プロ選手が愛用するヴィジョンのステム一体型ハンドルバー"Metron 5D”が進化。より優れたエアロを目指しコラムクランプ部のスタックハイトを小さくし、快適にハンドルバートップを握れるように幅が2種類揃えられた。



ヴィジョン Metron 5D EVO (c)Vision

FSAがプロデュースするエアロ特化パーツブランドのヴィジョン。バーレーン・ヴィクトリアスが使用するホイールを中心にステム一体型ハンドルMetron 5Dや6Dを展開し、世界最高峰のレースで勝利を手にしてきたブランドだ。

特にMetron 5Dは剛性に優れるパーツとして多くのプロ選手から選ばれているモデルであり、2017年に登場したのちケーブルフル内装システムACRに対応するアップデートが加えられ、今もラインアップされ続けるベストセラー。そんなMetron 5Dが再び進化を遂げて、Metron 5D EVOとなる。

厚みを低減することでエアロを高めている (c)Vision

ハンドルバートップに2種類の太さが登場した (c)Vision

元々エアロを意識したステム一体型ハンドルバーだが更なるエアロを求め、コラムクランプ部のスタックを40mmまで削減。走行風がハンドルに当たる面積を小さくすることで、エアロダイナミクスを向上させた。もちろん翼断面形状のバートップデザインによる空力性能は継続して発揮される。

翼断面形状は握りやすさにも貢献している部分。ヴィジョンは今作でトップ部の幅が異なる2種類(L、XL)のサイズを用意することで、手が大きなライダーでもしっかりとトップを握ることが可能となった。

ハンドルバートップが前方にベンドしている (c)Vision

Metron 5Dのバートップはステムクランプ部から前方に10度ベンドしており、トップを握る時に手首が自然な角度で収まるという。自然な角度で握れることで、肘の間隔も広くなり、呼吸が楽になるとヴィジョンは説明する。

ハンドルの寸法はリーチが80mm、ドロップが125mmのコンパクトな設計で、ドロップ部のエンド幅がトップ側より左右合計10mm(片側5mm)広げられている。ドロップ部が外側に広げられることで、ブラケットを握る時はエアロポジション、ドロップポジションではバイクコントロール性が向上する。

クランプ部のスタックハイトを小さくした (c)Vision

またMetron 5D EVOは110x420mmサイズで320gへと軽量に進化した(Metron 5D 3Kの同サイズは363g)。今作も3Kカーボンで仕上げられており、織カーボンが特徴的な雰囲気を引き立てる。価格は122,870円(税込)。



ヴィジョン Metron 5D EVO
リーチ:80mm
ドロップ:125mm
重量:320g(110x420mm)
価格:122,870円(税込)

ステム長 ハンドル幅 サイズ
90mm 380mm、400mm Lのみ
100mm 380mm、400mm、420mm Lのみ
110mm 400mm、420mm、440mm L、XL(440mmのみ)
120mm 400mm、420mm、440mm L(400mmのみ)、XL
130mm 420mm、440mm XLのみ
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