南フランスを舞台にした3日間のツール・ド・ラ・プロヴァンスは、初日にアルノー・テンドン(スイス、ヴァンリーゼル・ルーベ)が逃げ切り勝利。山頂フィニッシュの2日目はマシュー・リッチテッロ(アメリカ、デカトロンCMA CGM)がカルロス・ロドリゲス(スペイン、イネオス・グレナディアーズ)との一騎打ちを制した。

イネオス・グレナディアーズが先導したプロトン photo:Le Tour de La Provence
春のクラシックを前に、冬に積んだトレーニングの成果を確かめる季節がやってきた。2月13日に開幕したツール・ド・ラ・プロヴァンス(UCI2.1)も、シーズン開幕戦として参戦する選手の多いステージレース。なぜなら全3日間がパンチャーやクライマー、スプリンターそれぞれに有利なレイアウトが用意されているからだ。
雨の初日は逃げ切り決着
1クラスのレースながら5つのワールドチームが出場した大会の初日は、南フランスのプロヴァンス・アルプ・コート・ダジュールの丘陵地帯を巡る163km。序盤に形成された5名の集団にワールドチームの選手はいなかったため、メイン集団はワールドチームを中心に追いかけた。しかしレース中盤から雨が降り始めたことにより、逃げに有利な展開となった。
残り20kmで40秒のリードを得た逃げは3名に減り、残り15km地点でマッティア・バイス(イタリア、ポルティ・ヴィジットマルタ)とアルノー・テンドン(スイス、ヴァンリーゼル・ルーベ)の2名に絞られる。視界の悪いほどの雨のなか、集団の気配を背後に感じながら2名は懸命にローテーションを回し、テンドンがバイスとのスプリントを制した。

迫るプロトンを退け、金星を挙げたアルノー・テンドン(スイス、ヴァンリーゼル・ルーベ) photo:Le Tour de La Provence
デカトロンCMA CGMが使用するフランスのバイクブランド、ヴァンリーゼルを冠したフランスのコンチネンタルチームに所属するテンドンは、スイス出身の23歳。チューダープロサイクリングの育成チームから昇格を逃しながらも、ワールドチームも出場するレースでプロ初勝利を飾った。
雪のリュール山頂決戦
劇的な逃げ切りが決まった翌日の第2ステージは、総合優勝の行方を左右する山頂フィニッシュだ。最終山岳であるスタシオン・ド・リュールはパリ〜ニースなどでも使用される山岳で、平均勾配6%ながらも登坂距離13kmとタフな登り。6名が逃げたものの、路肩に雪が積もる最終山岳に入るとイネオス・グレナディアーズが主導するプロトンに捉えられた。

カルロス・ロドリゲス(スペイン、イネオス・グレナディアーズ)に食らいつくマシュー・リッチテッロ(アメリカ、デカトロンCMA CGM) photo:Le Tour de La Provence
30名ほどの集団は相変わらずイネオスがペースを作り、ライバルたちにプレッシャーを与えていく。ブランドン・リベラ(コロンビア、イネオス・グレナディアーズ)が先頭で残り4km地点を通過し、エースのカルロス・ロドリゲス(スペイン)がアタック。昨年のツール・ド・フランスでの落車による骨盤骨折から復帰したロドリゲスに、唯一マシュー・リッチテッロ(アメリカ、デカトロンCMA CGM)が食らいついた。
先頭ではロドリゲスとリッチテッロが先頭交代をしながら頂上を目指し、後続ではリベラとオレリアン・パレパントル(フランス、デカトロンCMA CGM)が互いの様子を伺うように追う展開。残り1kmを切ってリベラらは先頭の姿を捉えたものの、勝負は2名に絞られ、先に仕掛けたリッチテッロが先頭でフィニッシュに飛び込んだ。

山頂フィニッシュを制したマシュー・リッチテッロ(アメリカ、デカトロンCMA CGM) photo:Le Tour de La Provence

春のクラシックを前に、冬に積んだトレーニングの成果を確かめる季節がやってきた。2月13日に開幕したツール・ド・ラ・プロヴァンス(UCI2.1)も、シーズン開幕戦として参戦する選手の多いステージレース。なぜなら全3日間がパンチャーやクライマー、スプリンターそれぞれに有利なレイアウトが用意されているからだ。
雨の初日は逃げ切り決着
1クラスのレースながら5つのワールドチームが出場した大会の初日は、南フランスのプロヴァンス・アルプ・コート・ダジュールの丘陵地帯を巡る163km。序盤に形成された5名の集団にワールドチームの選手はいなかったため、メイン集団はワールドチームを中心に追いかけた。しかしレース中盤から雨が降り始めたことにより、逃げに有利な展開となった。
残り20kmで40秒のリードを得た逃げは3名に減り、残り15km地点でマッティア・バイス(イタリア、ポルティ・ヴィジットマルタ)とアルノー・テンドン(スイス、ヴァンリーゼル・ルーベ)の2名に絞られる。視界の悪いほどの雨のなか、集団の気配を背後に感じながら2名は懸命にローテーションを回し、テンドンがバイスとのスプリントを制した。

デカトロンCMA CGMが使用するフランスのバイクブランド、ヴァンリーゼルを冠したフランスのコンチネンタルチームに所属するテンドンは、スイス出身の23歳。チューダープロサイクリングの育成チームから昇格を逃しながらも、ワールドチームも出場するレースでプロ初勝利を飾った。
雪のリュール山頂決戦
劇的な逃げ切りが決まった翌日の第2ステージは、総合優勝の行方を左右する山頂フィニッシュだ。最終山岳であるスタシオン・ド・リュールはパリ〜ニースなどでも使用される山岳で、平均勾配6%ながらも登坂距離13kmとタフな登り。6名が逃げたものの、路肩に雪が積もる最終山岳に入るとイネオス・グレナディアーズが主導するプロトンに捉えられた。

30名ほどの集団は相変わらずイネオスがペースを作り、ライバルたちにプレッシャーを与えていく。ブランドン・リベラ(コロンビア、イネオス・グレナディアーズ)が先頭で残り4km地点を通過し、エースのカルロス・ロドリゲス(スペイン)がアタック。昨年のツール・ド・フランスでの落車による骨盤骨折から復帰したロドリゲスに、唯一マシュー・リッチテッロ(アメリカ、デカトロンCMA CGM)が食らいついた。
先頭ではロドリゲスとリッチテッロが先頭交代をしながら頂上を目指し、後続ではリベラとオレリアン・パレパントル(フランス、デカトロンCMA CGM)が互いの様子を伺うように追う展開。残り1kmを切ってリベラらは先頭の姿を捉えたものの、勝負は2名に絞られ、先に仕掛けたリッチテッロが先頭でフィニッシュに飛び込んだ。

ツール・ド・ラ・プロヴァンス2026第1ステージ結果
| 1位 | アルノー・テンドン(スイス、ヴァンリーゼル・ルーベ) | 4:01:53 |
| 2位 | マッティア・バイス(イタリア、ポルティ・ヴィジットマルタ) | |
| 3位 | ルーク・ランパーティ(アメリカ、EFエデュケーション・イージーポスト) | +0:02 |
ツール・ド・ラ・プロヴァンス2026第2ステージ結果
| 1位 | マシュー・リッチテッロ(アメリカ、デカトロンCMA CGM) | 4:28:29 |
| 2位 | カルロス・ロドリゲス(スペイン、イネオス・グレナディアーズ) | |
| 3位 | ブランドン・リベラ(コロンビア、イネオス・グレナディアーズ) | +0:14 |
個人総合成績
| 1位 | マシュー・リッチテッロ(アメリカ、デカトロンCMA CGM) | 8:30:14 |
| 2位 | カルロス・ロドリゲス(スペイン、イネオス・グレナディアーズ) | +0:04 |
| 3位 | ブランドン・リベラ(コロンビア、イネオス・グレナディアーズ) | +0:20 |
その他の特別賞
| ポイント賞 | アルノー・テンドン(スイス、ヴァンリーゼル・ルーベ) |
| 山岳賞 | マシュー・リッチテッロ(アメリカ、デカトロンCMA CGM) |
| ヤングライダー賞 | アンドリュー・オーガスト(アメリカ、イネオス・グレナディアーズ) |
| チーム総合成績 | イネオス・グレナディアーズ |
text:Sotaro.Arakawa
photo:Le Tour de La Provence
photo:Le Tour de La Provence
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