コストパフォーマンスに優れるパワーメーターのPES-P505 Baseや、レーダー付きテールライトのL508を展開しているスマートデバイスブランドのMagene(マージーン)。様々なデバイスが揃うラインアップからテールライトのL308をピックアップして紹介しよう。



マージーン L308

マージーンがラインアップするテールライトのL308。マージーンが揃えるもう一つのモデルL508が接近車両を検知するレーダーを搭載し、テールライトが備える安全性を強化する高機能ガジェットであったのに対し、L308はテールライトに遊び心を加えたモデルとして展開されている。

L308の遊び心とは、96個の光源を持つCOB LEDを活かしたドット絵の表示だ。ハートマークやスマイルマークといった静止画や、回転する手裏剣(風車)、インベーダー、矢印のようなアニメーションがライトで表現されており、一風変わった形で後続にサイクリストの存在をアピールすることが可能となっている。

さらにL308では、OnelapFitというアプリケーションにペアリングすることで、スマホ上の96個のグリッドをなぞる事でドット絵を描くことが可能。ここでは静止画はもちろんのこと、パターン点灯点滅に加え、自分で一コマずつ描くアニメーション、テキストから自動生成するスクロールメッセージまで編集することができ、ユーザーのアイデアの表現しやすさが魅力だ。

Onelap Fitというアプリからライトの設定が可能
96個のドットを全て活用して絵柄を描くことができる



パターンでの描画は1枚の絵を連続点灯・点滅・パルスの3種類で表示するのもので、点滅とパルスに関しては明滅の間隔(秒)と明るさの最小値と最大値をコントロールが可能。他にもアニメーションの場合は1秒ごとのフレーム数を選択できるなど、カスタムグラフィックの製作自由度は非常に高くなっている。パソコンでGIFデータを用意しなくても良いという手軽さも大きなメリットのため、ぜひ一度カスタムを楽しんでもらいたい。

またL308には加速度センサーが搭載されており、ブレーキなどで速度変化を感知するとライトが自動的に3秒間高光度点滅モードに切り替わる設定が採用されている。これによって後続の自動車や一緒に走っている仲間にアピールすることができるため、安全性は高まるはずだ。Onelap Fitアプリから機能をオフにすることも可能。

簡単に装着できるアダプターを採用している

シートポストへはエアロ形状にも対応するマウントをラバーバンドでくくりつける

他にも振動の検知機能も備えられ、任意の時間(アプリで1〜10分間を設定)で自転車に動きがなければ自動的にスリープモードに移行するスマートな機能も実現した。これによってライドの休憩でライトを消し忘れたとしても、ライト自体が電池の消耗を抑えてくれる。オートスリープで消灯した場合は、自転車を動かすと自動的にライトがオンになってくれるため、非常に使い勝手が良さそうだ。

オート機能オフにした場合のバッテリーライフは50時間以上で、日常遣いでも充電回数を減らせるランタイムを備えているのは嬉しい。各オート機能をオンにし、ライトも明るい状態を保っても5時間のランタイムとなっているため、日暮から自宅に戻るまではカバーできるだろう。充電はUSB Type-Cで行い、1.5時間で80%まで高速充電されるのは嬉しい仕様だ。

充電はUSB Type-Cで行う

ライトの重量は23g。自転車への取り付けはシートポスト仕様とサドル仕様の2タイプ。シートポストタイプはエアロシートポストにも対応するマウントラバーOリングで固定し、サドル仕様はサドルレールに取り付けるマウントで固定する。この2タイプはそれぞれ別製品として用意されているため、購入時はどちらの固定方法を選ぶのかをチェックした方が良い。価格は4,950円(税込)。




マージーン L308
寸法:35*35*26mm
重さ:23g(テールライトのみ)
絵文字モード:パターン、GIF、スクロールメッセージ ライトモード:点灯、フラッシュ、パルス
保存できる絵文字の数:15
充電ポート:タイプC
無線プロトコル:ブルートゥース
最大光度:30ルーメン
夜間の最大視距離:800m
防水グレード:IPX6
バッテリー寿命:5時間~50時間
価格:4,950円(税込)
リンク

同じ製品カテゴリーの記事

マージーン C606 サクサク動作のタッチスクリーンが魅力なスマートサイクルコンピューター Gakuto Fujiwara 2024/10/23(水) - 17:48
製品インプレッション

最新ニュース(全ジャンル)