。サイズはMとLの二種類。カラーはMatte Black、Matte White、Matte Gunmetal。価格は9,900円(税込)。JCF公認ヘルメットのため、国内レースでも安全に着用することが可能だ。
共通する防水LEDライト
今回ピックアップした2モデルは後頭部に赤色LEDが標準装備されている。点灯、点滅のほか様々なパターン計九種類がインストールされており、最大20ルーメンの明るさと多様な発光モードによって後続にライダーの存在を知らせてくれる。またMicro USBでの充電式リチウムイオンバッテリーを備えており、ランタイムは最大8時間、充電時間は2時間となっている。通勤通学などで夜間も走るライダーにはうってつけのヘルメットに仕上げられている。
日本人も着用しやすいシェル設計
今回は撮影とともに各モデルの各サイズの試着を行ったのは、頭囲58cmのシクロワイアード編集部・藤原。カブトやカスク、ケープラスなどがマッチする典型的な丸型頭を持つ。
結果から言うとシェルは丸型頭でもフィットする形に作られており、シェルが頭に干渉してストレスを覚えることはない。深く被ることもでき、しっかりと側頭部まで覆われるため、ヘルメットに守られている感覚があり、多くのライダーがセーフティ・ラブスのプロテクション性能の恩恵を受けられそうだ。ただ2モデルで着用感は若干異なり、EROS 2.0は若干浅めと言う印象がある。
サイズラインアップはいずれもM(54〜59cm)、L(58〜61cm)。頭囲58cmの頭にはどちらにも適合していて、Mサイズは2モデルとも着用可能、LサイズはEROS 2.0のみアジャスターを回し切っても緩いフィット感。もしサイズを悩むのであればしっかりとフィッティングをしてから選択するのが吉。日本での展開が始まったばかりのセーフティ・ラブスは丸型頭にもマッチするため、新たな選択肢として加えてもよさそうだ。
セーフティ・ラブス X-EROS 2.0 Mips
サイズ:M、L
カラー:Matte Black、Matte White
価格:14,300円(税込)
※JCF公認
セーフティ・ラブス EROS 2.0
サイズ:M、L
カラー:Matte Black、Matte White、Matte Gunmetal
価格:9,900円(税込)
※JCF公認
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