ジロがロードシューズの新モデル"CADET"を発表。ハイエンドモデルと同様のアッパー素材やBOAダイヤルが採用されるなど、ミドルグレードでありながら高いスペックを備えたロードシューズを紹介しよう。また、3つ穴と2つ穴のビンディングシステムどちらにも対応していることが特徴だ。



ジロ CADET(ホワイト)ジロ CADET(ホワイト) (c)ダイアテック
ヘルメットやシューズなど、ライダーが身につけるエキップメントを用意するジロは、UCIワールドチームのグルパマFDJやバイクエクスチェンジ、トタルエネルジーをサポートし、グランツールの舞台で戦い続けるブランドだ。その世界最高峰の舞台で戦うプロ選手のフィードバックを基に高性能なプロダクツを生み出し続けている。

シューズにおいては靴紐式のEMPIREや、スニーカルックのSPDシューズなど特徴的なモデルを揃えつつ、レーシングシューズも展開する幅広いラインアップが魅力となっている。そのシューズラインアップにSPD-SL(3つ穴)、SPD(2つ穴)のビンディングシステムに両対応するロードシューズ"CADET"が加えられた。

アッパーは縫い目のないワンピース構造を採用し、フィット感に優れるアッパーは縫い目のないワンピース構造を採用し、フィット感に優れる (c)ダイアテック
1mmごとに締め込めるBOA L6が搭載される1mmごとに締め込めるBOA L6が搭載される (c)ダイアテックワイヤーを柔らかく包み込む構造「ソフトレースガイド」を採用ワイヤーを柔らかく包み込む構造「ソフトレースガイド」を採用 (c)ダイアテック

CADETはフラッグシップモデルのIMPERIALやEMPIRE SLXに採用される"SYNCHWIRE"メッシュアッパーを採用。軽量で薄くしなやかな、縫い目のないワンピース構造のアッパーにパンチング加工が施され、通気性とフィット性を向上させることで、走行中のストレスを軽減してくれることが特徴だ。

クロージャーシステムは1mmごとのマイクロアジャストが可能なBOA L6ダイヤルを採用。つま先部分のベルクロストラップと併用されているため、走りながらフィッテイングの微調整も容易である。ダイヤル部分を持ち上げることで瞬時にリリースが可能でシューズを素早く脱ぐことができるのもBOAシステムの魅力だ。

SPD対応のカーボンアウトソールSPD対応のカーボンアウトソール (c)ダイアテック
BOAのレースを通すガイドはジロ独自の「ソフトレースガイド」という生地のループが採用されている。一般的にはプラスチックパーツが用いられる部分だが、しなやかな生地を使うことで、レースを締め込んだ時にガイドが足に食い込んで、ストレスとなることを防いでいる。SYNCHWIREアッパーと組み合わせることで足を包み込むようなフィット感を実現しているという。

アウトソールはジロが独自開発した、カーボンで補強されたグラスファイバー素材。剛性を程よく調整することで、足に掛かる負担を低減してくれるという。最大の特徴はシマノのSPD-SLやルックのクリートに対応している3ボルトのビンディングシステム以外に、2ボルトSPDクリートにも対応すること。慣れたビンディングシステムをそのまま使い続けることができるため、数多くのサイクリストの選択肢に入るはずだ。サイクリングやレースまで様々な用途に使用できるロードシューズだろう。

ジロ CADET(ブラック)ジロ CADET(ブラック) (c)ダイアテック
アウトソールの前後には大型のラバーパッドを搭載しているため、滑りにくく歩きやすさを確保してくれるほか、ソール破損などからシューズを守ってくれる。休憩でカフェや道の駅などに立ち寄りやすく、サイクリングにも適しているだろう。

サイズは39~45が用意され、カラーはホワイトとブラックの2カラーで展開される。価格は23,980円(税込)で、取り扱いはダイアテックだ。

サイクリングからレースまで使用できるロードシューズサイクリングからレースまで使用できるロードシューズ (c)ダイアテック


ジロ CADET
カラー:ホワイト、ブラック
サイズ:39~45 (ハーフサイズなし)
重量:265g (サイズ 42 片足)
アッパー:Synchwireアッパー
クロージャーシステム:BOA L6 DIAL
リフレクティブ ヒールタブ
アウトソール:Carbon Fiber Reinforced Plate アウトソール
対応クリート:2-bolt/ SPD or 3-bolt/ LOOK
価格:23,980円(税込)

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