2023/03/08(水) - 09:00
32.2kmのチームタイムトライアルが行われたパリ〜ニース3日目で、現TT世界王者トビアス・フォスを擁するユンボ・ヴィスマがトップタイム。マグナス・コルト(デンマーク、EFエデュケーション・イージーポスト)が総合首位に立った。
2日連続でのスプリントステージを終えたパリ〜ニース。続く3日目はチームタイムトライアル。ダンピエール・アン・ビュリーの市街地を発着点とするコースは32.2kmで、大きなコーナーが3ヶ所しかない平坦路は選手たちの出力とそのマネジメント力が求められる。
通常のチームタイムトライアルであればチームの3人目、あるいは4人目のフィニッシュタイムがチーム全体のタイムになるところ、今回はトップ通過者のタイムでチーム順位が決定する。しかし、総合タイムは選手それぞれのフィニッシュタイムがそのまま反映される新しい試みとなっている。
この時点でチーム総合成績が最下位であるロット・デスティニーからスタートし、4番目でスタートしたジェイコ・アルウラーが33分59秒という好タイムをマーク。先頭でフィニッシュしたサイモン・イェーツ(イギリス、ジェイコ・アルウラー)は大幅な総合ジャンプアップに成功した。
後半スタート組のUAEチームエミレーツは、暫定トップのジェイコより19秒遅れの34分18秒というまずまずのタイムでフィニッシュ。直後のグルパマFDJもUAEのタイムは上回りながらもジェイコには届かず、そして優勝候補の大本命であるユンボ・ヴィスマがスタートを切った。
今シーズン既に個人TTで勝利を収めてるヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク)や現TT世界王者のトビアス・フォス(ノルウェー)、元世界王者ローハン・デニス(オーストラリア)とTT巧者を揃えるユンボは予想通りの好走を披露。ジェイコのタイムを4秒更新する33分55秒(平均持続56.963km)でホットシートを奪った。
最終出走のEFエデュケーション・イージーポストも好走を披露したものの、ユンボにあと1秒届かない。この結果ユンボが下馬評通り、ステージ優勝に輝いた。
総合ではマグナス・コルト(デンマーク、EFエデュケーション・イージーポスト)が首位を獲得し、ヴィンゲゴーが5位に浮上。その一方で総合2位のタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ)は10位まで順位を落とした。
ヴィンゲゴーはレース後「たくさんの強い選手たちに囲まれ最高の気分。チームタイムトライアルではその恩恵を最大限に受けることができた。僕らの作戦はできるだけ多くの人数のままフィニッシュラインに達することだった。さほど練習時間の取れないチームタイムトライアルにもかかわらず、素晴らしい走りができた」と勝利を喜んだ。
翌日は今大会最初の山頂フィニッシュ。距離6.8km/平均勾配7%の1級山岳でヴィンゲゴーとポガチャルによる今年最初の登坂バトルが繰り広げられる。
2日連続でのスプリントステージを終えたパリ〜ニース。続く3日目はチームタイムトライアル。ダンピエール・アン・ビュリーの市街地を発着点とするコースは32.2kmで、大きなコーナーが3ヶ所しかない平坦路は選手たちの出力とそのマネジメント力が求められる。
通常のチームタイムトライアルであればチームの3人目、あるいは4人目のフィニッシュタイムがチーム全体のタイムになるところ、今回はトップ通過者のタイムでチーム順位が決定する。しかし、総合タイムは選手それぞれのフィニッシュタイムがそのまま反映される新しい試みとなっている。
この時点でチーム総合成績が最下位であるロット・デスティニーからスタートし、4番目でスタートしたジェイコ・アルウラーが33分59秒という好タイムをマーク。先頭でフィニッシュしたサイモン・イェーツ(イギリス、ジェイコ・アルウラー)は大幅な総合ジャンプアップに成功した。
後半スタート組のUAEチームエミレーツは、暫定トップのジェイコより19秒遅れの34分18秒というまずまずのタイムでフィニッシュ。直後のグルパマFDJもUAEのタイムは上回りながらもジェイコには届かず、そして優勝候補の大本命であるユンボ・ヴィスマがスタートを切った。
今シーズン既に個人TTで勝利を収めてるヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク)や現TT世界王者のトビアス・フォス(ノルウェー)、元世界王者ローハン・デニス(オーストラリア)とTT巧者を揃えるユンボは予想通りの好走を披露。ジェイコのタイムを4秒更新する33分55秒(平均持続56.963km)でホットシートを奪った。
最終出走のEFエデュケーション・イージーポストも好走を披露したものの、ユンボにあと1秒届かない。この結果ユンボが下馬評通り、ステージ優勝に輝いた。
総合ではマグナス・コルト(デンマーク、EFエデュケーション・イージーポスト)が首位を獲得し、ヴィンゲゴーが5位に浮上。その一方で総合2位のタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ)は10位まで順位を落とした。
ヴィンゲゴーはレース後「たくさんの強い選手たちに囲まれ最高の気分。チームタイムトライアルではその恩恵を最大限に受けることができた。僕らの作戦はできるだけ多くの人数のままフィニッシュラインに達することだった。さほど練習時間の取れないチームタイムトライアルにもかかわらず、素晴らしい走りができた」と勝利を喜んだ。
翌日は今大会最初の山頂フィニッシュ。距離6.8km/平均勾配7%の1級山岳でヴィンゲゴーとポガチャルによる今年最初の登坂バトルが繰り広げられる。
パリ〜ニース2023第3ステージ結果
1位 | ユンボ・ヴィスマ | 33:55 |
2位 | EFエデュケーション・イージーポスト | +0:01 |
3位 | ジェイコ・アルウラー | +0:04 |
4位 | グルパマFDJ | +0:14 |
5位 | UAEチームエミレーツ | +0:23 |
6位 | ボーラ・ハンスグローエ | +0:25 |
7位 | スーダル・クイックステップ | +0:39 |
8位 | トレック・セガフレード | +0:45 |
9位 | バーレーン・ヴィクトリアス | +0:47 |
10位 | イネオス・グレナディアーズ | +0:48 |
個人総合成績
1位 | マグナス・コルト(デンマーク、EFエデュケーション・イージーポスト) | 7:53:41 |
2位 | ナータン・ファンホーイドンク(ベルギー、ユンボ・ヴィスマ) | +0:01 |
3位 | マイケル・マシューズ(オーストラリア、ジェイコ・アルウラー) | +0:03 |
4位 | ヤン・トラトニク(スロベニア、ユンボ・ヴィスマ) | |
5位 | ヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク、ユンボ・ヴィスマ) | |
6位 | サイモン・イェーツ(イギリス、ジェイコ・アルウラー) | +0:07 |
7位 | ニールソン・パウレス(アメリカ、EFエデュケーション・イージーポスト) | +0:08 |
8位 | トビアス・フォス(ノルウェー、ユンボ・ヴィスマ) | |
9位 | ケランド・オブライアン(オーストラリア、ジェイコ・アルウラー) | +0:11 |
10位 | タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ) | +0:14 |
その他の特別賞
ポイント賞 | マッズ・ピーダスン(デンマーク、トレック・セガフレード) |
山岳賞 | ヨナス・グレゴー(デンマーク、ウノエックス・プロサイクリングチーム) |
ヤングライダー賞 | ケランド・オブライアン(オーストラリア、ジェイコ・アルウラー) |
チーム総合成績 | ユンボ・ヴィスマ |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos
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