2021/12/03(金) - 10:11
ワイ・インターナショナルが毎年開催している試乗会にシクロワイアード編集部員もお邪魔した。48社・82ブランドが出展した一大試乗会に登場した新製品をチェック。Vol.4はキャノンデール、マックオフ、ダボス、カレラをピックアップしよう。
キャノンデール:EFの駆るオールラウンドバイク SUPERSIX EVO
アメリカンブランドの中でも独創的なバイクづくりで評価されているキャノンデール。ワイズロードでもブランドストアを有する渋谷店を始めとして、多くの店舗においてメインブランドとして扱われている重要な存在だ。
レーシングバイクからシティバイクまで、様々なカテゴリーのバイクを有するキャノンデールのラインアップだが、今回の試乗会では特に人気の高いオールラウンド系バイクのSUPERSIX EVO、そして定評あるアルミバイクのCAAD13が用意されていた。
SUPERSIX EVOは、先日引退を発表した別府史之や、中根英人ら、日本人選手らも加入しているワールドチームのEFエデュケーションファーストのメインバイク。超軽量バイクの代名詞として、長年高い支持を集めてきたシリーズだが、最新モデルではエアロダイナミクスを取り入れることで、あらゆるシーンに対応するオールラウンドレーサーに。
試乗車としては、EFの使用するハイモッド仕様の他に2022年のニューカラーを纏ったノーマルモッドモデルが登場。EFカラーのアバンギャルドなイメージが先行しがちなキャノンデールだが、今回の新カラーはホワイトをベースとしてシンプルなカラーリングで、どんなコーディネートとともマッチしそうな一台だ。
ダイアテック:洗浄系ケミカルが充実するマックオフ
ダイアテックが展示のメインに据えていたのは、イギリスのケミカルブランドのマックオフだ。イネオス・グレナディアーズとEFエデュケーション・NIPPOをサポートしており、LUDICROUS AFというハイスペックオイルで数々の勝利を手にしてきたブランドだ。LUDICROUS AFはリリースされたばかりだが、販売店からの注目も高かったそうだ。
ブースで目に止まったのは、ブラシと一体となったシリコングローブSCRUBBER GLOVESだ。グローブを装着した状態で、フレームやパーツをこするだけで汚れを落とせる優れもの。ブラシなどでは届きにくい部分も直感的にブラッシングできることが特徴だ。
またグローブやスポンジなどそれぞれの道具を用意しなくて良く、洗浄の手間や準備や片づけの手間を一つ減らせそう。グローブ自体は230℃のお湯まで耐えられるため、温かいお湯で洗車することも可能。
他にもABUSのロックやレザインのライトなど定番の製品も並べられた。レザインのライトは分解品が展示されており、製品の特徴の把握に役立てられるようになっていた。
ポディウム:フランス、イタリアのハイエンドバイクたちの競演 FSAのコンポーネントも
タイムやチネリ、カレラといったヨーロッパの一流ブランドを取り扱うポディウム。今回の試乗会においても、その3ブランドの試乗車を幅広く取り揃えていた。中でもやはり注目はフレンチブランドのタイム。サイクリスト憧れの高級ブランドでもあるタイムのカーボンバイクがテストできるとあって、多くのスタッフが試乗していた。
一方、イタリアンブランドであるカレラとチネリも注目作を取りそろえた。レーシングブランドとして名高いカレラは、今年モデルチェンジしたPhibra Disc、そしてSL1を中心にテストバイクを用意。カレラを象徴するPhibraの独創的なデザインは、写真ではなく実物で見てこそ。唯一無二の造形が放つオーラに多くの人が足を止めた。
また、カレラは新作のグラベルバイクも展示。カイダーニャと名付けられたニューバイクは、ダークオリーブにペイントされたいかにもグラベルバイクな一台。大きなタイヤクリアランスと振動吸収性に優れていそうな薄手のシートステーなど、不整地を走るための工夫が見て取れる一台だ。
チネリからは、カーボンレーサーのPRESSUREやモダンスチールディスクバイクのNEMO TIGなどを出展。アバンギャルドなデザインのPRESSUREの試乗車には、ドイツのフルカーボンホイールブランドであるバイクアヘッドのBITURBO ROADが取り付けられていたのも注目を集めていた。
フカヤ:ダボスのD-309を中心としたツーリングバイク
「この自転車いいんだよー」と言いながらワイズロードスタッフが試乗を行っていたのはダボスのD-309。ロードレーサーではなくネオスポルティーフというコンセプトで作られた自転車であり、舗装路でのスポーツ走行を楽しみつつ、時にはグラベルに、はたまた荷物を積んだツーリングに出かけられる多目的な部分が魅力な一台だ。
今あるカテゴリーに当てはめようとするならば"オールロード"だろうか。舗装路で最高のパフォーマンスを出すだけではなく、ライダー自身のアイデア次第で様々な用途で活躍させられる自転車だ。これからスポーツバイクを始める方や、肩の力を抜いて走りたい方にはぴったりだろう。
何よりも魅力なのはカーボンバイクで、カーボン製のシートピラーとステムが付属して18万円(税込)という価格。一般的なディスクブレーキロードの規格のため、手持ちのパーツがあれば使い回して組み上げることができる。アルミバイクからカーボンバイクに乗り換えたいという方にも勧められそうだ。
エクスプローバ:自動負荷調整機能が搭載されていないスマートローラーが登場
手頃な価格のスマートトレーナーNOZAシリーズでお馴染みのエクスプローバは、新型のホームトレーナーを今回の試乗会に持ち込んだ。NOZA ONEと名付けられた新型は、一見すると人気モデルのNOZA Sとほぼ同じで見分けがつかない。
何が異なる仕様なのかと言うと、スマートトレーナーの自動負荷調整機能が外されたとのことだ。ワイズロード東大和のスタッフである大元さん曰く、室内で単純にペダルを漕ぎたいだけというニーズが店舗に届くそう。ズイフトを楽しんでいるけど、坂道の斜度がしんどいという声もあるとのこと。
実際はバーチャルサイクリング内の負荷再現具合は調整することは可能だが、その設定画面を探し出す必要はある。その設定をせずにハードウェアで解決しようというのがNOZA ONEだろう。パワー計測機能とデバイスとの接続機能が備えられているため、もちろんズイフトなども楽しめる。
価格は比較的安価に設定される予定とのこと。リッチな機能はなくても、ダイレクトドライブ式の静かさというメリットもあり、気軽にバーチャルサイクリングを楽しんでみたいという方にはぴったりだろう。
キャノンデール:EFの駆るオールラウンドバイク SUPERSIX EVO
アメリカンブランドの中でも独創的なバイクづくりで評価されているキャノンデール。ワイズロードでもブランドストアを有する渋谷店を始めとして、多くの店舗においてメインブランドとして扱われている重要な存在だ。
レーシングバイクからシティバイクまで、様々なカテゴリーのバイクを有するキャノンデールのラインアップだが、今回の試乗会では特に人気の高いオールラウンド系バイクのSUPERSIX EVO、そして定評あるアルミバイクのCAAD13が用意されていた。
SUPERSIX EVOは、先日引退を発表した別府史之や、中根英人ら、日本人選手らも加入しているワールドチームのEFエデュケーションファーストのメインバイク。超軽量バイクの代名詞として、長年高い支持を集めてきたシリーズだが、最新モデルではエアロダイナミクスを取り入れることで、あらゆるシーンに対応するオールラウンドレーサーに。
試乗車としては、EFの使用するハイモッド仕様の他に2022年のニューカラーを纏ったノーマルモッドモデルが登場。EFカラーのアバンギャルドなイメージが先行しがちなキャノンデールだが、今回の新カラーはホワイトをベースとしてシンプルなカラーリングで、どんなコーディネートとともマッチしそうな一台だ。
ダイアテック:洗浄系ケミカルが充実するマックオフ
ダイアテックが展示のメインに据えていたのは、イギリスのケミカルブランドのマックオフだ。イネオス・グレナディアーズとEFエデュケーション・NIPPOをサポートしており、LUDICROUS AFというハイスペックオイルで数々の勝利を手にしてきたブランドだ。LUDICROUS AFはリリースされたばかりだが、販売店からの注目も高かったそうだ。
ブースで目に止まったのは、ブラシと一体となったシリコングローブSCRUBBER GLOVESだ。グローブを装着した状態で、フレームやパーツをこするだけで汚れを落とせる優れもの。ブラシなどでは届きにくい部分も直感的にブラッシングできることが特徴だ。
またグローブやスポンジなどそれぞれの道具を用意しなくて良く、洗浄の手間や準備や片づけの手間を一つ減らせそう。グローブ自体は230℃のお湯まで耐えられるため、温かいお湯で洗車することも可能。
他にもABUSのロックやレザインのライトなど定番の製品も並べられた。レザインのライトは分解品が展示されており、製品の特徴の把握に役立てられるようになっていた。
ポディウム:フランス、イタリアのハイエンドバイクたちの競演 FSAのコンポーネントも
タイムやチネリ、カレラといったヨーロッパの一流ブランドを取り扱うポディウム。今回の試乗会においても、その3ブランドの試乗車を幅広く取り揃えていた。中でもやはり注目はフレンチブランドのタイム。サイクリスト憧れの高級ブランドでもあるタイムのカーボンバイクがテストできるとあって、多くのスタッフが試乗していた。
一方、イタリアンブランドであるカレラとチネリも注目作を取りそろえた。レーシングブランドとして名高いカレラは、今年モデルチェンジしたPhibra Disc、そしてSL1を中心にテストバイクを用意。カレラを象徴するPhibraの独創的なデザインは、写真ではなく実物で見てこそ。唯一無二の造形が放つオーラに多くの人が足を止めた。
また、カレラは新作のグラベルバイクも展示。カイダーニャと名付けられたニューバイクは、ダークオリーブにペイントされたいかにもグラベルバイクな一台。大きなタイヤクリアランスと振動吸収性に優れていそうな薄手のシートステーなど、不整地を走るための工夫が見て取れる一台だ。
チネリからは、カーボンレーサーのPRESSUREやモダンスチールディスクバイクのNEMO TIGなどを出展。アバンギャルドなデザインのPRESSUREの試乗車には、ドイツのフルカーボンホイールブランドであるバイクアヘッドのBITURBO ROADが取り付けられていたのも注目を集めていた。
フカヤ:ダボスのD-309を中心としたツーリングバイク
「この自転車いいんだよー」と言いながらワイズロードスタッフが試乗を行っていたのはダボスのD-309。ロードレーサーではなくネオスポルティーフというコンセプトで作られた自転車であり、舗装路でのスポーツ走行を楽しみつつ、時にはグラベルに、はたまた荷物を積んだツーリングに出かけられる多目的な部分が魅力な一台だ。
今あるカテゴリーに当てはめようとするならば"オールロード"だろうか。舗装路で最高のパフォーマンスを出すだけではなく、ライダー自身のアイデア次第で様々な用途で活躍させられる自転車だ。これからスポーツバイクを始める方や、肩の力を抜いて走りたい方にはぴったりだろう。
何よりも魅力なのはカーボンバイクで、カーボン製のシートピラーとステムが付属して18万円(税込)という価格。一般的なディスクブレーキロードの規格のため、手持ちのパーツがあれば使い回して組み上げることができる。アルミバイクからカーボンバイクに乗り換えたいという方にも勧められそうだ。
エクスプローバ:自動負荷調整機能が搭載されていないスマートローラーが登場
手頃な価格のスマートトレーナーNOZAシリーズでお馴染みのエクスプローバは、新型のホームトレーナーを今回の試乗会に持ち込んだ。NOZA ONEと名付けられた新型は、一見すると人気モデルのNOZA Sとほぼ同じで見分けがつかない。
何が異なる仕様なのかと言うと、スマートトレーナーの自動負荷調整機能が外されたとのことだ。ワイズロード東大和のスタッフである大元さん曰く、室内で単純にペダルを漕ぎたいだけというニーズが店舗に届くそう。ズイフトを楽しんでいるけど、坂道の斜度がしんどいという声もあるとのこと。
実際はバーチャルサイクリング内の負荷再現具合は調整することは可能だが、その設定画面を探し出す必要はある。その設定をせずにハードウェアで解決しようというのがNOZA ONEだろう。パワー計測機能とデバイスとの接続機能が備えられているため、もちろんズイフトなども楽しめる。
価格は比較的安価に設定される予定とのこと。リッチな機能はなくても、ダイレクトドライブ式の静かさというメリットもあり、気軽にバーチャルサイクリングを楽しんでみたいという方にはぴったりだろう。
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