2022/03/24(木) - 18:14
ブライトンがリリースした上級サイクルコンピューターのRider S500。使い方にフォーカスしてきた記事を連載してきたが、今回はRider 750との比較検討をしてみる。上級モデルはどのように選べば良いのだろうか。
ブライトン Rider S500
ブライトンがサイクルコンピューターRider S500をリリースして以来、シクロワイアードでは最新ハイエンドの使い方にフォーカスした記事を掲載してきた。
魅力ある新機能を使うために様々なことを試してみたが、機能はRider 750で搭載されたもののブラッシュアップバージョンであり、S500と比較して手頃な価格の750も購入する際の候補として十分に選択肢になりうるはずだ。
ブライトン Rider750
比較検討する際にまず着目するのは価格だろう。本体のみの価格はS500が39,380円(税込)、750が32,780円(税込)という設定であり、価格差は大きすぎでもなく、小さくもない。
最新モデルであるS500は新しい機能を搭載しリッチなサイクルコンピューターとなっているが、画面サイズが750と比較して小さくなるなどの変更が行われている。具体的にはS500が2.4インチで、750が2.8インチだ。
パワー関連の表示項目が充実したS500
S500の各種の変更・アップデートは、ブライトンがサポートするプロチームからのフィードバックを受けたものであり、シリアスなサイクリスト向け。ワークアウトやパワーデータの表示項目増加がそれを表しているだろう。
画面サイズについても、レースやトレーニングに励む方に向けた割り切った作りでもある。トレーニングでのターゲットパワーを確認するなど読み取る情報が最低限の場合、画面サイズは小さくても足りるはずだ。
Rider750は目的地までナビゲートしてくれる
重量もわずかながら軽量であり、S500が87gと、750の93g。1gでも軽量にバイクを作り上げたい方や、僅かなアドバンテージも稼ぎたいライダーに適していそうだ。
対して750の画面サイズはナビゲーションシステムを活用した時のマップ情報を読み取りやすさがアドバンテージとなる。曲がり角の指示やPOI、クライムチャレンジなどグラフィカルなデータを読み取るときは大画面の方が良いだろう。
スマホ等で作成したルートをRider750で使えるようにするのが「コース>ルート案内」だ
バッテリーも2つのモデルで若干異なり、S500は最大24時間、750は最大20時間となっている。ランタイムが多いことに越したことはないが、750の稼働時間でも十分なスペックを有している。750はワンデイサイクリングで、ナビゲーション機能をフル活用したいときに活躍してくれるサイクルコンピューターだ。
ブルベをはじめとした超長時間・超ロングライドに挑戦するシリアスなライダーはS500がマッチしていそうだ。モバイルバッテリーなどから給電していても、サイクルコンピューターを使用できる点もアドバンテージとなってくれるだろう。
ブライトン Rider S500に搭載された新機能クライムチャレンジの使い方を振り返る
ブライトンのアクティブアプリとの連携がS500はBluetoothのみ、750ではwi-fiとBluetoothという差異、最大ページ数などの細かい部分での違いはあるが、大部分は先述した説明通りだ。
2モデルで共通する美点は、コントラストが高く日中でも画面上の情報を読み取れる視認性のたかい液晶表示や、スマホの最新機種と遜色のない動作を実現したタッチパネル機能だ。タッチパネルに関しては実機を触ってみて欲しい。
Rider750は音声で目的地検索が行えるようになった
さらに目的地の音声検索など機能もリッチで、使い勝手は非常に高いサイクルコンピューターに仕上げられている。S500からはクライムチャレンジ機能が搭載され、ライドの満足度も向上しているはずだ。
価格の設定が近い2つの上級機種を揃えたブライトン。アスリートとサイクリング派ライダーどちらのニーズにも応えられるラインアップが展開されているため、ぜひチェックしてもらいたい。下記はS500と750のスペック比較だ。
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ブライトンがサイクルコンピューターRider S500をリリースして以来、シクロワイアードでは最新ハイエンドの使い方にフォーカスした記事を掲載してきた。
魅力ある新機能を使うために様々なことを試してみたが、機能はRider 750で搭載されたもののブラッシュアップバージョンであり、S500と比較して手頃な価格の750も購入する際の候補として十分に選択肢になりうるはずだ。

比較検討する際にまず着目するのは価格だろう。本体のみの価格はS500が39,380円(税込)、750が32,780円(税込)という設定であり、価格差は大きすぎでもなく、小さくもない。
最新モデルであるS500は新しい機能を搭載しリッチなサイクルコンピューターとなっているが、画面サイズが750と比較して小さくなるなどの変更が行われている。具体的にはS500が2.4インチで、750が2.8インチだ。
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S500の各種の変更・アップデートは、ブライトンがサポートするプロチームからのフィードバックを受けたものであり、シリアスなサイクリスト向け。ワークアウトやパワーデータの表示項目増加がそれを表しているだろう。
画面サイズについても、レースやトレーニングに励む方に向けた割り切った作りでもある。トレーニングでのターゲットパワーを確認するなど読み取る情報が最低限の場合、画面サイズは小さくても足りるはずだ。
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重量もわずかながら軽量であり、S500が87gと、750の93g。1gでも軽量にバイクを作り上げたい方や、僅かなアドバンテージも稼ぎたいライダーに適していそうだ。
対して750の画面サイズはナビゲーションシステムを活用した時のマップ情報を読み取りやすさがアドバンテージとなる。曲がり角の指示やPOI、クライムチャレンジなどグラフィカルなデータを読み取るときは大画面の方が良いだろう。
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バッテリーも2つのモデルで若干異なり、S500は最大24時間、750は最大20時間となっている。ランタイムが多いことに越したことはないが、750の稼働時間でも十分なスペックを有している。750はワンデイサイクリングで、ナビゲーション機能をフル活用したいときに活躍してくれるサイクルコンピューターだ。
ブルベをはじめとした超長時間・超ロングライドに挑戦するシリアスなライダーはS500がマッチしていそうだ。モバイルバッテリーなどから給電していても、サイクルコンピューターを使用できる点もアドバンテージとなってくれるだろう。
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ブライトンのアクティブアプリとの連携がS500はBluetoothのみ、750ではwi-fiとBluetoothという差異、最大ページ数などの細かい部分での違いはあるが、大部分は先述した説明通りだ。
2モデルで共通する美点は、コントラストが高く日中でも画面上の情報を読み取れる視認性のたかい液晶表示や、スマホの最新機種と遜色のない動作を実現したタッチパネル機能だ。タッチパネルに関しては実機を触ってみて欲しい。
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さらに目的地の音声検索など機能もリッチで、使い勝手は非常に高いサイクルコンピューターに仕上げられている。S500からはクライムチャレンジ機能が搭載され、ライドの満足度も向上しているはずだ。
価格の設定が近い2つの上級機種を揃えたブライトン。アスリートとサイクリング派ライダーどちらのニーズにも応えられるラインアップが展開されているため、ぜひチェックしてもらいたい。下記はS500と750のスペック比較だ。
Rider S500 | Rider750 | |
---|---|---|
本体サイズ(mm) | 84x51x25 | 92.5x49.7x23.8 |
重量 | 87g | 93g |
画面サイズ | 2.4インチ | 2.8インチ |
バッテリー稼働時間 | 最大24時間 | 最大20時間 |
表示データ数 | 130+項目 | 99+項目 |
1ページあたりの表示項目数 | 10 | 12 |
最大ページ数 | 7 | 8 |
グラフィック・ユーザー・インターフェース | ● | ● |
ログ記録(通常時) | 最大300時間+ | 最大300時間 |
センサーとの通信方式 | ANT+ | ANT+ |
GPS性能 | Full GNSS | Full GNSS |
パワーメーター対応 | ANT+ | ANT+ |
記録可能ラップ数 | 130 | 130 |
インターバルトレーニング | ● | ● |
スマートトレーナー対応 | ● | ● |
バーチャルライド | ● | ● |
ルートナビ表示 | (地図表記あり、アプリ接続によるナビ) | (地図表記あり、アプリ接続によるナビ) |
電動変速システム対応 | SHIMANO、SRAM、Campagnolo | SHIMANO、SRAM、Campagnolo |
SHIMANO STEPS対応 | ● | ● |
デバイスでの履歴表示 | ● | ● |
ライブトラッキング | ● | ● |
Bryton Appとの同期方法 | Bluetooth4.0 | Wi-Fi/Bluetooth4.0 |
税込価格 | 39,380円 | 32,780円 |
Rider S500と750の使いこなし記事
Rider S500 | Rider750 | |
---|---|---|
Vol.1 | Rider S500のはじめの一歩 基本操作編 | "自転車プロフィール"と"センサーのオートスキャン" |
Vol.2 | 新機能クライムチャレンジへの第一段階 ナビルートを作ってみよう | Rider750の基本操作と画面表示 |
Vol.3 | 注目機能クライムチャレンジに挑戦 | マップダウンロード&目的地の音声検索 |
Vol.4 | 追加項目多数のデータフィールドを編集 | コース機能:ルート案内やワークアウト |
Vol.5 | 表示項目が増加したワークアウト機能 | "センサーペアリング"と"デイ/ナイトモード" |
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