サイクルコンピューターやパワーメーターを手がけるスマートデバイスブランドのマージーン。今春はミドルグレード・サイクルコンピューター”C506”と”C506SE”の発売を開始した。今回はこの2つのモデルをピックアップしよう。

マージーン C506、C506SE
ありとあらゆるブランドが参入し、選択肢が大幅に広いGPS搭載サイクルコンピューター。新進気鋭スマートデバイスブランドのマージーンもサイコンの開発に力を入れており、今年は”C506”と”C506SEの2モデルを発表した。この2種類は昨年リリースされたC606に次ぐミドルグレードだ。
C506とC506SEは2.4インチカラータッチスクリーン搭載のGPSバイクコンピューターで、両モデルの基本機能は共通。ボディサイズは78 x 48 x 17.5mmで同じだが、重量はC506が76gで、C506SEが74gと僅かに差がある程度。フラッグシップのC606よりもコンパクトで軽量であることが特徴だ。

鮮明なディスプレイ表示で内容が読み取りやすい

マウントとストラップなどが付属する
どちらも2.4インチのフルラミネート加工が施されたカラー画面を搭載しており、非常にクリアかつ鮮明にグラフィックが描写されている。C606よりも小型画面だが、綺麗な画面表示のおかげで数字などが読み取りやすく、ストレスなく情報が頭に入ってくるような感覚があった。
画面は日光を反射するため、時折表示が読みにくくなってしまうこともあるが、自動明るさ調節機能によって適切な明るさが保たれる。特に日差しが強い時でも表示内容は読みやすいのはありがたい限り。

2モデルはボディの形状は共通している 
3ボタンによって簡単な操作が行える

充電はUSB Type-Cで行う 
本体を90度回転して固定するマウントを採用する
主な違いは操作方法にあり、C506がタッチスクリーン+3つの補助ボタンによる操作を採用する一方、C506SEはボタン操作のみ。C506は全面ブラックで、C506SEだけホワイトのアクセントがボディ外周部にあしらわれているのは小さな差だ。
C506のタッチスクリーンの操作は非常にサクサク。スマートフォンと同じような感覚でページを移動できるのは非常にストレスフリーだ。直感的に操作することができるため、ボタンの役割などを覚えなくていいのはありがたい。

マージーン C506
対してC506SEのボタン操作は3つを駆使するだけなので、使っているうちに手に馴染んでくれる。特にボタンが3つと少なめで、決定(右下)、戻る(左上)、項目移動(左下)という構成のため、使い始めた最初のライドで慣れてくるはずだ。
初めて使う場合は同梱されるQRコードからグロータックのWEBにアクセスしてマニュアルを読もう。その後、デバイスの初回起動時は同時にOnelapFitアプリをスマホに入れて、デバイスとペアリングをすることで、各モデルの魅力を引き出すことができる。そしてC506は地図ナビゲーションが行えるため、最初のペアリング時にマップのダウンロードは必須だ。
C506/C506SEはAirohaチップセットを搭載。300日以上にわたる厳密なキャリブレーションを経ており、測位精度と測位までのスピードを向上。さらにAGNSSのサポートにより諸条件をクリアすると最短5秒で位置情報を取得することが可能だという。実際にはもう少し取得時間は必要だが、サイコンの電源を入れて身支度を整えている間には取得が完了している。

C506のナビはマップ表示でわかりやすく教えてくれる
ナビゲーションシステムはC506が地図を使ったフルのナビで、C506SEは走行ルートのライン&曲がり角の通知というシンプルな構成という大きな違いがある。C506のフルナビゲーションは言うまでもなく、何個先の曲がり角を曲がるかもわかるし、この先どのような道を通るのかも予測できる至れり尽くせりの内容だ。画面表示の鮮やかさも相まって非常に情報を得やすくなっている。
またナビのルート上から外れるとその通知とルートの再計算が始まる。ルート再計算は新しい機能であり、ナビでは非常に重要な機能だ。これが搭載されていることで、ルートを外れても目的地にスムーズに辿り着くことが可能となっている。
実際に再計算されるルートは、あらかじめ設定されたルート上に戻るためという印象が強め。そのため大きく外れない限りは大胆なルートチェンジは行われないという印象だ。ルートに戻る新たな道順より、全く新しい道の方が良いルートになる場合に後者を選んでくれる。

C506SEのナビはルートのラインとポップアップで案内してくれる
対してC506SEのナビゲーションは地図が表示されないため、ルートを作成する時に地図を読んでおいて通過/曲がる大通りなどを把握しておくと丁度よさそう。情報がシンプルであるおかげで、「曲がり角まで○m」のような通知に素直に従いやすさを感じられた。スマホアプリと連携中はルートの再計算も可能だ。
ナビで利用するデータはスマホアプリOnelap fitを介してインポートを行う。アプリに自分で作成したルートデータを保存するか、gpxデータをアップロードするかのどちらかで準備が行える。
他にもC506/C506SEのデータフィールドには14カテゴリ108種類の項目を表示することができる。慣れ親しんだ数字ベースの表示はもちろん、タコメーターのようなグラッフィックでの表示まで行ってくれるため、ユーザーが瞬時に把握しやすい方法で表示をカスタマイズが行える。

記載内容がわかりやすい表示項目

ルートを逸れるとポップアップで案内してくれる 
スマホからの通知も受け取れる
特にタコメーターや棒グラフによる表示はカラーでの表現も相まって、サイコンにパッと目を落としただけでも把握できるため、非常に有用と感じる。サイコンを見る時間も減らせるので、前方への集中を切らさないのも好印象だ。
ラインタイムはどちらもデイリーモードで17時間、ロングバッテリーモードで24時間。週末のサイクリングでは十分にカバーできるため、思う存分に機能を使うことができそうだ。
価格はC506SEが19,800円(税込)で、C506が14,740円(税込)。C506SEは万全なナビを利用したい方にとっては非常にコストパフォーマンスに優れており、C506はログを残したいというシンプルなニーズにフィットするデバイスとなっている。
マージーン C506
サイズ:78 x 48 x 17.5 mm
重量:76g
画面:2.4インチカラータッチスクリーン
タッチパネル:あり
ナビ機能:地図ナビゲーション
バッテリー:デイリーモード17時間 / ロングバッテリーモード24時間
充電時間:3時間
内部ストレージ:4GB
通信規格:Bluetooth, ANT+
充電ポート:USB Type-C
防水レベル:IPX7
動作温度:-10℃〜50℃
保証期間:アクティベートから1年間
価格:19,800円(税込)
マージーン C506SE
サイズ:78 x 48 x 17.5 mm
重量:74g
画面:2.4インチカラースクリーン
タッチパネル:なし
ナビ機能:ルートナビゲーション
バッテリー:デイリーモード17時間 / ロングバッテリーモード24時間
充電時間:3時間
内部ストレージ:4GB
通信規格:Bluetooth, ANT+
充電ポート:USB Type-C
防水レベル:IPX7
動作温度:-10℃〜50℃
保証期間:アクティベートから1年間
価格:14,740円(税込)

ありとあらゆるブランドが参入し、選択肢が大幅に広いGPS搭載サイクルコンピューター。新進気鋭スマートデバイスブランドのマージーンもサイコンの開発に力を入れており、今年は”C506”と”C506SEの2モデルを発表した。この2種類は昨年リリースされたC606に次ぐミドルグレードだ。
C506とC506SEは2.4インチカラータッチスクリーン搭載のGPSバイクコンピューターで、両モデルの基本機能は共通。ボディサイズは78 x 48 x 17.5mmで同じだが、重量はC506が76gで、C506SEが74gと僅かに差がある程度。フラッグシップのC606よりもコンパクトで軽量であることが特徴だ。


どちらも2.4インチのフルラミネート加工が施されたカラー画面を搭載しており、非常にクリアかつ鮮明にグラフィックが描写されている。C606よりも小型画面だが、綺麗な画面表示のおかげで数字などが読み取りやすく、ストレスなく情報が頭に入ってくるような感覚があった。
画面は日光を反射するため、時折表示が読みにくくなってしまうこともあるが、自動明るさ調節機能によって適切な明るさが保たれる。特に日差しが強い時でも表示内容は読みやすいのはありがたい限り。




主な違いは操作方法にあり、C506がタッチスクリーン+3つの補助ボタンによる操作を採用する一方、C506SEはボタン操作のみ。C506は全面ブラックで、C506SEだけホワイトのアクセントがボディ外周部にあしらわれているのは小さな差だ。
C506のタッチスクリーンの操作は非常にサクサク。スマートフォンと同じような感覚でページを移動できるのは非常にストレスフリーだ。直感的に操作することができるため、ボタンの役割などを覚えなくていいのはありがたい。

対してC506SEのボタン操作は3つを駆使するだけなので、使っているうちに手に馴染んでくれる。特にボタンが3つと少なめで、決定(右下)、戻る(左上)、項目移動(左下)という構成のため、使い始めた最初のライドで慣れてくるはずだ。
初めて使う場合は同梱されるQRコードからグロータックのWEBにアクセスしてマニュアルを読もう。その後、デバイスの初回起動時は同時にOnelapFitアプリをスマホに入れて、デバイスとペアリングをすることで、各モデルの魅力を引き出すことができる。そしてC506は地図ナビゲーションが行えるため、最初のペアリング時にマップのダウンロードは必須だ。
C506/C506SEはAirohaチップセットを搭載。300日以上にわたる厳密なキャリブレーションを経ており、測位精度と測位までのスピードを向上。さらにAGNSSのサポートにより諸条件をクリアすると最短5秒で位置情報を取得することが可能だという。実際にはもう少し取得時間は必要だが、サイコンの電源を入れて身支度を整えている間には取得が完了している。

ナビゲーションシステムはC506が地図を使ったフルのナビで、C506SEは走行ルートのライン&曲がり角の通知というシンプルな構成という大きな違いがある。C506のフルナビゲーションは言うまでもなく、何個先の曲がり角を曲がるかもわかるし、この先どのような道を通るのかも予測できる至れり尽くせりの内容だ。画面表示の鮮やかさも相まって非常に情報を得やすくなっている。
またナビのルート上から外れるとその通知とルートの再計算が始まる。ルート再計算は新しい機能であり、ナビでは非常に重要な機能だ。これが搭載されていることで、ルートを外れても目的地にスムーズに辿り着くことが可能となっている。
実際に再計算されるルートは、あらかじめ設定されたルート上に戻るためという印象が強め。そのため大きく外れない限りは大胆なルートチェンジは行われないという印象だ。ルートに戻る新たな道順より、全く新しい道の方が良いルートになる場合に後者を選んでくれる。

対してC506SEのナビゲーションは地図が表示されないため、ルートを作成する時に地図を読んでおいて通過/曲がる大通りなどを把握しておくと丁度よさそう。情報がシンプルであるおかげで、「曲がり角まで○m」のような通知に素直に従いやすさを感じられた。スマホアプリと連携中はルートの再計算も可能だ。
ナビで利用するデータはスマホアプリOnelap fitを介してインポートを行う。アプリに自分で作成したルートデータを保存するか、gpxデータをアップロードするかのどちらかで準備が行える。
他にもC506/C506SEのデータフィールドには14カテゴリ108種類の項目を表示することができる。慣れ親しんだ数字ベースの表示はもちろん、タコメーターのようなグラッフィックでの表示まで行ってくれるため、ユーザーが瞬時に把握しやすい方法で表示をカスタマイズが行える。



特にタコメーターや棒グラフによる表示はカラーでの表現も相まって、サイコンにパッと目を落としただけでも把握できるため、非常に有用と感じる。サイコンを見る時間も減らせるので、前方への集中を切らさないのも好印象だ。
ラインタイムはどちらもデイリーモードで17時間、ロングバッテリーモードで24時間。週末のサイクリングでは十分にカバーできるため、思う存分に機能を使うことができそうだ。
価格はC506SEが19,800円(税込)で、C506が14,740円(税込)。C506SEは万全なナビを利用したい方にとっては非常にコストパフォーマンスに優れており、C506はログを残したいというシンプルなニーズにフィットするデバイスとなっている。
マージーン C506
サイズ:78 x 48 x 17.5 mm
重量:76g
画面:2.4インチカラータッチスクリーン
タッチパネル:あり
ナビ機能:地図ナビゲーション
バッテリー:デイリーモード17時間 / ロングバッテリーモード24時間
充電時間:3時間
内部ストレージ:4GB
通信規格:Bluetooth, ANT+
充電ポート:USB Type-C
防水レベル:IPX7
動作温度:-10℃〜50℃
保証期間:アクティベートから1年間
価格:19,800円(税込)
マージーン C506SE
サイズ:78 x 48 x 17.5 mm
重量:74g
画面:2.4インチカラースクリーン
タッチパネル:なし
ナビ機能:ルートナビゲーション
バッテリー:デイリーモード17時間 / ロングバッテリーモード24時間
充電時間:3時間
内部ストレージ:4GB
通信規格:Bluetooth, ANT+
充電ポート:USB Type-C
防水レベル:IPX7
動作温度:-10℃〜50℃
保証期間:アクティベートから1年間
価格:14,740円(税込)
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