2020/09/02(水) - 11:48
数多くのプロ選手が着用するシマノのフラッグシップロードシューズの「S-PHYRE RC9」がモデルチェンジを果たす。360°サラウンドラップのアッパーや、シューズのねじれを防止する新型ヒールカップを採用することで、フィット感や軽量性、サポート力を強化したモデルとなっている。
現在開催中のツール・ド・フランスにおいて既に着用されているシマノの新型フラッグシップシューズ「S-PHYRE RC9(型番はSH-RC902)」。2代目が初代からのマイナーチェンジだったのに対して、3代目となる新型はフルモデルチェンジとなり、RC9らしい見た目は維持しながらもガラリと作りがアップデートされている。
アッパー、ヒールカップ、ソール部分全てが進化しているため、まずはアッパーから紹介していこう。前作は1枚のマイクロファイバーで構成されていたが、新型ではメイン部分のマイクロファイバーに加え、前足部分に強化メッシュを配置している作りが特徴だ。この2種類の素材を使い分けることでフィット感、柔軟性、剛性、通気性、シューズに求められるあらゆる性能を向上させている。
マイクロファイバー素材のアッパーは土踏まず部分まで回り込み、ソールまで包み込むような設計の「360°サラウンドラップアッパー」仕様へと変更していることが大きなポイント。アッパー自体がアウトソールの一部となっているため、シューズとの一体感や安定性などの向上とともに軽量化に貢献している。
ヒールカップのデザインは、ペダリングにおける足の動きの研究やペダリングモニターによる分析で得られた知見を基に改められ、「アンチツイストスタビライザー」仕様となった。前作までは土踏まず部分までヒールサポートが伸びていたが、今作ではかかと部分のみ。一方で、ねじれに対する強さを発揮するように設計されているため、スプリントのようなハイパワーで加速する状況でもシューズが足をサポートしてくれるという。
ソールの剛性指数はこれまでと同様、シマノシューズラインアップの中で最高の「12」。今作ではカーボンプレートにエアインテークを設けるほか、形状やクリート装着ガイドラインなどのデザインが変更されている。もちろん幅広いクリート調整範囲は健在だ。
クロージャーシステムは前作同様に2つのBOAダイヤル仕様を継続しているが、使用されるダイヤルが"IP1"から"Li2"へとアップデートされている。Li2はIP1よりも薄くなっており、落車などに巻き込まれた際にダイヤル破損の可能性を低減している。また、締め付ける方向と緩める方向、どちらにも1ノッチずつ調整することができるため、ライド中でも細かい調整が行いやすくなっている。
また、RC902ではサイクリストからのフィードバックを受け、シューズのラスト(足型)もアップデートされている。前足部も形状面からフィット性を向上させることで、長距離のレースでも最後まで快適な状態を維持、ライダーのパフォーマンス発揮が可能となるだろう。
ラインアップはホワイト、ブルー、ブラックの3色。サイズは36~48で、それぞれワイドタイプも展開されるほか、39~43まではハーフサイズが用意されている。重量は42サイズで240g。価格は42,000円(税抜)。
シマノ S-PHYRE RC9
ソール剛性:12
重量:240g(サイズ42)
サイズ:36-48(ワイドタイプあり、39-43ハーフサイズあり)
カラー:ホワイト、ブルー、ブラック
価格:42,000円(税別)
発売予定時期:2020年9月
現在開催中のツール・ド・フランスにおいて既に着用されているシマノの新型フラッグシップシューズ「S-PHYRE RC9(型番はSH-RC902)」。2代目が初代からのマイナーチェンジだったのに対して、3代目となる新型はフルモデルチェンジとなり、RC9らしい見た目は維持しながらもガラリと作りがアップデートされている。
アッパー、ヒールカップ、ソール部分全てが進化しているため、まずはアッパーから紹介していこう。前作は1枚のマイクロファイバーで構成されていたが、新型ではメイン部分のマイクロファイバーに加え、前足部分に強化メッシュを配置している作りが特徴だ。この2種類の素材を使い分けることでフィット感、柔軟性、剛性、通気性、シューズに求められるあらゆる性能を向上させている。
マイクロファイバー素材のアッパーは土踏まず部分まで回り込み、ソールまで包み込むような設計の「360°サラウンドラップアッパー」仕様へと変更していることが大きなポイント。アッパー自体がアウトソールの一部となっているため、シューズとの一体感や安定性などの向上とともに軽量化に貢献している。
ヒールカップのデザインは、ペダリングにおける足の動きの研究やペダリングモニターによる分析で得られた知見を基に改められ、「アンチツイストスタビライザー」仕様となった。前作までは土踏まず部分までヒールサポートが伸びていたが、今作ではかかと部分のみ。一方で、ねじれに対する強さを発揮するように設計されているため、スプリントのようなハイパワーで加速する状況でもシューズが足をサポートしてくれるという。
ソールの剛性指数はこれまでと同様、シマノシューズラインアップの中で最高の「12」。今作ではカーボンプレートにエアインテークを設けるほか、形状やクリート装着ガイドラインなどのデザインが変更されている。もちろん幅広いクリート調整範囲は健在だ。
クロージャーシステムは前作同様に2つのBOAダイヤル仕様を継続しているが、使用されるダイヤルが"IP1"から"Li2"へとアップデートされている。Li2はIP1よりも薄くなっており、落車などに巻き込まれた際にダイヤル破損の可能性を低減している。また、締め付ける方向と緩める方向、どちらにも1ノッチずつ調整することができるため、ライド中でも細かい調整が行いやすくなっている。
また、RC902ではサイクリストからのフィードバックを受け、シューズのラスト(足型)もアップデートされている。前足部も形状面からフィット性を向上させることで、長距離のレースでも最後まで快適な状態を維持、ライダーのパフォーマンス発揮が可能となるだろう。
ラインアップはホワイト、ブルー、ブラックの3色。サイズは36~48で、それぞれワイドタイプも展開されるほか、39~43まではハーフサイズが用意されている。重量は42サイズで240g。価格は42,000円(税抜)。
シマノ S-PHYRE RC9
ソール剛性:12
重量:240g(サイズ42)
サイズ:36-48(ワイドタイプあり、39-43ハーフサイズあり)
カラー:ホワイト、ブルー、ブラック
価格:42,000円(税別)
発売予定時期:2020年9月
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